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日記抄(12月3日~9日)

12月9日(月)晴れのち曇り

 12月3日から本日までのあいだに経験したこと、考えたこと、これまでの記事の補遺・訂正等:
12月3日
 延期が決まった大学共通入試における英語民間試験の活用について、この取り組みに反対を続けてきた南風原朝和東京大学名誉教授が『朝日』に「大学で必要な力 重点評価を」という意見を寄せている。東京大学を始め多くの大学が、受験生に「欧州言語参照枠」(CFER) のA2の能力を求めていたが、これは「日常の事柄について簡単な情報交換ができる」というレベルで、大学の学習というよりも、一般社会で必要な能力ではないか、大学で必要な能力について改めて検討する必要があるという。
 この主張はもっともではあるが、高校生の大部分がCFERのA2の力を身につけておらず、A1(日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる」というレベルにとどまっているという現状、現実に大学に入学して勉強をする場合には、少なくともB1(社会生活での身近な話題について理解し、自分の意志とその理由を簡単に説明できる)程度の能力が必要だという要求水準の両方を考えると、両者の兼ね合いでA2という結論が導き出されるのだろうという弁護もしたくなるところがある。

 女子サッカーの皇后杯3回戦に進出した横浜FCシーガルズは西が丘で日テレベレーザと対戦。終りの部分だけサッカー協会の提供するテレビ画面で見たが、サッカーをさせてもらう相手ではなく、1‐5で大敗した。6‐3‐1という守備重視の陣形で臨んだのだが、それでよかったのかなという疑問も残る。

 『NHK高校講座 コミュニケーション英語Ⅲ』では広島市街地を走る路面電車が原爆投下後もすぐに運行を開始し、市民の復興の気持ちを後押ししたことが話題として取り上げられた。その中で広島電鉄が設置していた広島家政女学校の生徒たちが、学校が廃校になる9月まで運行に尽力し続けたことが語られたが、犠牲的な精神を発揮して仕事にはげんだにもかかわらず、学校が廃校になったためにその経歴が学歴として評価されなくなってしまったなどのマイナス面についても触れる必要があったのではないかと思う。

12月4日
 3日、OECDの学習到達度調査(PISA)の結果が発表され、日本の15歳が「読解力」において15位とその順位を下げたことが問題として取り上げられた。この調査では単に学習到達度のテスト結果だけでなく、生徒の生活や日常的にどのように勉強しているかという調査もしているはずで、そのあたりを視野に入れて、広く深く原因を探る必要がある。読解力の低下を学校と教師だけの責任に帰してはいけないと思うのである。

『日経』の「ASIAトレンド」のコーナーでシンガポールではプログラミング塾が増加しているという動きが紹介されていた。日本では学校教育のカリキュラムの中にプログラミングを取り込もうとしているが、どちらがより大きな効果を発揮するのか今後の動きに注意する必要がありそうだ。

 NHKラジオ『実践ビジネス英語』の”Quote...Unquote"のコーナーで取り上げられた言葉:
God gave us the gift of life; it is up to us to give ourserlves the gift of living well.
        ―― Voltaire (French philosopher and writer, 1694- 1778)
 神は私たちに、人生という贈り物を与えた。充実した人生を自分に贈るのは自分次第だ。

12月5日
 『朝日』の朝刊に鷲田清一さんが連載している「折々のことば」で「ごきげんさん」という言葉を取り上げていたのが興味深かった。関西ではこの言い方に限らず、挨拶に「おはようさん」というように、「さん」をつけることが多い。しかし、「ありがとうさん」、「おめでとうさん」、「おつかれさん」などと「さん」をつける挨拶がある一方で、「さようならさん」とか、「こんばんはさん」とか言わないのは(あるいは言っている人もいるのかもしれない)のはどういうことだろうか。「お疲れ様」という言い方もされるが、「おはようさま」とは言わないのはなぜだろうかとか、この言い方になぞが多いことも確かである。 

