日記抄(1月8日~14日)

1月14日(水)晴れ後曇り

 1月8日から本日にかけての間に、経験したこと、考えたことなど:
1月8日
 NHKラジオ「まいにちドイツ語」応用編「黒猫イクラと不思議の森」の第25回は、帝国宰相(Reicheskanzler)であったオットー・フォン・ビスマルク侯爵が登場した。彼は
Ich Gehörte einer Bruschenschaft an und mein Leben wurde von Fechten, Saufen und Duellieren bestimmt. (ある学生組合に属していて、私の生活はフェンシングと大酒と果し合いに明け暮れていた)と語る。古き「よき」ドイツの大学の学生生活の典型例である。

 NHKカルチャーラジオ文学の世界は本日から「風刺文学の白眉 『ガリバー旅行記』とその時代」を放送する。第1回の今回は、この作品が書かれた18世紀に先立って17世紀に英国で展開された「ピューリタン革命」と「名誉革命」の二つの「革命」とそれに伴って起きた社会・文化の変化について概観した。17世紀に起きた2つの革命は、18世紀のフランス革命のように王権と民衆との直接対決という性格のものではなく、国王と有力な貴族の対立という形をとっていたこと、その中でいわゆる市民社会が少しずつ実力をつけていくという形で近代市民社会の形成が進んだこと、またその中で国の在り方をめぐる議論に市民が主体的にかかわる場があり、それがジャーナリズムとして発展していったこと、そしてイギリス国教会の存在が重要な意味をもっていたことが論じられた。さらにこの時代は近代的な書きことばとしての英語をめぐる混乱と論争の時代でもあったことが取り上げられた。

1月9日
 NHKカルチャーラジオ「科学と人間」『富士山はどうしてそこにあるのか~日本列島のなりたち」を聴く。富士山が太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシア・プレートの3つのプレートが重なり合う場所にできた単独峰であることが、その秀麗な姿の原因となっていることなど、興味深い話を聞くことができた。

1月10日
 NHK羅時「攻略!英語リスニング」では「ハリウッド」を取り上げた。カリフォルニア州の小さな農村にすぎなかったハリウッドが映画産業の中心になったのは、映画関係の特許を独り占めしていたトーマス・エディソンの手を逃れるために多くの映画関係者がこの土地を選んだからであるとのことである。

1月11日
 昨日の続き。
This is where they made films like The Wizard of OZ, Gone with the Wind, Casablanca, It's a Wonderful Life, Citizen Kane, and King Kong back in the late twenties, thirties, and forties, the Golden Age of Hollywood.(この場所で「オズの魔法使」「風と共に去りぬ」「カサブランカ」「素晴らしき哉、人生!」「市民ケーン」そして「キングコング」などの映画が、1920年代後半、30年代、40年代といったハリウッドの黄金期につくられた。)
 これらの作品について、いちいち語っていたら大変なことになるが、一つだけ書いておくと、「オズの魔法使」
の製作途中で監督のヴィクター・フレミングは「風と共に去りぬ」を監督するためにいなくなってしまった。そこで、クレジットには記されていないが、ジョージ・キューカー、マーヴィン・ルロイ、ノーマン・タウログというそうそうたる面々が演出に加わった。さらに最初と最後の白黒で描かれているカンザスの場面はキング・ヴィドアが手掛けているそうである。ハリウッドの黄金期における映画が集団製作によってつくられていたことがよく分かる。さらに言うと、映画の内容も、それぞれ欠点を持つ者同士だが、それぞれの目的の達成のために力を合わせれば、必ず成功するというのがこの映画の重要なメッセージだということである。

1月12日
 NHKラジオの『入門ビジネス英語』で講師の関谷英里子さんが「私の周りには、思いついたことをどんどん言葉に出してから施行を深めていくタイプと、じっくり考えてある程度自分の中でアイデアが固まってから言葉にするタイプの両方がいるので、どちらのタイプなのかを見極めながら仕事をしています」といっていたのが貴重な示唆であると思う。わたしは思いついたことをどんどん口に出していくタイプであるが、それに対して細かく的確な突っ込みを入れるという人は少なくて、はじめから全面否定をしたり、黙っていてある程度話が進んでから本質的な議論に問題を戻されたりした経験が多かった。もう少し、個々の人間の議論の特性を見極めて議論を進めないと、建設的な成果は得られないと自分の経験を踏まえても思うことである。

 成人の日であるが、例年、見かけるような和服姿の女性をとうとう1人も見かけなかった。私が外出した時間帯や場所の問題もあるのだろうが、流行の変化や経済の影響が反映しているとすれば、注目すべきことである。

1月13日
 NHKカルチャーラジオ「歴史再発見」「続・シルクロード10jの謎~流砂に消えた王国・タクラマカン砂漠からの報告」の第1回の再放送を聴く。スヴェン・ヘディンの有名な探検の経緯やその発見をめぐって改めて議論が展開された。

 はらだたけひで『放浪の聖画家 ピロスマニ』(集英社新書ビジュアル版)を読み終える。この書物でも言及されている小宮山量平さんによる紹介記事を読んでから、もう50年近く「グルジアのアンリ・ルソー」と呼ばれたりするこの画家のことを気にかけてきた。グルジアの首都チフリスの町とその周辺を放浪しながら、幼年時代の思い出やグルジアの昔話を絵にし続けた彼の生涯をおそらくは多少の虚構を交えて描いた映画『ピロスマニ』のことなどもこの書物を読みながら思い出していた。彼の絵の魅力を文章で語るのが難しく、詳しいことが書けないのが残念である。

1月14日
 NHKラジオ英会話でpizzaという語が出てきた。日本で「ピザ」というのはアメリカ経由で、もともと北イタリア風の発音がアメリカに入ったものだという話を聞いたことがあるが、現在の英語では「ピーッツァ」というような発音が一般的らしい。そういえば、このところ本格的だといえるようなピッツァをたべていない。
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