日記抄(7月2日~8日)

7月8日(土)晴れ、気温上昇

 集中豪雨のため被害を受けた方々に心からお見舞い申し上げます。

 7月2日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、前回に書き落としたことなど:
7月1日
 横浜FCシーガルズはなでしこリーグ・カップ(2部)のコノミヤスペランツァ大阪高槻と対戦し(アウエー)0-0で引き分け。横浜F
Cはツエーゲン金沢と対戦し(アウェー)、3-2で逆転負けした。これで8位に後退する。

 NHKラジオの「朗読の時間」、柳田国男『故郷七十年』の6回から10回。「文学の思い出」の途中に「拾遺」の中の島崎藤村の「椰子の実」の成立にかかわる逸話が挿入されていた(私の手元にある講談社学術文庫版と別のテキストをもとに朗読しているらしい)。

7月2日
 バスで三ツ沢グランドの近くを通り過ぎた時に、まだ雪が縦じまを作って残っている富士山が見えた。

 NHKEテレの「日本の話芸」の時間で、入船亭船遊師匠の「佃祭」を視聴する。祭り好きな男が佃祭を見に出かけて、これがおしまいだという渡し船に乗ろうとして、昔、身投げしようとしていたところを助けた若い女に引き留められる。ところがその渡し船が途中で転覆して‥‥。祭り好きな男、若い女、その亭主の船頭、男と同じ長屋の月番をしている与太郎、長屋の連中、男の妻と登場する人物の描き訳が結構難しい。最後は与太郎の失敗噺で終わる。個別特殊な事例を、一般化せずに、特殊なままに真似しようとした失敗である。3代目の三遊亭金馬が得意にしていた噺(与太郎の出てくる噺がうまかったからね)。鉄道事故で足を悪くしてからは衰えたが、それまでのこの噺の口演は聞いていて鳥肌が立ったと、金馬の弟子の2代目桂小南(故人)が話していたのを思い出す。

 第940回のミニtotoAのノートに書きつけた予想が当たっていた。こういうときに限って、券を買い忘れているのである。

 プロ野球の阪急(→オリックス)、日本ハムの監督であった上田利治さんが亡くなられた。日本ハムの監督時代に、横浜スタジアムでその姿に接して、テレビに出てくるのと同じだという平凡な感想をもったことを思い出す。ご冥福を祈る。

7月3日
 『朝日』の朝刊に上田さんとともに、ドイツ文学者の子安美知子さんの訃報が掲載されていた。自由ヴァルドルフ学校やミヒャエル・エンデの紹介で知られるドイツ文学者であるが、夫君の(日本思想史家である)子安宣邦さんの著作の方を多く読んでいるのではないかと思う。ご冥福を祈る。

 NHKラジオ『レベルアップ中国語』は今回から「伝えてみよう”おもてなし"中国語」という新しい番組が始まった。今年の1~3月に放送されたものの再放送だそうである。

 釣り落とした魚は大きいというが、ミニtotoBも当たっていた。

7月4日
 『朝日』の朝刊に映画カメラマンの長谷川元吉さんの訃報が掲載されていた。吉田喜重監督の『エロス+虐殺』、『戒厳令』などの撮影監督をされた。作家の長谷川四郎の子息である。

 NHKラジオ『まいにちイタリア語』で
(Il tempio) L'hanno costruito intorno al 600.
(そのお寺は)600年頃に建てられた。
という文が出てきた。寺は、一人で建てるものではないから、hanno costruitoと3人称複数形(の近過去)が使われているという。
 確かに、(例を挙げると)京都の天竜寺の開基(創立者)は足利尊氏であるが、開山(初代住職)は夢想疎石である。さらに、建物を建てたのは別の人々である。

7月5日
 NHKテレビの『100分de名著』の時間でジェイン・オースティンの『高慢と偏見』を取り上げていることに気付き、慌ててその第1回(の再放送)を視聴する。講師の廣野由美子さんは〔オースティンは、登場人物たちの中で誰が一番美人であるか、どちらのほうが頭がよいかなど、容貌や頭脳、収入などの序列をはっきりと定めています。しかし、人間としてだれが一番優れているかは、そう簡単には答えが出てきません。これも、この後徐々に明らかになってくる、オースティンの小説の深さだと言えるでしょう」(テキスト25ページ)と論じて、ヒロインのエリザベスにもかなり辛辣な目を向けながら話を進めていて、これからどういう議論が展開されるのか興味深い。

7月6日
 NHKラジオ『まいにちフランス語』応用編は今年の1~3月に放送された「ガストロノミー・フランセーズ 食を語り、愛を語る」の再放送、『まいにちイタリア語』応用編は新たに「メールで発信!」という番組が始まった。「メールで発信」の講師である張あさ子さんの『イタリア語で手帳をつけてみる』(ベレ出版)という本は持っているのだが、最近はあまり目を通していない。

 NHKカルチャーラジオ『国語辞典のゆくえ』の第1回を途中から聴く。言葉は多義的であるから、国語辞典も個性をもった多様なものであることが望まれるという。言葉には唯一の正解はないという講師(飯間浩明さん)の発言の含意をかみしめる必要があるだろう。

7月7日
 日本とEUの間の自由貿易協定が大枠での合意に達したそうで、ワインとチーズが安くなると言われているが、どの程度安くなるのかは不透明な部分がある。それと、いくら安くなっても、今の私の年ではそれほど飲み食いはできないという無念さも感じている。

 『朝日』の朝刊に奈良と鎌倉の大仏を比べる「大仏くらべ」という創作狂言を絵本にしたものが出版されたという記事が出ていた。奈良の大仏は奈良時代につくられて奈良にあり、鎌倉の大仏は鎌倉時代につくられて鎌倉にある…と書くと、平々凡々ではないかと思うかもしれないが、以前にも書いたように京都にもあった大仏が今は残っていない。奈良の大仏は廬舎那仏で伊勢神宮と対をなし、鎌倉の大仏は阿弥陀仏で鶴岡八幡宮と対をなすというようなことをいろいろと考えていくと面白くなる。

7月8日
 シネマ・ベティでアスガー・ファルハディ監督の『セールスマン』を見る。この監督の作品は、『彼女が消えた浜辺』、『別離』、『ある過去の行方』とみてきているが、イランの市民生活を描きながら、謎めいた物語の展開を演劇的に構成していくことで、イランの社会の直面している問題を描き出しているように思われる。この作品では、アーサー・ミラーの『セールスマンの死』というアメリカの戦後演劇の傑作を上演するという企てと、その上演に参加している夫婦の妻の方が引っ越したばかりのアパートで何者かに襲われるという事件が描かれる。夫は、警察に頼らずに、事件を捜査していこうとするが、一方で妻の名誉のために何もかも忘れた方がいいという考えもどこかにある…。『別離』に比べると、主人公たちの住むアパートがおんぼろだなぁと思ったり、イランでも普通の猫は普通の猫なのだなぁ(ペルシャネコではない)と思ったりした。(タイの普通の猫が普通の猫だというのは自分の目で確かめたことがある)。

 横浜FCはアウェーで松本山雅に1-3で敗れる。何とか、体勢を立て直してほしいものである。 
 第942回のミニtotoを買ったのだが、A、Bともに当たらず。
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