日記抄(1月22日~29日)

1月29日(水)晴れ

 1月22日から本日(1月29日)までに経験したり、考えたりしたことがらの一部:

1月22日
 NHKラジオまいにちフランス語の時間の終わりに放送されるPause-caféのコーナーでフランス語圏のマンガBD(bande dessinée)の話題が取り上げられた。やはり『タンタン』の知名度がもっとも高いようである。

1月24日
 柴山哲也『新京都学派 知のフロンティアに挑んだ学者たち』を読み終える。京都で11年間過ごした中で、この書物に登場する学者の何人かと接したのだが、自分がある「学派」に属しているという意識はない。Non scholae sed vitae (discimus).((我々は)学校のためではなく生活のために(学ぶ))というではないか。

1月25日
 終日、外出せず、酒も飲まず。

1月28日
 戦前から戦後にかけて東大のフランス文学の先生であった辰野隆の『忘れ得ぬ人々』は講談社文芸文庫から再刊されているが、どうも昔読んだものと違うような気がしていた。家の取り壊しで蔵書を調べていたところ、1950(昭和25)年に刊行された角川文庫版を見つけた。見つけてみるとかえって、どこがどう違うかについての詮索を続ける気持ちが薄れてくる。

 この書物は辰野がその師や友人たちについての思い出をつづったもので、浜尾新、三宅雪嶺、幸田露伴、上田萬年、夏目漱石、寺田寅彦、長谷川如是閑、鈴木三重吉、谷崎潤一郎、友田恭助といった人々が登場するが、三宅雪嶺のところでその夫人の花圃について触れた個所など、本筋とはいえないところで貴重な証言となっている部分が少なくないように思う。

1月29日
 友人からの手紙で、岡山に熊沢蕃山の名に因んだ蕃山町という町名があることを知った。江戸時代の学者の名前が付いている町名というと、仙台の(林)子平町とか、福井の(橋本)左内町のような例があるが、番山の方が時代が古い。

 東京大学が推薦入学を実施するというが、他の大学での推薦入学の実績についてどの程度調べたうえでの結論であろうか、疑問に思われる。

 昼食をとったそば屋に森鴎外生誕150年のポスターが貼ってあった。150年というのは微妙な時間的距離だなと改めて思った。 
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