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日記抄(8月6日~12日)

8月12日(月)午前中は曇りで時々雨、午後になって晴れ間が広がる。依然として暑い。

 8月6日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、これまでの記事の補遺・訂正等:
8月6日
 『朝日』朝刊の「第二神奈川」のページに連載されている「列島を歩く」で、広島県三次市にある「伝説あやかり博物館」のことが紹介されていた。ここには『稲生(いのう)物怪録』という書物が所蔵されていて、江戸時代の中期1749年、旧暦7月に16歳の武家の少年、稲生平太郎が30日間にわたって怪異現象に見舞われた一部始終が記されているという。
 この記事に出ていなかったことを付け足しておくと、この本は角川文庫から出版されていて、比較的入手可能である。また、この本を直接取り上げたものではないが、杉浦茂の漫画『八百八狸』は、ここから発想を得ているようである。

 同じページに連載されている「謎解き 日本一」のコーナーによると、日本で一番クジラ肉の消費量が多いのは長崎県だそうで、これは意外であった。

8月7日
 『朝日』朝刊の「経済+」のコーナーで紹介されていたが、ムスリムたちがメッカ大巡礼(ハッジ)の際に着用するカンドゥーラという白い衣装に使われている生地はトーブと言って、ポリエステルなどの合成繊維を織って作られている由で、その4割が日本製、そのまた8割を石川県能美市にある小松マテーレという会社で生産しているそうである。

 南関東軟式高校野球大会で、神奈川県代表の三浦学苑高校が優勝、全国大会への出場を決めた。左腕のエース松原投手は、神奈川県大会の準決勝で完全試合を達成するなど、皇統を見せてきた。全国での活躍を期待したい。

 椎名誠『かぐや姫はいやな女』(新潮文庫)を読み終える。かぐや姫はいやな女だと目くじら立てて怒るのはどうかと思う一方で、それに対してまた目くじらを立てて怒るのもどうかと思う。

8月8日
 NHKラジオ『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』は、木曜日には落語に基づく英語の短い話を放送しているが、今回は「桃太郎」が取り上げられた。昔の子どもは大人が話す桃太郎の鬼退治の話を喜んで聞くうちに寝てしまったが、今のお子さんは、物語のすきをついて鋭い質問をして、物語の本当の趣意はこんなことだと親がびっくりするような解釈を展開する…とうとう親のほうが寝てしまうというお噺。文明開化の世相を背景に、落語やその背景にある庶民の生活が大きな変化を迫られた、その一端を映すお噺でもある。
 ところで、今ではあまり放送されなくなったが、先代の桃太郎が演じていた「桃太郎後日談」という噺もある。鬼ヶ島から帰ってきた桃太郎が、実は鬼の王様の娘が好きだと告白し、犬とサルと雉が間に立って話をまとめるという大人向けの話である。実は、よく調べていないのだが、こちらのほうは、江戸時代の戯作にネタがあるらしい。話はさらに続いて、桃太郎が三角関係に苦しむことになるのだが…そうなるとおとぎ話どころではない修羅場になって、子ども向きとは言えない。

 同じく『実践ビジネス英語』の”Quote...Unquote"のコーナーで紹介された言葉:
Fortune favors the bold.
               ―― Virgil (Roman poet, 70 B.C. - 19 B.C.)
「運は勇者に味方する。」
 ところが、The Penguin Dictionary of QuotationsではFortis fortuna adiuvat.というラテン語の語句の英訳として、Fortune favours the brave.を挙げ、ローマ時代の劇作家で、ウェルギリウスよりも前の時代の人物であるテレンティウス(Terentius, 英語ではTerence, c190 - 159)のことばとしている。

8月9日
 昨日、文部科学省の「学校基本調査」(速報)が発表されたが、『朝日』ではこども園が急増しているなど幼児教育関係に重点を置いて、『日経』では「医学部入学、女子の比率増」など高等教育に重点を置いた紹介がされていて、両紙の関心のあり方がよく表れているように思った。

8月10日
 ニッパツ三ツ沢球技場でJ2第27節横浜FC対水戸ホーリーホックの試合を観戦した。このところ7連勝と勢いに乗る横浜で1万人を超える観衆が詰めかけていた。8連勝を狙いたかったのであるが、相手は今季好調の上、横浜とはJFL、J2を通じて最も多くの試合を経験している水戸ホーリーホックでそう簡単には勝たしてくれず、0‐0で引き分けに終わった。中村俊輔選手が途中出場して、それなりに見せ場を作ってくれた。もっと本格的にその技を見せてくれることを期待しよう。
 帰宅後、調べてみたら、第1111回のミニtoto-Aが当たっていた。

8月11日
 『日経』朝刊の「美のコンシエルジュ」は、織田信長が安土城で催したという西洋音楽の演奏会を再創造してみようという遊び心に満ちた試みである平尾雅子『王のパヴァーヌ』のディスク(マイスター・ミュージック、2004年録音)のことが紹介されていた。公正・演奏を担当した平尾さんはヴィオラ・ダ・ガンパの演奏家だそうだが、昔、京都にいたころに、ある催しでヴィオラ・ダ・ガンパを専門にしているという女性と話したことがあって、平尾さんよりも年配だったという記憶があるが、ひょっとしたらご本人であったのかもしれない。

 中国の『人民日報』の「中国語教室」を見ていたら、「今年の『七夕プレゼント』は花やチョコより宝飾品と口紅が人気」という見出しが目についた。いつの間にか、こんな習慣が定着したのだろうか。それにしても、贅沢だなぁ。
 また、「普段から芸術に接することは子供の学習に有益」という見出しもあったが、12日の『日経』に「革新生む『アート教育』」という高校生の美意識を掘り起こして、イノベーションの起爆剤にしようという試みが紹介されていた。

8月12日
 『日経』朝刊に早稲田大学教授の浜中淳子さんによる「2020年度の大学入試改革」をめぐり、「大学入試を変えることで高校教育を変えようとする手法には限界がある」という論説が掲載されていたが、高校生の大部分が定期テスト時以外は30分以下の自宅学習しかしていないという勉学の実態や、「無理せず進学」という考えが多いという進学先選びの実情を踏まえた、きわめて示唆に富む議論である。「入試改革に飛びつく前に、エビデンスと現場の声に真摯に耳を傾けながら、吟味することの方がよほど大事な課題であるように思われる。」というのがこの論文の結びであるが、日本の高等教育が全体として相当程度に充実している中で、「無理して神学」「ぜひ一流校に」という訴えが説得力を失っていることも認識すべきではないか。高大連携の問題だけでなく、もっと視野を広げて、大学(志望者)全入時代における生涯にわたる学習全般をどうするかという観点から、問題を改めて考え直す必要があるだろう。
 
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