映画と映画館あれこれ

7月26日(金)曇り

 NHKラジオ第2放送「まいにちフランス語 応用編 映画の話をしよう!」は2012年10月~12月に放送されたものの再放送であるが、今日(26日)はフランソワ・トリュフォーが1973年に撮影した『アメリカの夜』(La Nuit americaine)の中から4つのセリフを取り上げていた。その中で、問題ばかり起こしている若い俳優のアルフォンス(ジャン=ピエール・レオが演じている)の次のセリフが気になった。(フランス語のアクサンは省いている。)

 On a la chance dans une ville ou il y a trente-sept-cinemas. Alors on choisit un film dans le a la chance dans une ville ou il y a trente-sept-cinemas. Alors on choisit un film dans le programme, on cherche l'adresse, on va devant le cinema, on verifie l'heure de passage du film, et si on on cherche l'adresse, on va devant le cinema, on verifie l'heure de passage du film, et si on a le cherche l'adresse, on va devant le cinema, on verifie l'heure de passage du film, et si on a le temps, on va bouffer un sandwich au premier bistrot du coin...
(映画館が37軒もある町にいるなんて、ラッキーだ。プログラムの中から映画を1本選んで、映画館の住所を探して、映画館の前に行く。上映時間を調べる。もし時間があったら、一番近くのビストロでサンドウィッチをかじればいい。)

 いかにも映画好きらしいセリフだが、そうでない人には付き合いにくいかもしれない。 講師の梅本さんの解説では、この町というのは有名な観光地のニースであり、おいしいレストランもたくさんあるというのである。それにしても40年昔の話とは言っても、ニースという小さな都市に映画館が37軒もあったというのはすごいなあと思う。みなとみらいのシネコンのスクリーンを全部足せば37を超えるはずであるが、スクリーンの1つ1つを映画館だと思うわけにはいかない。

 梅本さんはアムステルダムの唯一の想い出はこの町でポランスキーの『チャイナタウン』を見たことだと語っていたから、相当なものである。それに比べて私は海外で映画を見たことはない。いちばんよく出かけたのはロンドンであるが、大英博物館の近くにあるブックマークという書店に『戦艦ポチョムキン』を上映するという案内のハガキがあったので、もらってよいかと尋ねたら、ぜひ見に来いと言われた(ユーストンの駅の近くのフレンド派=クエーカーの建物で上映するということであった)が、他に用事があって出かけられなかったこと、同じくルノアール(ジャン・ルノアールを記念した名前であろう)という映画館で『ライフ・イズ・ミラクル』を上映していたので、見に出かけたが上映時間にはまだ早かったので、ホテルに帰って横になったら寝過して結局見なかったという2つの想い出が残っている。『ライフ・イズ・ミラクル』はその後東京で見たと記憶するが、どの映画館で見たのか記憶があいまいになっている。あるいはもう閉館してしまった館であるのかもしれない。長いだけでなく(私は長い映画が苦手である)、日本語字幕で見ても分かりにくい部分がある映画であった。ロンドンで見ていたら、どういう印象をもっただろうか。

 それで、映画と映画館について書いた詩をつけ加えておく。

 映画を見る

映画館は
歩いて行ける
距離にあるのがいい
帰ってから
夢の中で
もう一度映画を見る
時間をもちたいから

誰彼となく感想を話しかけたくなる
映画もあるし
相手を選んで話したい
映画もある、そして
感動を自分一人で
しまっておきたい映画もある

映画館に入る前に
一杯飲むこともある(深酒はいけません)し
出てから飲みたくなる(飲みすぎはいけません)
こともある

いろいろな映画があって
いろいろにふるまう
いろいろあるから
映画が好きだ
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

tangmianlaoren

Author:tangmianlaoren
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR