道案内

7月18日(木)晴れ

 7月15日(月)放送のNHKラジオ「まいにちフランス語」初級編は「前置詞」と「場所」を取り上げて、道案内についての表現を紹介していた。「この近くに銀行はありますか?」とか、「郵便局はありますか?」とかいう問いとその答えが出てくるのだが、実際に使う場面が私に訪れるであろうか? 銀行や郵便局に出かけた後の会話がまたまた大変である。

 番組の終わりの「教えてMadame」のコーナーで講師の久松謙一さんがパートナーのフロランス・メルメ=オガワさんに「日本人に比べてフランス人は、どうもきちんと道を案内してくれない、そんなふうに言う人が多いのですが、偏見でしょうか?」と尋ねたのに対し、「時に、たぶん、彼らが急いでいるからでしょう。それに、日本人の質問がよくわからないということもしばしばです!」と答えたのはかなり辛辣に聞こえた。

 フランス語の会話経験はないが、フランス語よりはなじみが深い英語でも道をたずねた経験はほとんどない。自分で地図で探すのが普通である。英国の主要都市について、その都市の地名索引が完備した地図帳が発行されているから、まず迷うことはないのである。もっともその代わり英語で道をたずねられたことは結構ある。それもなぜかロンドンで経験したことが少なくない。こっちが白人でないのは見ればわかると思うのだが、中国系の英国人も少なくないので、話しかけてくるようである。それで首尾はというとうまくいったこともあるし、いかなかったこともある。これも同じフランス語の時間に出てきた表現を使えば、
Desole, je ne suis pas d'ici.(ごめんなさい、この近くのものではありません。)
といえばよいことがしばしばであったが、見栄を張って答えようとするのでうまくいかない・・・というバカなことがよくあった。大英博物館の近くのホテルに泊まっていたときに、博物館へどうすればいけるかを何度か尋ねられて、英語でどういえばよいのか分からないから手振りで示して済ませたことを思い出す。そもそもあてずっぽうで歩いても大丈夫なくらい近くなのだが、すぐ目の前に見えないと不安になるという心理が働くのであろう。

 それに比べると、日本人はあまり道をきかないような気もする。ここ数年、道を聞かれるという経験はほとんどしていない。道に迷っている様子の人がいないわけではないのだが、あるいはこちらの風体が怪しげなので、こういう人物には道を聞くべきではないと思われているのかもしれない。
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