日記抄(7月30日~8月5日)

8月5日(水)晴れ、依然として暑し

暑さの中で
自分さえも
見失いがちになるが

家の中の
片付けが
少し進んだので
飲みに出かけようと
外に出たが、
なぜか
足取りは
軽くない。

暑さのためか、
疲れているのか、
年をとったことの表れか、
何が理由であろうと、
愉快な話ではない。

それでも
何かを
ごまかし ごまかし
自分自身を
だまし だまし
人生かくのごときか
と、陶淵明を引用しながら
酒を飲んでいる。

7月30日
 都内で研究会があるので、ついでに用事を片付けようと思っていたのだが、出かけるのが遅くなり、結局後回しにしてしまった。

7月31日
 NHKまいにちフランス語<応用編>で節分と豆まきの話題に関連して(あまり関係はなかったかもしれないが)、フランス語における指示形容詞(adjectif démonstratif)の話題が取り上げられた。ラテン語には日本語と同様に、「こ・そ・あ」(近称・中称・遠称)という3点の区別があり、中世の古フランス語では(現代英語のthisとthatと同様の)2点の区別があったのだが、現代フランス語では1点体系になってしまっているという話が出てきた。日本人が外国語を勉強するときに間違いやすいことの1つが、どの言語にも3点体系があると思うことなのである。ついでに言えば、東南アジアの言語には4点体系とか、5点体系とかいう言語もあるとのことである。

 NHKカルチャーラジオの『生誕450年 シェイクスピアとまい名優たち』の第4回の再放送を午前中に、第5回を夜に聞く。第5回の『アントニーとクレオパトラ』を取り上げた話が面白かった。エリザベス・テイラーが主演した『クレオパトラ』は製作費がかかった割には興行収入が上がらなかったといわれるが、その理由もわかったような気がする。

8月1日
 NHKまいにちフランス語応用編は「祇園祭と御霊信仰」という話題を取り上げていた。
 私が京都大学に入学したときの教養部長が柴田実先生で、日本史の授業を担当されていた。その授業を聴講したのだが、どうも面白くなかった。その後、専門の学部に進学して、江戸時代の民衆道徳思想である心学についての講義を聴講した際に、柴田先生がこの領域における優れた研究者であるという話を聞いた。さらに後になって、雄山閣から出版されている『民衆宗教史叢書』の中の『御霊信仰』という先生の著書を見つけて購入することとなった。
 大学の先生は大学で決めた大枠の中で授業を担当しているので、必ずしも自分の得意とする領域だけを講義しているわけではない。得意でなくても面白い話ができる才能に恵まれた方もいらっしゃるかもしれないが、なかなかそうはいかないものである。それに授業というものは、面白ければいいというものでもないのである。もっと柴田先生から学ぶべきことはあったかもしれないなと今になって後悔している。

 さて、話題になっている京都の八坂神社の宮司を1993年から2002年まで務められていたのが神道学者の真弓常忠さんである。著書の中で、日本の古代神話に出てくる神々の中でスサノオノミコトが一番魅力的だとか、スサノオノミコトへの信仰には韓半島(とくに新羅)の信仰の影響があるとかいうことを書かれていたと記憶する。

 御霊神社といっても、鎌倉の長谷寺の近くの御霊神社は鎌倉権五郎を祀った神社で、御霊信仰と関係はないらしい。ひ
とつひとつの神社の由来について、丁寧に調べていく必要がある。

8月2日
 横浜開港祭で花火が打ち上げられたのだが、そのことに気付いた頃には打ち上げは終わっていた。

8月4日
 病院で診察を受けるために東京に出かける。7月30日に済ませるはずだった用事を片付け、さらに神保町シアターで映画を見た。

8月5日
 NHKカルチャーラジオ『聖地エルサレムの歴史』の第5回の再放送を聴く。バビロン捕囚がユダヤ教に及ぼした影響について。面白かったが、パレスチナ情勢と重ね合わせると、気楽に聞いていられる話ではない。
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