語学放浪記(40)

8月13日(水)曇り

 今年になってこのブログの記事に対していただいた拍手が昨日で2014を超えた。ご厚意・ご支援に感謝するとともに、今後ともよろしくお願いします。

 さて、「語学放浪記」という連載(といっても、それぞれの回にほとんど繋がりはないが)40回に達し、そろそろ書くこともなくなってきた…とはいうものの、依然として語学放浪は続けているので、少し間隔はあくかもしれないが、まだしばらくは書き続けるつもりである。

 小学校から英語を勉強し、大学で第二外国語としてドイツ語を履修し、さらに中国語の初級・中級、ロシア語の初級の単位をとった。フランス語については学外の教室に通ったり、NHKの語学講座を聞いたりして勉強し、スペイン語、イタリア語についてはNHKの語学講座で勉強した。ラテン語については文法書を何冊か読み終えた。ということで、これらの8つの言語については一応勉強した・しているということになるのだろう。勉強した・しているというのと、できるというのは全く別である。言にロシア語などはほとんど忘れてしまった。

 このほかに、中途半端に勉強した、あるいは勉強するつもりになったけれども、しなかった言語というのも少なくない。まさに放浪である。30代半ばのころに、Teach Yourself Dutchという本を買ってきて半分くらいまで読んだ。英語のgiveはドイツ語のgebenに相当するが、オランダ語ではgevenであるとか、英語のdayはドイツ語のTagで、オランダ語ではdagであるというような例を見つけて喜んでいたが、途中で興味をなくしてしまった。もう少しドイツ語ができれば、ドイツ語への興味に支えられて学習が進んだのではないかと残念ではある。それでも江戸時代の蘭学についての本を読んだりすると、これはこういうことかと思う程度に役には立っている。

 古典ギリシャ語は仕事をやめた直後に入門書を読み始め、結構なところまで読み進んだのだが、中断したままになっている。いずれまた学習を再開したいと思う。今のところ、新約聖書のギリシャ語が多少わかる程度まで到達できればいいなと考えている。ギリシャ語といえば、若いころ、横浜の書店の片隅に、現代ギリシャ語やノルウェー語の本が置いてあったのを思い出す。横浜は港町なので、ギリシャや北欧の船員たちがそれらの本を読んだのであろう。現代ギリシャ語にはそれほどの興味はないのだが、ロンドンにいたときにギリシャ人の留学生や商店主と結構話をする機会が多かったことを思い出す(もちろん、英語で話をしたのである)。

 入門書を買ってきて初めのほうだけ読んだという言語は多いが、アジアの言語ではまず韓国語。尾崎雄二郎先生に韓国語の勉強を始めたという話をしたら、韓国語の中の漢語の発音は中国語の発音と、日本語の中の漢語の発音の中間だから面白いですよというようなことを言われた。いかにも音韻学者らしい意見であったが、こちらの努力が続かなかったので、先生のご期待には添えなかった。インドネシア語も少しかじって、いくつか単語を覚えた。ろくな単語を知らないので、インドネシア人に笑われたりする。

 タイに出かけたことはあるが、タイ語は知らない。逆にベトナムに出かけたことはないが、ベトナム語の入門書はもっていて、国際会議などであったベトナム人にこれはどう発音するのだなどと聞いて勉強したのだが、あまり身についていない。ベトナム語はローマ字化されているので、勉強しやすいといえば言えるが、その一方でアクセントが中国語以上に複雑である。インド亜大陸の言語は文字を見るだけでげんなりしてなかなか勉強する気になれない。それでもサンスクリットは一度勉強してみたいという気持ちがある。

 アラビア語はラジオの講座を聴きだしたことが何度かあるが、これまた文字を見るだけでげんなりするところがある。しかしアラビア文字を征服すれば、ペルシャ語やウルドゥー語を勉強する助けにもなるはずだと、興味は失わないようにしている。アラビア語、ペルシャ語など優れた文学的伝統をもつ言語であるので、ごく一部でもいいからその本物の味わいに接していたいと思うのである。

 ある言語を勉強して、片言だけでも知っていることが愛嬌になって交流を促進することもあるし、必死になって勉強したけれどもまだ努力が足りずに意思の疎通ができないという場合もある。運不運が付きまとうことも承知しておく必要がある。ヨーロッパ、アフリカの言語との付き合いについては、また次の機会に述べたい。
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