人生、ブラボー!

6月17日(月)晴れ後曇り

 横浜・伊勢佐木町のニュー・テアトルで『人生、ブラボー!』、その後109シネマズMM横浜で『ローマでアモーレ』を見る。

 『人生、ブラボー!』はカナダ(ケベック)の映画であることに気付かず、会話がフランス語なのに、使われている貨幣の単位がドルなので、しばらく考えこんでいた(この場合、カナダ・ドルである)。そういえば、昨年見た『ぼくたちのムッシュ・ラザール』(1月18日の当ブログ「アルジェリアにかかわる映画」で取り上げている)もケベックで作られた映画であった。

 42歳で精肉店に勤めるダヴィッドの仕事ぶりはお世辞にも立派なものではなく、借金に苦しむ生活であるが、恋人が妊娠して結婚する、しないというところまで来ている。ところが彼が<スターバック>という変名で行った693回に及ぶ精子提供を通じて533人の子どもの父親となっており、そのうち142人の子どもから身元開示の訴訟を起こされていることを知る。身元を明かすことに応じるつもりはないダヴィッドではあったが、142人の1人が有名サッカー選手であることから、他の子どもたちにも興味を持ち始め、身元を隠して接触しはじめる。子どもたちの中には薬物依存からの脱出に苦しむ女性や、重い障害を抱えた男の子もいて、彼は子どもたちのそれぞれの人生に向き合うことになる。

 果たしてこういうことが実際に起きるかどうかがわからないので、批評に苦しむのだが、映画を見ている限りでは奇想天外な展開を通じて、人生のさまざまな側面とその可能性が示されている。主人公は借金だらけで、その解決のために大麻を栽培しようと考えたりするダメ男であるが、どこか憎めないところがある。そういう人間の誠意を掘り起こそうというストーリーの展開には心温まるものを感じる。あまり興行的に成功していない様子であるのが残念である。
 
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