日記抄(4月16日~22日)

4月22日(水)晴れ後曇り後一時雨

 4月16日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、今後の予定、その他:
4月16日
 NHKラジオ「まいにちフランス語」応用編「ニュースで学ぶフランス語」は、”Rumeurs et idées reçues sur le baccalauréat” (バカロレアに関して世間で信じられている噂や思い込み)を取り上げた。
 Ces croyances ont la vie dure et sont amplifiées car diffusées par les réseaux sociaux. (これらの迷信は生命力が強く、ソーシャルネットワークで拡散されるため、増強されていきます)という。バカロレア資格はフランスの大学入学のために必要とされる資格であるが、日本でも試験をめぐる都市伝説の類はないわけではない。このニュースでも述べられているように、受験準備が整っているという気持ちを必ずしも抱いているわけではない受験生の不安も、フランスだけのものではないようである。
 この番組でニュースが読みあげられるスピードの速さにしばしば圧倒されている。「ワンポイントニュースで英会話」などで聞く英語のニュースに比べても速いように思われるのは、気のせいであろうか。

4月17日
 「まいにちイタリア語」応用編「描かれた24人の美女」はクリストフォロ・ロマーノ作の<イザベッラ・デステの胸像>を取り上げた。イザベッラ・デステ(Isabella d'Este, 1474-1539) はイタリア半島の小国マントヴァ侯国の侯妃で政治・文化の面で大射に活躍した。「歴史上、名を残した女性は多くいますが、政治的な手腕を発揮したことで有名になった女性はあまりいません。イザベッラ・デステはそのひとりです。男性ばかりの戦乱時代で、イザベッラはいかにして活躍したのでしょう」と語りだされている。「彼女は当時の権力者たちと膨大な数の手紙をやり取りし、戦乱の世にあって、小国マントヴァの命脈を保つことに成功しました。芸術パトロンとしても知られていますが、芸術家に事細かに指定をしたがる、うるさ型のパトロンです」という。レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した彼女の横顔のデッサンはよく知られている。彼女の「知性と美しさを今によく伝えて」いるというのだが、ほかの画家の書いた肖像画と比べて違いが目立つので、そのあたりをどのように考えるべきであろうか。

4月18日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」のLesson3のテーマは「テニス」であった。
It had come from the old French game, played without racquets, where players hit the ball with the palm of their hand.
(それはフランスの古いゲームが原型で、ラケットなしで、競技者たちはボールを手のひらで打っていた。)
 テニスという言葉は、フランス語のtenezに由来するそうである。思い出すのは、中学生のころに、ゴムまりを手のひらで打って遊ぶ、ハンド・テニスというのが学校ではやっていたことである。子どもの遊びには、スポーツの原型を連想させるものがあるという一例であろう。
 番組では触れていなかったが、テニスとスカッシュはもともと同じゲームから分かれたもののようである。そういう例は他にも少なくない。

4月19日
 ニッパツ三ツ沢球技場でJ2第8節の横浜FC対Vファーレン長崎の試合を観戦した。前半、横浜が三浦カズ選手のゴールで1点を先行したが、後半立て続けに2点を失い逆転を許した。しかし、そこから粘りを見せて楠元選手のゴールで同点に追いつき引き分け。後半になってカズ選手と交代で出場した黒津選手の動きがよくなかったのが気になる。それなりの選手なので、次回以後頑張ってほしい。それにしても横浜はFWがこのほかに大久保選手、青木選手と4人だけで、もう少し補強の必要があるのではないかと懸念しているところである。

4月20日
 NHKラジオ英会話では昨年11月8日放送の”Piano that survived atomic bombing returns home"(「被爆ピアノ」が里帰り)というニュースを取り上げた。このピアノは爆心地からおよそ1.5キロ離れた舟入地区に住んでいた男性がもっていたのだが、その後持ち主の男性が同地区から引っ越し、ピアノも一緒にもって行ったのが、8月6日の原爆投下69周年に際して修復されたのだそうである。このピアノの里帰りを記念して舟入地区でコンサートが開かれ、何曲かが演奏された中で、あるピアニストが「故郷(ふるさと)」を弾いたそうである。番組では”Furusato", or Hometown"と紹介していたが、この歌の歌詞を考えると、どうも”Hometown"というのが引っ掛かる。街中で兎は追いかけられないだろうと思うのだが…。

