日記抄(6月11日~17日)

6月17日(土)晴れ、日中は暑かったが、日が暮れると涼しくなった。

 6月11日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
6月11日
 日産小机フィールドでプレナスなでしこリーグ・カップ2部第2節日体大フィールズ横浜対横浜FCシーガルズの対戦を観戦した。第1節でコノミヤ・スペランツァ大阪高槻に9-0で圧勝した日体大優勢と思われたが、シーガルズが序盤にあげた1点を守り切って勝利した。

 横浜ムービル5で、『今からちょっと仕事やめてくる』を見る。ブラック企業で働く若手社員が人生の意義について改めて考え直すという話で、脚本が甘いのではないかと思った。

6月12日
 NHKラジオ『まいにちフランス語』は、今週、「パリ植物園」(Jardin des Plantes)についての会話を取り上げる。植物園といっても、中に動物園もある巨大な施設である。登場する女性がいう:
On peut aller à la ménagerie. (動物園に行けるわね。)
ménagerieは小さな動物園で、研究用、種の保存用の動物園という含みがあると解説されていた。

6月13日
 『まいにちフランス語』で取り上げられた「パリ植物園」の話題の続き:
Le ménagerie du Jardin des Plantes est riche de 1200 animaux pour 180 espèces variées : mammifères, oiseaux et reptiles. (「パリ植物園」の中にある動物園には、哺乳類、鳥類、爬虫類あわせて180種類、1200もの動物がいます。) それほど多いとは思わないのだが、その中にはフランスでは珍しい、キノボリカンガルーやオランウータンも見られるという(オランウータンというと、ポーの「モルグ街の殺人事件」を思い出される方もいらっしゃるかもしれない)。この動物園はパリ5区にあり、1794年に開演した。現存している動物園ではウィーンのシェーンブルン宮殿にある動物園に次いで、世界で2番目に古いそうである。

 テレビ東京の『開運なんでも鑑定団』の本日のゲストとしてなべおさみさんが登場していたが、その紹介画面の中でも触れられていたなべさんの主演映画『吹けば飛ぶよな男だが』は山田洋次監督の作品中、初めて『キネマ旬報』のベスト・テン入りしたものである。鈴木清順監督の『肉体の門』で<黄色の女>を演じていた石井富子さんが、この作品で、犬塚弘が演じるうだつの上がらない下っ端のやくざの奥さんという新しい役どころを切り開いたことが特に印象に残っている。

6月14日
 またまた「パリ植物園」正式には「国立自然史博物館」について。この施設は17世紀にできた王立の薬用植物園が現在のパリ5区の場所に移動し、後に研究機関として発足したもので、フランス革命のさなかの1793年に博物館として一般に公開された。
Un des bâtiments les plus spectaculaires et les plus agréables du Muséum d'Histoire naturelle est la Grande galerie de l'évolution. (自然史博物館で最も目を引き、一番楽しい建物のひとつは「進化大陳列館」です。)
 進化論を唱えたことで知られるラマルクは、この植物園に務めていたが、生前、その学説を認められず、不遇であった(彼の学説に欠陥があったことも確かである)。「進化大陳列館」が人気を集めていることを彼が知ったら大いに喜ぶだろう。

 椎名誠『おれたちを笑え! わしらは怪しい雑魚釣り隊』(小学館文庫)を読み終える。ホームセンターで売っているプラスチック製園芸用品「若竹」を使って巨大テントを組み立てる話など、依然として新しい冒険・挑戦を繰り返す椎名さんの姿勢には大いに学ぶべきものがあるのではないかと思う。

