日記抄(11月19日~25日)

11月25日(火)雨が降ったりやんだり

 11月19日から本日までの間に経験したり、考えたりしたことから:
11月19日
 ラジオ「まいにちフランス語」にでてきたやりとり。
C'est à quel étage?
Au septième. On monte par l'ascenseur ou à pied?
(何階ですか?)
(8階です。エレベーターで上がる、それとも歩いて?)
フランス語では1階をRez-de-chaussée(道路と同じ高さを意味する単語)といい「階」とは考えない。そのため、le premiere étageが「2階」、le deuxiéme étageが「3階」となる。イギリス英語でも1階はground floorで、2階がfirst floorという言い方をする。わかっていても、エレベーターに乗っていて、Gと押すべきところを1を押してしまったりしたことがあった。

11月20日
 「ラジオ英会話」の中で、You're top dog. (あなたがボス)という表現が出てきた。top dogというのは闘犬、猟犬などの最優秀犬から生まれたというのが信頼できる語源説で、イヌではなくボス、実力者、勝者など人間について使うことばである。そういえば昔、『ドラネコ大将』というハンナ・バーベラ製の連続アニメがあったが、原題は"Top Cat"であった。top dogは一般の辞書に出ているが、top catは出てこないねぇと思って、『リーダーズ・プラス』を見てみたら、「≪黒人俗≫落ちぶれた連中の親玉、‘お山の大将‘」として出ていた。アニメの原作者がこの意味を意識していたかどうかは定かではないが、『ドラネコ大将』の世界は確かにそういう雰囲気を備えていた。

11月21日
 綿抜豊昭『戦国武将と連歌師』を読んでいて、連歌に取って代わった「俳諧」とはどんなものであったのかについて知りたくなり、蔵書を整理していたら出てきた鈴木棠三『俳諧の系譜』(中公新書)を読み進む。あいにく、連歌から俳諧への移り行きを概観するような書物ではないのだが、笑いの文学についての鋭い考察がところどころに見えて、読み応えがある。
 「思うに、笑いの文芸は、ほかの文学のように人生の観照を深めることによって、文芸性をさらに深化するというものではないようである。
 笑いの文芸においては、早い者勝ちのような趣がある。新鮮なしゃれやギャグも、二番煎じ三番煎じになって鮮度が落ちれば、しらけて人は顧みなくなる。」(107ページ)
 一世を風靡したお笑い芸人が、急速に没落することが少なくないのは、こうしたことにも原因があるのだろう。

11月22日
 「須賀敦子の世界展」の会場におかれていた「須賀敦子先生のテスト・ファイルから」 出題された問題からわかるように、須賀さんは上智大学ではイタリア語イタリア文学ではなく、日本と海外の文学について広く基礎的なことを教えていたようである。

正しい方に○をつけなさい
1. 樋口一葉は作品『たけくらべ』で、東京の庶民的な地域で成長する子どもたちの生活を生き生きと描いた。
                                      はい・いいえ
2. 「高野聖」は泉鏡花によって書かれた小説である。
 作者は、山の中の謎めいた小屋で、妖しく美しい女に出会った僧の話を物語る。
                                      はい・いいえ
3. 夏目漱石のいわゆる三部作とは「三四郎」「門」「心」である。
                                      はい・いいえ
4. 夏目漱石の最後の作品「明暗」は未完のままで残された。未完ということで、この作品は重要でないと考えられている。                                    はい・いいえ
 これらの問題を易しいと思うか、難しいと思うか。それとも「はい・いいえ」でこたえるべき問題ではないと思うか? という問題もできるかもしれない。    

11月23日
 ニッパツ三ツ沢球技場でJリーグディビジョン2第42節横浜FC対ギラヴァンツ北九州の対戦を観戦した。今季最終戦であるとともに、3年間横浜の監督を務めてきた山口素弘さんが契約期間満了のためチームを去ることになり、その最終戦でもある。2006年に横浜がJ2で優勝してJ1昇格を決めたときに、主力選手だった山口さんとともにプレーをしたDFの中島崇典、MFの内田智也選手が先発出場、その中島選手のコーナーキックからMF佐藤謙介選手がゴールを決めた1点が決勝点となり、横浜が最終戦に勝利した。今年もまた昨年と同じく11位に終わった。22チーム中のこの順位をどう評価すべきか。ともあれ山口さんの3年間の尽力に感謝するとともに、財政的に恵まれず、補強も思うに任せないチームではあるが、山口さんの後を引き継ぐ監督が、さらに強力なチームを造り上げることを期待したい。

11月24日
 NHKラジオ「まいにちイタリア語」初級編に出てきた表現:
Ha vinto l'Inter o il Milan? (インテルとミランのどちらが勝ちましたか?)
注目すべきは、チーム名の前に定冠詞が置かれていることである。他の言語、ほかのスポーツの場合はどうか、一度調べてみようと思う。

11月25日
 「まいにちイタリア語」初級編に出てきた例文。
Le lasagne al pesto mki sono piaciute tanto.
(ジェノヴァソースのラザニアを私はとても気に入りました。)
日本ではラザニアというが、イタリア語ではle lasagneと複数形にしている。イタリア語の辞典でpastaの種類が図示されているページを見るとspaghetti(男性・複数)とか、maccheroni(男性・複数)とか、penne(女性・複数)とか、gnocchi(男性・複数)とか、みんな複数形で出てくるが、pastaは単数である。どういうことだろうか。pestoは複数の食材をすりつぶし合わせたもの、ペーストを言う。pesto alla genoveseはバジルや松の実でつくるジェノヴァ風ペーストだそうである。
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