日記抄(12月3日~9日)

12月9日(火)晴れ

 12月3日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
12月3日
 NHK「まいにちドイツ語入門編」は中年の日本人女性の旅を追う形でストーリーが展開しているが、12月に入って、舞台がベルリンからドレスデンに移った。テキストのKaffeepause(コーヒーブレーク)の項で触れられており、放送中にも言及されたが、ドレスデン市は第二次世界大戦終結直前の1945年の2月に連合軍によって最大級の爆撃を受けたという歴史がある。もっとも、誰が選んだのかは知らないが、日本の広島市、英国のコヴェントリー市とともに第二次世界大戦の爆撃によって破壊された3つの都市の1つとされていることには、番組中では触れられなかった。広島には何度か出かけており、コヴェントリーにも滞在したことがあるが、ドレスデンに出かけたことはない。第二次世界大戦で破壊されたコヴェントリーの大聖堂は1996年に訪問したときにはまだ工事中だったが、今は完成しているはずである。

12月4日
 NHKカルチャーラジオ『蕪村の四季』の第10回では蕪村の<俳詩>「北寿老仙を悼む」を取り上げた。この詩については高校の国語の時間に習った記憶があり、タンポポにこと寄せて幼いころの思い出を蕪村は語っていると論じた安東次男さんの評論の朗読をラジオで聞いたこともあるのだが、若いころはこの詩にそれほど感心しなかった。それでも、「君あしたに去ぬゆふべのこころ千々に」という冒頭の箇所だけは、ずっと記憶してきた。そして、年をとって来ると、この詩の世界が身近に感じられてくるのは、どういうことであろうか。この詩の凄いところは、自由詩の形をとりながら、講師である玉城司さんが指摘されたように内在的なリズムによって詩情が支えられているところである。一度朗読してみてください。

12月5日
 蔵書の整理をしていて、1956年に角川文庫から刊行された久保栄の『林檎園日記 他一編』を見つけた。この本は確か、私が大学に入学した年に、芦屋の書店で買ったのだと記憶するから、かなり長い間書棚に並んでいたようである。近頃はそういう経験はほとんどなくなったようだが、かなり以前に発行された本がそのまま並んでいるのを見つけるということが昔はよくあった。ある人の話では、藤村の『若菜集』を新刊書店で見つけたことがあったそうである。『林檎園日記』の奥付には久保栄という認印が検印として押してあり、定価70円という安価な文庫本であっても長く愛蔵したくなる魅力が備わっていると思う。

12月6日
 NHKラジオ『攻略! 英語リスニング』の話題としてTea Plantationが取り上げられたことは、すでに書いたが、「語句解説」の中で、講師の柴原さんは「私がplantationという言葉を初めて知ったのは、”Mame"というミュージカル映画のサウンドトラックでした。アメリカ南部の綿花をつくっている地域、そこにある綿花を栽培する「プランテーション」が、歌詞の中に出てくるのです」と書いている。この”Mame"という映画、MGMのミュージカルの歴史を総覧した『ザッツ・エンタテインメント』という映画の最後を締めくくっていた。『ザッツ・エンタテインメント』を試写室で見ていたときに、私の後ろにすわっていた2人組の女性が、あの女優誰かしら…と話していたので、「ルシル・ボールですよ」と教えたのを記憶している。それで気をよくしたのか、”Mame"の方は劇場で見たのである。なお、私がplantationという言葉に出会ったのは、フォスターの歌の中のことである。

12月7日
 横浜駅周辺はクリスマス商戦で混雑していた。こちらはボーナスが出たというわけではないので、うろうろするだけである。

12月8日
 NHKラジオまいにちイタリア語の時間を聴いて、そのままラジオを消さずにハングル講座を聞くともなしに聞いていたら、韓国で一番暑いのは大邱であるという話題が出た。祖父が朝鮮総督府の役人だったので、昨年死んだ母は大邱で生まれている。大学で教えていたころに、授業に出ていた韓国からの留学生が大邱の出身だったので、いろいろ話を聞けばよかったのだが、体調を崩して帰国してしまったのは残念であった。

12月9日
 NHKラジオ英会話では”Weather and Traffic News"についての対話を取り上げているが、最後のTry It in a New Situation!のコーナーで、2日間続けてゴジラの話題が出た。東京ではなく、アメリカの地方都市にゴジラが出るのはなぜだ!?
 
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