Take it easy!

7月12日(金)晴れ、依然として暑い

 寝坊しない限り、NHKラジオ第2放送で7:30から「まいにちフランス語」、そのあと続けて「まいにちイタリア語」の時間を聴いている。月曜日から水曜日まで、フランス語は初級編、イタリア語は入門編、木曜日と金曜日はフランス語が応用編、イタリア語は初級編ということである。ここ数年、この組み合わせで語学番組を聴いている。語学番組を連続して聴くことは、あまり好ましいことではない。放送の前後にある程度の予習をしたり、復習をしたりすることが必要ではないかと思うからである。それで、特にフランス語は、午後の再放送を聴きなおすことが多い。以前はさらに夜に再放送があったり、土曜日にまとめて再放送されたりしていた。繰り返し聴くことによって効果が上がるので、その方が有難い。

 さて、本日のイタリア語の時間「続・文法塾~伊語事始~」ではdareという動詞の命令形の活用、さらに英語のgiveに相当するこの動詞が間接目的語と直接目的語をとる場合について取り上げていたのだが、tuを相手にする命令の場合、daとdaiという2つの言い方があり、daiの場合は「与える」という意味はなく、相手の行動を促すようなときに用いるということであった。例えば、Dai forza!というのは「さあ、がんばれ!」ということで相手の行動を促すニュアンスがあるという。それで、放送の最後にパートナーのルチアーナ・ギッツォーニさんがDai, forza!と言ったのが聞き取れたのは、まずまずの首尾であった。

 イタリア語には確かこの他にCoraggio!という言い方があって、これも「がんばれ」と訳されている。逆に言うと、Dai, forza!もCoraggio!も厳密には日本語の「がんばれ!」には相当しない、だいたい同じような意味だということのようである。フランス語ではBon courage! Du courage! あるいはCourage!だけの言い方もある。courageは「勇気」だから日本語の「頑張れ」とは少し意味が違うようにも思われる(フランスでフランス語を使って生活したことはない――というよりもできそうもないから、ここはあくまで憶測にとどめておく)。

 今、手元に本がなくて記憶で書いているが、ハンガリー出身の数学者であるピーター・フランクルさんがあるときもらった手紙に「プリーズ、ファイト」と書いてあって、これは「がんばってください」という意味のようだが、英語ではそういう言い方をしない、そもそも英語では「がんばれ」に相当する言葉はないのだと書いていた。

 三省堂の『ニューセンチュリー和英辞典』(第2版)を見ると、「頑張れ!」(元気を出せ)は"Come on!", "Cheer up!"・・・[中略]とあって、「英米では日本のようにこのような励ましを言うことは少なくTake it easy.(気楽に構えて)のようにリラックスさせることの方が普通」と注記されている。「頑張れ!」という言い方がないというよりも、そういう言い方をすることは少ない、一般的ではないということのようである。

 何か仕事に取り組んでいるときに、「頑張れ!」と言われるのと、「気楽にやれよ」と言われるのとどちらがよいかというのはその場合によるので、どちらとも言えない。しかし、この暑さの中でどちらがよいかと言われれば、明らかに「気楽にやれよ」の方である。
 
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