2012年に見た映画から

12月29日(土) 

 2012年に見た映画は日本映画が29本、外国映画が29本(短編1本を含む)、アッバス・キアロスタミ監督が日本で作った『ライク・サムワン・イン・ラブ』を加えて59本(短編1本が含まれる)であった。

 2012年に公開された作品のなかでトップ3を選ぶと日本映画では①『かぞくのくに』、②『しあわせのパン』、③『恋に至る病』ということで、3作とも女性の監督の作品ということになった。

 外国映画では①『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』、②『ぼくたちのムッシュ・ラザール』、③『危険なメソッド』ということになる。この他、『別離』も印象に残った。『ル・ア―ヴルの靴みがき』、『最強のふたり』、『少年と自転車』とみていくと、フランス映画も(『少年』はベルギー人監督の映画であるが)変わったなあという感じがする。クロード・シャブロルの『刑事ベラミー』がそのなかではむしろ古い作り方の映画になってしまった。

 古い(と言っても2011年度以前ということであるが)作品についてみると、日本映画では①『とんかつ一代』、②『グラマ島の誘惑』、③『イチかバチか』と川島雄三の作品が並ぶ。作品の完成度の点で2位においたが、『グラマ島』はキューブリックの『博士の奇妙な愛情』やカコヤニスの『魚が出てきた日』と合わせて論じるべき内容をもつ作品ではないか。篠田正浩の『異聞猿飛佐助』と中川信夫の『夏目漱石の三四郎』も掘り出し物であった。

 外国映画は①『オフサイド・ガールズ』、②『人生、ここにあり!』、③『真昼の決闘』という順で、作品の完成度よりも、印象の強い作品を上位に置いた。それでも『真昼の決闘』が3位に入っているのがこの作品の凄いところである。

 今年一番多く通った映画館は横浜のシネマ・ジャック&ベティで13回出かけて14本(短編1本を含む)の映画を見ている。シネマヴェーラ渋谷が5回-10本で続いている。神保町シアターの他、今年はラピュタ阿佐ヶ谷まで足を運んだ。来年はポレポレ東中野にも出かけてみようと思っている。企画ではジャック&ベティの『日活映画100年の青春【横浜編】』、神保町シアターの『追悼企画 女優・山田五十鈴アンコール』、シネマヴェーラの『川島雄三「イキ筋」十八選』、それにラピュタ阿佐ヶ谷の『夢工房 東京映画 七色の日々』が特によかった。

 劇映画はよく見たが、ドキュメンタリーは僅か、アニメーションはほとんど見ていないのが問題である。とはいうものの、自分の好みは大事にしていきたいし、このあたりのバランスをどのようにとっていくかが来年の課題になるだろう。
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