6月15日
 NHKラジオ『実践ビジネス英語』でのソフトスキルをめぐる会話は、ソフトスキルの一種としてのチームプレーのための能力に話が及ぶ。
That's not something you can learn from a book or gauge with a traditional exam. (それは、本から学べるものでも、従来の試験で測れるものでもありませんからね。)
ここでgaugeという動詞は、「ゲージ」と発音する。番組では触れられなかったが、名詞として、鉄道の線路などの軌間距離という意味があり、その意味では「ゲージ」は日本語になっている。辞書にはgageという綴りも記載されているが、杉田先生も、ヘザーさんもgageという綴りを見たという記憶がないそうである。
 ソフトスキルをめぐる雑談は、結局次のような常識的な結論に落ち着く:
 In the end, it comes down to having the right combination of soft and hard skills. They're not mutually exclusive. (結局は、ソフトスキルとハードスキルをバランスよく兼ね備えることに行きつきますね。この2つは相いれないものではないのです。)

 吉田健一『舌鼓ところどころ/私の食物誌』(中公文庫)を読み終える。もともとこの文庫に別々に収められていた2冊を1冊にまとめて改めて刊行したもので、両方ともすでに読んだことがある。まだ、東京に数寄屋橋という橋があったり、新潟に東堀、西堀という堀があったころの全国食べ歩きの記録で、昭和20年代、30年代の雰囲気が濃く漂っているのが魅力的に思われる。東海道新幹線が開通したのが昭和39年のことであり、そのことによって駅売りの食べ物を買って食べる楽しみが減ったと記されていることが時代を感じさせる。

 NHKラジオ「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」の木曜日は”Heroes and Giants"と題して歴史上の重要人物を取り上げているが、本日は千利休が取り上げられていた。利休は茶の湯の理念や政治的な問題をめぐって豊臣秀吉と対立して、武士ではないのに切腹を命じられるのだが、その真相をめぐっては謎の部分があって、英語で説明するのは難しいなぁと思いながら聞いていた。<北野の大茶会>に代表される秀吉のパフォーマンスには好意的に評価できるところがあって、秀吉と利休のどちらが正しいとは簡単に結論は出せそうもない。とは言うものの、利休に一方的に切腹を命じたのはよくない。自分と意見の対立するものを抑圧するのは、抑圧する側の意見が客観的に見て正しい場合でも容認できることではない。

6月16日
 NHKラジオ『まいにちイタリア語』応用編「描かれた24人の美女」第20回は、ミラノのブレラ美術館にあるフランチェスコ・アイエツ(Francesco Hayez)の「キス」(Il bacio)という作品を取り上げた。接吻を交わす若い男女の姿を描いたこの絵には、イタリアの独立と統一をめぐる当時の動きを示す政治的な意味が隠されているという。
Hayez fu uno dei protagonisti della Milano del suo tempo, essendosi legato a due giganti della cultura italiana: lo scrittore Alessandro Manzoni e il musicista Giuseppe Verdi. (アイエツは当時のミラノにおける主要な人物の一人であり、作家アレッサンドロ・マンゾーニと音楽家ジュゼッペ・ヴェルディという、二人のイタリア文化の巨人とつながりをもっていました。)
 イタリアのリソルジメントと関連して、マンゾーニの『婚約者』や、ヴェルディの歌劇などの偉大な芸術が生まれたのだが、同じ時期のアメリカの南北戦争や、日本の明治維新と関連してどのような文化・芸術上の動きがあったのかというのは、大いに考える価値のある問題ではないかと思っている。

6月16日
 午後、日産フィールド小机でプレナスなでしこリーグカップ2部第3節横浜FCシーガルズ対スフィーダ世田谷の試合を観戦する。リーグ戦では0-1で負けた相手であるが、今回も序盤の好機を生かせずもたもたしているうちに、失点を重ね、1-3で敗れる。ニッパツの関係者らしい人が何人か私の後ろに座っていろいろと論評していたのが参考になった。
 夜、ニッパツ三ツ沢球技場でJ2の横浜FC対モンテディオ山形の試合を観戦する。0-0の緊迫した展開が続き、後半のアディショナル・タイムの終わりの方で山形のカウンターから1点を失い、敗北。特にMF陣の消極的な競技ぶりが気になった。
 本日は男女ともに敗戦という最悪の結果となった。FCとシーガルズとでは試合内容のレベルが違うが、大事に行こうという姿勢が、もたもたしてボールを失ってしまうという結果につながるというところは両者に共通する問題点ではないかと思った。 
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