日記抄(7月23日~29日)

7月29日(水)曇り、依然として暑さが続く

 7月23日から本日にかけての間に経験したこと、考えたことなど:
7月23日
 NHKラジオ「まいにちフランス語」応用編「ニュースで知りたいフランス文化」では「カンヌ映画祭 脚立のギャング団」という話題を取り上げた。
À Cannes, devant le Palais des Festivals, il y a un boulevard où les stars arrivent en voiture de luxe. (カンヌのパレ・デ・フェスティバル(カンヌ映画祭会場の施設名)の前には大通りがあり、スターたちは高級車でそこに到着します。) Et au milieu de ce boulevard, il y a une bande étroite de terrrain qui sépare les voies. (そしてその大通りの中央には、車線を分ける細長い帯状の土地があります。) Des fans s'y installent pour regarder de près leurs idoles. (ファンたちは、そこに陣取って、彼らのアイドルたちを間近から見るのです。)
 映画祭の開催中、帯状の土地(中央分離帯)に設置される柵に南京錠で 脚立を結び付け、映画祭が始まる何時間も前からファンたちはスターたちを待ち受けるのである。カンヌ映画祭が、映画の発展に貢献してきた歴史を考えると、こういう決死隊的なファンが大勢出てきてもそれほど不思議なことだとは思われない。

7月24日
 NHKラジオ「ワンポイントニュースで英会話」では、”Stores help tourists with tax-free shopping"(コンビニ、外国人旅行者をターゲットに)というニュースを取り上げた。デパートや大手家電量販店だけでなく、コンビニもまた増え続ける外国人の顧客の便宜を図ることで、さらに多くの顧客を得ようとしているという内容である。考えてみると、私の英国滞在中、家人はデパートや有名店舗よりもスーパーやコンビニで土産物を買いあさっていたものである。さらに1ポンドショップというのがあって、我が国の100円ショップのようなものだが、これもかなり利用していた。リヴァプールには1ポンドどころか50ペンス・ショップというのがあって、ここで売っているスリッパなどは大喜びで買いあさっていたという記憶がある。

7月25日
 NHKラジオ「アラビア語講座」の「おしゃべりマクハー」のコーナーではコーヒーが話題として取り上げられた。コーヒー(アラビア語ではカフワ)を飲む場所がマクハーで、アラビア語と文化をめぐる雑談コーナーの名称になっているということである。

 『朝日新聞』のスポーツ欄に今年の高校総体の陸上部門で5冠獲得の期待がかかっているという石塚晴子選手(東大阪大学敬愛高校3年生)の記事が出ていた。女子400メートル、800メートル、400メートルの3種目で今季の全国最高記録を持っているのだという。800メートルの選手は800メートルと同じ中距離の1500メートルを得意とする選手が多いが、時々、400メートルと800メートルを得意とする選手がいる(少し古いが、キューバのファントレナ選手などはその例であった)。石塚選手が今後どういう方向に進んでいくか、さまざまな可能性が考えられ、楽しみである。

7月26日
 施光恒『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』(集英社新書)を読み終える。英語化がもたらしそうな問題が列挙されているが、特に「モノづくり」を支える知的・文化的基盤が損なわれる、外国語での嗜好が創造性を損なう、「翻訳」の衰退が日本人の思考力を衰弱させ、日本語の地位を低下させるという指摘は読み応えがある。

 ニッパツ三ツ沢球技場で横浜FC対水戸ホーリーホックの対戦を観戦する。前半こそ優位に試合を運んだが、後半動きが目に見えて悪くなった横浜が0-2で敗れる。それにしても、どうしてこんなにホームで弱いのであろうか。こんな試合をしていては、サポーターが離れていくばかりである。

7月27日
 NHKラジオ「まいにちロシア語」の終わりの方を聞いていたら、ロシアにおける地下鉄の話が出てきた。ロシアではモスクワ、ペテルブルクを始めとしていくつかの都市に地下鉄があるという。もっとも古いのはモスクワの地下鉄で、ぺテルブルクのある駅は地下100メートルを超す深さをもっていて、地下鉄駅としては世界第2位の深さであり、ペテルブルクの地下鉄の平均的な深さは世界一なのだそうだ。聞くところによると、旧ソ連時代に独ソ戦を想定して地下鉄を作っておいたという話だが、それと関係があるのだろうか。
 私は地下鉄がわりに好きで、仙台の地下鉄には乗ったことがないが、札幌、東京(メトロ、都営)、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡、ソウル、ロンドンの地下鉄に乗ったことがある。リヴァプールにも地下鉄のようなものがあるのだが、これは数には入れられないらしい。ローマのようにちょっと掘るとすぐに遺跡が出てくる街は地下鉄には不向きであり、ニューカッスルのようにもとも と炭鉱があった都市は地下鉄を通しやすい。ペテルブルクのような埋立地の近く深くに地下鉄が開通しているというのも興味深い。

 沢村浩輔『夜の床屋』(創元推理文庫)を読み終える。語り手が体験する不思議な事件を集めた短編集かと思ったら、最後の方でそれぞれのエピソードに関連があるかもしれないという話になる。後半になって怪奇色が強くなり、あらためて推理小説と怪奇小説の歴史的展開について考えたりした。匂いについての記述が多いのもこの作家の特色で、作者が思い描いている匂いをどの程度読者が復元できるかというのもこの作家の作品を読む時のポイントになりそうだ。

7月28日
 なぜか夢の中で神戸に住もうと家を探していた。その途中、駅のプラットフォームに金髪で紫色の着物を着た西郷隆盛にであう。夢の中とはいえ、どうも不思議な話だった。

 高校野球の神奈川県大会決勝、試合開始のだいぶ前から長蛇の列ができて、球場は超満員になったらしい。ドラフト1位指名確実な選手を2人も揃えて、危なげなく勝ち進んできた東海大相模高校と、伝統校ながら今年は陣容が整わずノー・シードから何度も接戦を制して勝ち残ってきた横浜高校の対戦。横浜の渡辺監督はこの大会を最後に勇退を決めているということで、話題には事欠かない対戦であったが、東海大相模高校が9-0で横浜高校に大勝して甲子園に進出した。

7月29日
 似鳥鶏『理由(わけ)あって冬に出る』(創元推理文庫)を読み終える。ある高校の文化部の部室が詰め込まれている建物に「幽霊」が出るという噂が立ち、高校生たちがその真偽を確かめようとする。その中にそれぞれの部活を盛んにしたい、先輩=後輩の関係、恋愛関係など、さまざまな感情がもつれ合って物語が進んでいく。高校の部活(というよりも部活に寄せる部員の思い)の描写が面白いのだが、私が常日頃見かけている高校生たちは、どんな部活をして、どんな思いを寄せているのだろうか。
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