日記抄(2月5日~11日)

2月11日(水)晴れ

 2月5日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
2月5日
 NHKラジオ「まいにちドイツ語」応用編「黒猫イクラと不思議の森」は19世紀末から20世紀初めのウィーンで活躍した画家のGustav Klimtを取り上げた。クリムトは愛猫家Katzenliebhaberで自宅で何匹ものネコを飼っていたそうである。テキストには、クリムトが自らデザインした画家用スモッグを着て、ネコを抱いた写真が掲載されている。

2月6日
 NHKラジオ「まいにちイタリア語」応用編「ニッポンを話そう」では狂言について取り上げた。テキストには、この項に関連して「この狂言で聞かれる擬声語、擬態語が日本人にとってもなかなか面白いので、いくつか覚えて披露すると話が盛り上がること間違いなしです。例えば、犬の鳴き声。イタリア語では”bau bau"ですが、狂言では「びょうびょう」です。現代日本語でポピュラーな「ワンワン」という擬声語よりは、イタリア語に近いかもしれません」(86ページ)とある。江戸時代後期の肥前平戸藩主であった松浦静山の随筆『甲子夜話』に、犬は「びょうびょう」と鳴くものと思っていたが、江戸のほうでは「ワンワン」というと聞いた。しかし、自分の耳で聞いたところでは江戸の犬も「びょうびょう」と鳴いているという個所があるそうである(確認していない)。さらに調べてみると面白くなりそうな話題である。

2月7日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」ではThe Taj Mahalについて取り上げた。17世紀に北インドを支配していたムガール帝国の皇帝シャー・ジャハーンがその最愛の妻ムムタズ・マハルの死後、彼女のために建設した霊廟だという話は知っていたが、シャー・ジャハーンには他にも妻が大勢いたこと、シャー・ジャハーンとムムタズ・マハルの間には14人もの子どもがいたこと(14人目の子どもを出産した直後に、ムムタズ・マハルは死んでしまったという)は初めて知った。
It was a magnificent building -- a mixture of Islamic, Persian, Ottoman, and Indian styles, finished in 1653 -- that seemed to change color depending on the hour of the day.
(それはそれは壮大な建物で――イスラム、ペルシャ、トルコ、そしてインドの様式が合わさったもので、1653年に完成した――建物の色が、1日の時間の移り変わりによって変わっていくように見える。)
ヒンズー・ナショナリズムの影響力が強くなっているインドでは、タージ・マハルがイスラムの影響を受けた建築物であることが隠されるようになっているという話を聞いた記憶がある。今でもあるかどうかは知らないが、ロンドンのBritish Museumの近くにTaj Mahalというインド料理店があって、よく通ったことを思い出す。コブラというインドのビールをいつも飲んでいたので、ウェイターがだまっていてもコブラを出すようになった。

2月8日
 ある大学の副学長をしている友人と一緒になり、彼から聞いた話だが、最近は第二外国語を廃止する大学が増えてきたそうである。世の中の動きに30年以上遅れているというのが実感。第二外国語を廃止して、何を教えるのかということを問題にすべきである。第二外国語と言わず、外国語をどんどん学習させる大学。他の外国語はどうでもいいから英語だけを徹底して教える大学。英語もおぼつかない学生に生き延びる術を教える大学。いろいろな大学の在り方を追求すべきである。大学が大衆化する流れに沿って、外国語教育を改革すべきであったのに、それを怠ったことの代償はきわめて大きい。

2月9日
 NHKラジオ「ワンポイントニュースで英会話」では少雨の影響でバイカル湖(the Lake Baikal)の水位が下がったという話題を取り上げていた。バイカル湖のような英語が使われていない国の地名を英語でどのように表記するのかというのは、頭を悩ませる問題である。

2月10日
 NHK「ラジオ英会話」の本日のDialogueはTea and Sympathyと題されていた。テキストには「お茶と同情 〔IDIOM ごく些細な人助け〕」と注記されている。むかし、『お茶と同情』という映画があって、デボラ・カーとジョン・カーが主演していた。両者、たまたま姓が同じだったというだけだそうである。

2月11日
 NHKラジオ「まいにちドイツ語」でレストランのメニューが話題として取り上げられ、「ドイツ語では、メニュー、献立表のことをSpeisekarteと言います。Menüというと定食が出てきてしまいますので気をつけましょう」(35ページ)と注意された。実は、もう30年以上前にこの話を読んだことがあり、未だにドイツ語でメニューというのは定食のことだというのが定着していないようである。大学で第二外国語としてドイツ語を履修する学生が多いというのに、これはどうしたことであろうか。
 その一方、今週の「まいにちイタリア語」初級編では
Se ci fossero altri piatti, vi porterei il menù. (もしほかにもお料理のご用意があれば、メニューをお持ちするところなのですが)
という表現が出てきた(提供できる料理が極端に少ないリストランテの話なのである)。ここではmenùは献立表のことなのである。日本でメニューと言うと献立表の意味であるのは、英語の影響である。イタリア語ではmachinaが自動車、cameraが部屋であるというように、同じような言葉が言語によって全く違った意味でつかわれることがある。気をつけて勉強すべきである。 
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