4月21日
 昨日に続いて「ラジオ英会話」からの話題。誰かが会話中くしゃみをすると、その相手がBless you.(お大事に)というのが流れであるが、Gesundheit"(健康!)という言い方をすることもある。思い出すのは、ウォルター・マッソー主演の映画『サブウェー・パニック』でやたらくしゃみをする男が警察に電話を掛けてきて、そのたびにマッソーが”Gesundheit"というくだりである。これはもともとドイツ語で、ところによっては、「乾杯」の意味で使われることもあるという。”Bless you!"とか”Gesundheit!"といわれたら、”Thanks."とか”Thank you."とか答えればよいとのことだが、くしゃみが止まらなかったらどうしようか・・・・

4月22日
 NHKカルチャーラジオ「私の落語はくぶつ誌」の第3回「江戸っ子は口先ばかり」の再放送を午前中に、第4回「江戸っ子のやせ我慢」を夜に聴く。第3回の再放送で、昨年亡くなった桂小金治さんの「三方一両損」の録音の一部が聞けたのが収穫であった。講師の京須さんも言っていたが、小金治さんの口演は8代目の三笑亭可楽の口跡をよくとどめているというのが特徴である。8代目可楽は中・高校時代によくラジオで聞いた落語家で、本人が下谷の経師屋の若旦那であったから下町の職人の生活や気質はよく知っていて、職人たちの描写には実感がこもっていたのと、「三方一両損」の「出世するような災難に遭いたくない」というあたりには、不遇な時期が長かった本人の述懐が感じられたりして、いろいろと聞きごたえがあった。小金治さんの方にはそういう陰影はないけれども、とにかくあまり笑いをとろうとせずに、話を進めていく江戸前の話し方というのは伝わっていたと思う。(お客に媚びない、いわゆる「江戸前」の話し方というのは、8代目三笑亭可楽で終わったといわれるけれども、その残影は感じることができるということである。)
 第4回の放送では京都と大阪の気質の違いが上方落語の中で描かれている例として、桂文珍さんの「愛宕山」が紹介されたが、こちらはとにかく笑いをとりに行く話し方で、これはこれでいいのである。

その他
 4月24日に私の住んでいる地区では小津安二郎の『戸田家の兄妹』を上映する。そのチラシを見ると、『兄妹』が『兄弟』になっていて、出演者として「藤野秀夫、葛城文子」が挙げられているが、これは戸田家の当主夫婦を演じている俳優たちである。兄妹を演じているのは佐分利信と高峰三枝子であり、そう書く方が適切であろう。そういえば、昨年見た渋谷実の『自由学校』では佐分利と高峰が兄妹ではなくて夫婦を演じていた。『自由学校』は松竹と大映で競作になったのだが、大映版の方を監督したのが吉村公三郎で、彼が『戸田家の兄妹』の画面構成の美しさを称賛する論評を残しているのが興味深い。

 4月25日にいつもそのブログを読んでいるシャンソン歌手・別府葉子さんの東京でのコンサートがあるが、会場が遠いので、聴きに行けないのが残念である。

 4月になってから買った本は8冊で、そのうち6冊を読んでいる。まだ読み終えていないのが、4月1日に購入した伊藤誠『経済学からなにを学ぶか その500年の歩み』(平凡社新書)とパトリシア・ハイスミスの『殺意の迷宮』(創元推理文庫) というのはどういうことであろうか。『経済学』の方は間もなく読み終えることになると思うが、『殺意の迷宮』の方はなかなか読み進められないところがある。さて、どうなるか。
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