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蘇舜欽「暑中閑詠」戯訳

8月21日(水)曇り

暑中閑詠(蘇舜欽)

嘉果浮沈酒半醺
牀頭書冊乱紛紛
北軒涼吹開疎竹
臥看青天行白雲

水に浸した果物は なかなか冷えず浮き沈み
酒を飲むにもまだ日は高い
昼寝に敷いた床まわり 本を読みかけ読み散らし
結局辺りは 本だらけ
幸い北から涼しい風が 吹き抜けてくる 吹き抜ける
何本もない竹の間を
ああ、寝っ転がって空を見よう 青い空
白い雲見て 時過ごす

 蘇舜欽(1008‐1048)は北宋の詩人。官に就いたが公金を使用して宴会を開いたと訴えるものがいて、蘇州に退き、4万銭で古い別荘を購入して、亭を建て、滄浪亭と名づけた。「滄浪」という語は、戦国時代の楚の詩人屈原の「漁夫の辞」に基づく。この建物と庭園は現存していて、江蘇州蘇州市の名所になっている。

 夏の暑い日をどのように過ごすか、この詩の描いている作者の姿は何となく私に似ているようにも思えるが、インターネットでその画像を見ることができる滄浪亭と、わが陋屋とでは隔たりがありすぎる!
 私の尊敬する詩人のひとりである加島祥造が中国の隠者というのは、日本の隠者に比べてずっと肉食系でたくましいというようなことを書いていたが、確かにそうかもしれない。美しい顔で楊貴妃豚を食い――という川柳もある。もっとも、現今では(私を含め)日本人も豚を平気で食べるようになってはいるのだが…。

 今日は少し、しのぎやすいようですが、まだまだ残暑厳しい折、御自愛ください。
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