日記抄(1月29日~2月4日)

2月4日(水)晴れ

 1月29日から本日までの間に経験したこと、考えたことなどから:
1月29日
 NHKラジオ英会話では比較表現について取り上げた。There's no place like home. (家のような場所はない。)という例文が出てきた。特に解説はなかったが、これはThe Wonderful Wizard of OZの中に出てくる言葉である。原作にも出てくるが、映画の中でさらに効果的に使われている。

1月30日
 NHKラジオ英会話の和文英訳の問題で「私たちの町は私たちの県内で2番目に小さいのですが、その藤の庭園でダントツによく知られています」→”Our town is the second smallest in our prefecture, but it is by far the most well-known for its wisteria garden."というのが出てきた。Wisteriaというとシャーロック・ホームズの「ウィステリア荘の事件」を思い出す。イングランドで藤を見たという記憶はないが、見落としかもしれない。

 同じく実践ビジネス英語で”You can fool some of the people all the time and all the people some of the time, but you can't fool all the people all the time."→「一部の人たちを常に、そしてすべての人たちを一時だますことはできるが、すべての人を常にだますことはできない」ということばが出てきて、これはAbraham Lincolnの言葉とも、アメリカのサーカス王と言われたP.T.Barnumの言葉ともされると解説されていた。岩波文庫の『リンカーン演説集』に、この言葉は収録されているが、Barnumの言葉だという説もあると注記しておくべきであろう。

1月31日
 石井好子『私の小さなたからもの』(河出文庫)読了。ソ連のフルシチョフ時代に文化大臣として活躍したフルツェワと交流があり、琥珀の首飾りをもらったという話がはじめの方に出てくる。フルツェワが作家会議で小説家たちに注文を付けたところ、ショーロホフがユーモアを交えて反論したというエピソードを記憶している。そういえば、大学生の頃、小野理子先生のロシア語の授業で、ショーロホフの『静かなドン』の一部を読んだことがあった。先生がこの長い小説の大まかな流れについて説明してくださったことを思い出す。ロシア文学の中に出て来る女性像への共感が先生のロシア語への取り組みの底流としてあったのだろうと推測している。
 石井さんは彫刻家のジャコメティと交流があり、彼が世界的な名声を得ても、貧乏だったころと同じような暮らしぶりを続けていたという話をかきとめているのが印象に残る。もう40年以上も昔になってしまったが、ジャコメティの展覧会を見ようと、当時の恋人と2人で京都から神戸まで出かけたことを思い出す。

2月1日
 田村隆一『言葉なんかおぼえるんじゃなかった 詩人からの伝言』(ちくま文庫)を読んでいる。借金を申し込むとたいていは値切られる。値切らずに、要求した以上の額を貸してくれたのは金子光晴だけだったという話が面白い。このほか、江戸川乱歩、有吉佐和子など、借金をした相手の顔ぶれがなかなか豪華である。

2月2日
 NHKラジオ「まいにちドイツ語」は舞台をハノーファーからザバブルクに移した。メルヘン街道沿いにあるザバブルク城は、グリム童話Dornröschen(いばら姫、眠り姫)の舞台だといわれているそうだ。この話、シャルル・ペローの童話集にも入っているのではないか。

 田村隆一『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』を読み終える。付録の「年譜」がなかなか充実していて読み応えがあった。府立第三商業で北村太郎、加島祥造と同期だったというのは、知っていたが、一級下に鈴木清順がいたというのは初めて知った。

2月3日
 日本サッカー協会が、日本代表のハビエル・アギーレ監督との契約解除を発表した。監督が誰になるかよりも、協会が日本代表にどのようなサッカーを望んでいるのかが、あまりはっきりしていないことが問題である。

2月4日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」に
Americans have developed a serious taste for sushi, shabushabu, ramen, tonkatsu --pretty much any type of Japanese cuisine you'd care to mention. (アメリカ人は、すし、しゃぶしゃぶ、ラーメン、とんかつなど、思いつくほとんどのタイプの日本料理を非常に好むようになりました。) という発言が出てきた。列挙されている料理がその形を整えてきたのが、比較的新しい時代のことであることに留意すべきである。 
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