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日記抄(12月28日~31日)

12月31日(月)晴れ

 12月28日から、本日までの間に経験したこと、考えたこと、これまでの記事の補遺・訂正など。本日は、高校サッカーを見に出かけるつもりで(地元の桐光学園高校が出場するため満員になって入場できない可能性はあるが)、時間が不足する恐れがあるので、書けるところから早めに書いておくことにする。「2018年の2018」については、2019年1月3日にまとめるつもりである。

12月28日
 『日経』朝刊の文化欄に魯迅と福岡県出身の日本人青年・鎌田誠一(1906‐34)との交流についての文章が掲載されていた(横地剛「魯迅 日本人青年との友情」)。「魯迅と誠一はともに絵画や版画が好きだったから、すぐ意気投合したようだ」とあるが、魯迅はかなり絵が上手だったし、鎌田誠一は美術学校の受験を考えたことがあったというから、両者ともに自分でも絵を描いたというのが大きかったように思う。眺めてみるだけでは、それほどの友情には発展しそうもない。

 同じ『日経』の「やさしい経済学」のコーナーの連載記事:「学歴と人生の格差」(大阪大学教授の吉川徹さんの執筆による)は8回目で、「非大卒層、外国人労働者と競合」という見通しを立てている。「非大卒層は、外国人労働者が増えれば、今の立ち位置を動いて、働き方を変えなければならなくなる可能性がある」というのである。具体的にどのように動けばいいのかを予測すべきなのではないだろうか。

12月29日
 ジェームス・M・バーダマン 里中哲彦『はじめてのアメリカ音楽史』(ちくま新書)を読む。アメリカのポピュラー音楽の通史で、音楽の形成の歴史のなかでの黒人の果たした役割を強調しているところに特徴がある。いろいろなジャンルの音楽について言及されているが、ハワイアンは取り上げられていないというのは、やはりアメリカの社会・文化の中で異質な音楽だということのようだ。

 さらに泉井久之助『ヨーロッパの言語』(岩波新書)を読み終える。この本については、機会を改めて取り上げるつもりである。

12月30日
 『朝日』朝刊の「しつもん! ドラえもん」は、「日本三大花火の一つが毎年8月に新潟県のある地方で開かれているよ。どこかな?」というものであった。「日本三大花火」がどれを指すかについては諸説あるが、秋田県大曲市、茨城県土浦市、新潟県長岡市の花火大会というのが一般的らしい。
 花火をこよなく愛した山下清は、大阪のPL教団の花火大会と、長岡の花火大会は欠かさず見ていたらしい。どちらも日本一だといっているけれど、どっちが本当なのだろうというのは、ごくまともなツッコミだと思う。長岡の花火大会を描いた山下清の貼り絵は私の好きな絵の一つである。

 同じく『朝日』の「天声人語」は、もし<暴言大賞>があったらという話題、その一方で『日経』の「春秋」は「日本レコード大賞」の話題を取り上げている。後者の「敗者すらドラマを生むのがこの賞か」というのは名言として記憶されるべきであろう。
 <暴言大賞>がもしあったらなどと言わないで、有志が集まって制定してはどうだろうか。そうなると、表彰式をどのように行うかが問題であろう。まあ、受賞者は来ないだろうね。

 『日経』の文化欄に最近『雪のことば辞典』(柊風舎)を上梓した秋田県在住の民俗学研究家・稲雄次さんの「雪のことば 日本に積もる」という文章が掲載されていた。新潟県では雪のことを、「イキ」、「エキ」、「リキ」、秋田県・山形県・岩手県では「イギ」、富山県では「イク」、岐阜県・長野県では「ウキ」、福島県・茨城県では「ズキ」というと記されていた。そう言っているというよりも、そのように聞こえるということではないかと思う。

12月31日
 予想通り(あまりこういう予想は当たってほしくはないのだが)、全国高校サッカーの試合は満員で入場できなかった。第2試合を見ることはできるかもしれないので、また出かけてみるつもりである(会場が近いと、こういう利点がある)。

 文聖姫『麦酒とテポドン 経済から読み解く北朝鮮』(平凡社新書)を読み終える。著者は朝鮮総連の機関紙『朝鮮新報』の記者をしていたことがあり、何度も北朝鮮を訪問してその詳しい実情に触れており(現在は韓国に国籍を変更したとのことである)、ビール好きで、そのあたりから北朝鮮の経済についての分析を展開している。ビールは韓国より北朝鮮の方がおいしい――2012年11月24日、英週刊誌『エコノミスト』(電子版)が伝えた記事は当時、韓国のビール業界にショックを与えた」(141ページ)という。「北朝鮮にとっては、テポドンに象徴される核・ミサイル開発か、『平和』の象徴である大同江ビールの輸出か、を国際社会から迫られているのだ」(153ページ)というのが、この書物の要点である。北朝鮮の改革・開放は可能だし、この国の未来はその一点にかかっているというのがここで主張されていることである。
 これで今年読んだ本は119冊となった。あと岩波文庫の『千一夜物語(一)』(マルドリュス版の翻訳)を読み終えて、目標達成にこぎつけるつもりである。

 第97回全国高校サッカー選手権の三ツ沢球技場での第二試合、福井県代表の福井県立丸岡高校と京都府代表の東山高校は試合開始早々にPKで得点を挙げた丸岡のリードがつづいたが、前半の終盤に今度は東山がPKで得点を挙げ、同点に追いつき、後半28分に2点目を挙げて、そのまま逃げ切るかに思われたが、終了間際に丸岡のMF宮永選手がシュートを決めて同点に追いつき、PK戦にもつれ込んだ結果、5‐4で丸岡が勝利した。好試合だった。

 これから東京に出かけて年を越すことになるので、本日中に皆様のブログを訪問することはできませんが、よいお年をお迎えください。 
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Re: 明けましておめでとうございます。

新年の御挨拶をありがとうございました。
こちらこそ、貴ブログで、いろいろと楽しませていただきました。
今年もお付き合いのほどをよろしくお願いするとともに、ますます充実したブログになることを期待しております。

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