日記抄(5月14日~20日)

5月20日(土)晴れ、気温上昇

 5月14日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
5月14日
 前日(13日)のJ2第13節水戸ホーリーホック対横浜FCの対戦は0⁻0で引き分けに終わった。横浜FCはこれで2位に後退。水戸はおそらくこれまで最も多く対戦しているチームだと思うが、それだけのことはあってそう簡単には勝たせてくれない。

 『朝日』の朝刊で木村草太さんが道徳教育について考える際に手掛かりになりそうな書物を3冊あげていた中に、当ブログでも取り上げたパオロ・マッツァリーノ『みんなの道徳解体新書』(ちくまプリマー新書)が含まれていた。この書物がもっとも重要なことだと論じているのは、「自分とは違う人間が世の中に存在することを認める努力」(174ページ)であるが、これは木村さんが取り上げている残り2冊のうちの1冊、辻田真佐憲『文部省の研究 「理想の日本人像」を求めた百五十年』(文春新書)で文部省(→文科省)が追求してきたと言われていることとどのような関係になるのか、それが考えてみる際の出発点の1つとなるだろう。

5月15日
 NHKラジオ「まいにちイタリア語」でイタリアから日本にやってきた青年が、彼を迎えた日本の友人に
Perché hai deciso di studiare l'italiano? (何でイタリア語の勉強をすることにしたの?)
と質問している。こう聞かれても、それほどはっきりした理由があるわけではない場合が少なくない。日本語の勉強にしても同じことかもしれない。イタリア人パートナーのフィオーレさんは日本語を勉強するようになった理由として、ヨーロッパのものではない言語を勉強したかった、その中で日本の文化や歴史に魅力を感じていたからと言い、アンドレアさんは外国の言語や文学が好きだったので、日本語と日本文学を選んだのだ、初めはそれほど夢中ではなかったのが、やっているうちにのめりこんだと話した。選ぶきっかけは偶然に近いものであっても、やっているうちにのめりこむということはありそうだ。もちろん、やっているうちに向いていないと気づいてやめることもあるはずである。

5月16日
 『朝日』の朝刊に大学の授業の1コマがふつう90分であったのが、100分に延びる傾向にあるという記事が出ていた。私が大学に入った時は110分であった。90分が一般的になったのは1970年ごろからであろう。110分といっても、先生が遅れてきたり、早くやめたりで融通が利いた。英語の授業などでは、自治委員がクラス討論をしたいので早めにやめてくださいと掛け合ったりした。授業時間があまり短いとそういうことがしにくくなる。よしあしである。

5月17日
 研究会と重なったので見に行けなかったのだが、ニッパツ三ツ沢球技場でJ2第14節横浜FC対カマタマーレ讃岐の対戦があり、横浜が2-1で勝利して、首位を奪回した。比較的下位にいるチームではあるが、これまでの対戦成績から見ると分がよくない相手である。まあ、勝ったことで良しとしよう。

5月18日
 NHKラジオ「まいにちフランス語」応用編「インタビューで広がるフランス語の世界」の第11課で、フランス人講師のヴァンサン・ブランクールさんは次のように述べた:
  Je crois qu'un des intérêrets de la francophonie, c'est de nous amener, nous Français, à réfléchir sur notre passé colonial. Aujourd'hui, à travers la langue française qui nous est commune, nous pouvons nous pencher sur ce passé douloureux qui nous est aussi ommun.
(フランス語圏を知る意義の一つは、われわれフランス人に植民地時代の過去について考えさせることだと思います。現在ではフランス語という共通言語を通して、われわれが共有したいたましい過去について検討することができます。)
痛みは両方にあるというときの、痛みがどのようなものかを語り合うべきだというのであろう。 

NHKラジオ「まいにちイタリア語」応用編「描かれた24人の美女」の第11回は、ミケランジェロのミカンに終わった最後の作品である<ロンダニーニのピエタ>を取り上げていたが、作品を解説するイタリア語の文はミケランジェロの遺した詩行から始められていた。
 Giunto è già 'l corso della vita mia
con tempestoso mar, per fragil barca...
(Michlangelo Buonarroti, Rime, N.285)
 わが人生の航路ももはや終わらん。
 壊れかけた小舟で、荒れ狂う海を行くがごとき航路を
 (ミケランジェロの「詩集」から、池上英洋訳)
 ミケランジェロは彫刻家、画家、建築家であるとともに詩人でもあったことがわかる。

5月19日
 イタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』(岩波文庫)を読み終える。面白かった。この小説については、また機会を見つけて取り上げるつもりである。

 さらに高橋呉郎『週刊誌風雲録』(ちくま文庫)を読み終える。さまざまな週刊誌の興亡を著者自身の経験を踏まえて内側から語っている。週刊誌というメディアについて一応のことを知るためには便利な本である。この本でもところどころで触れられているが、海外の週刊誌(あるいはそれに類した雑誌)と日本の週刊誌はどこが違うのかということがもっと掘り下げられていたら、もっと面白かったのであろうが、そこまでを望むのは無理かもしれない。
 そういえば、『朝日』の朝刊に雑誌の図書館である大宅文庫が財政難に陥っているので、運営費の募金活動をしているという記事が出ていた。大宅が雑誌を情報源として活用していたのは有名な話だが、現在活躍中の池上彰さんなどもやはり雑誌を活用している様子である。誰か、雑誌活用術の本を書いたら、側面からの援助になるかもしれない。

5月20日
 少し間隔があいてしまったのだが、医師の診察を受けに出かけ、その後、薬局で薬をもらう。22日には、別の病院で別の病気の診察を受けることになる。なかなか大変である。

 明日(21日)は13時から小机で横浜FCシーガルズの試合があるので、どこかで弁当を買って見に出かけるつもりである。22日には病院の帰りに映画を見ようと考えている。さらに27日には18時から横浜FCと名古屋グランパスの対戦があり、これも見逃せない。病気だ病気だと言いながら、あちこち遊びまわっている。この調子ではろくなことが起こりそうもない。 
 
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