 ポール・アダム『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密』(創元推理文庫)を読み終える。主人公ジャンニは、ロシアの天才ヴァイオリニストのために、彼が特別に演奏に使用することになっているパガニーニ愛用のヴァイオリンを修理することになる。ところが、その後、殺人事件が起こり、また天才ヴァイオリニストが失踪する…。ジャンニはクレモナ署の刑事であるアントニオとともに事件の真相の解明に取り組む。

 NHKラジオ『まいにちスペイン語』応用編「すばらしきラテンアメリカ」はキューバをめぐっているが、今回はホセ・マルティ作詞の「グアンタナメラ(Guantanamera)」という歌曲が言及された。紹介だけで、音楽を流さないので、後でYouTubeで探してきいてみた。

12月6日
 『朝日』、『日経』両紙ともに、2020年度の大学共通入試から導入予定だった国語・数学における記述式試験の見直しの動きについて報じている。断片的な知識の詰込みではなく、自分の頭で考えるような学習を推進するということで、記述式が導入されようとしているのであろうが、そうなると、記述のマニュアルのようなものが出回って学習が別の形でパターン化するという堂々巡りになる恐れがある。それよりも、高校時代の生活態度とか学習への取り組み方の方を重視する選考が少しずつ浸透してきていることの方が、長い目で見て大きな意味を持つのではないか思っている。
 ただ、大学時代に接した学生を見ていると、生活態度はしっかりしていて、まじめな学生なのだが、しかし、学問的なセンスが悪いというタイプが結構いたように思う。そのあたりは大学の中での教育で解決していく問題なのであろう。

 『まいにちスペイン語』応用編の「すばらしきラテンアメリカ」では、「二輪のくちなしの花(Dos gardenias)」という歌が紹介された。これまた言及されただけで音楽は放送されなかったので、自分で検索してどんな曲なのか調べたのである。

12月7日
 『朝日』朝刊書評欄の「杉江松恋が薦める文庫 この新刊‼』で都筑道夫の『紙の罠』を取り上げている。杉江さんも触れているようにこれは宍戸錠・長門裕之・浅丘ルリ子主演で映画化された『危(やば)いことなら銭になる』(1962、日活、中平康監督)の原作である。この映画で製版の名人を演じている左卜全が面白かったという記憶がある。

 サッカーのJ1のリーグ戦が終り、横浜FマリノスがJ1で15年ぶり4度目の優勝を飾った。1141回のミニtoto-Aが当たっていた。

12月8日
 NHKラジオ『私の日本語辞典』(再放送)は東京文化財研究所音声映像記録研究室室長石村智(とも)さんの「言葉で探る日本の港の姿形」という放送を始めた。この中で、石村さんは私見ではあるがと断りながら、天照大神は海と関係のある神ではないかという説を述べていたが、最近読んだ筑紫申真『日本の神話』では、天照大神と海の関係がかなり詳しく考察されている。石村さんが筑紫の研究を知らないのか、あるいは知っていても言及を避けたのか、判断に苦しむところである。

 サッカーのJ3の日程が終了した。J1では横浜Fマリノスが優勝、J2で横浜FCは2位で1部自動昇格を決めたが、J3のYSCCは13位に終わった。

12月9日
 NHKラジオ『まいにちフランス語』では、スペインとフランスの間にあるバスク地方で盛んなぺロタ(la pelote)というテニスやスクァッシュに似たスポーツが話題として取り上げられた。
Cousine du tennis, la pelote basque a été sport olynpique en 1992 pour des démonstrations lors des J.O. de Barcelone en Espagne, où ce sport a aussi beaucoup d'adeptes.(テニスによく似たこのバスク・ぺロタは、スペインのバルセロナで1992年に開催されたオリンピックの公開競技だった。スペインにもこのスポーツの支持者が多くいる。
 世界には、日本ではあまり知られていないスポーツがまだたくさんあるようである。  
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