日記抄(1月15日~21日)

1月21日(土)晴れ

 1月15日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
1月15日
 日本列島が寒波に覆われ、日本海側では雪に見舞われたところもある中で、センター試験が行われた。4月ではなく9月に新学年を始めることにすれば、この種の試験は6月ごろに実施されることになる。6月に台風が来ることも視野に入れる必要はあるだろうが、一考の価値はあると思う。
 とはいえ、私は大学教育の問題の中で、入試が極端に重視されて、ほかの問題があまり重視されないのはよくないことだと思っている。大学の中でどのような教育が行われているかにもっと関心を払い、その改善に努めることも大切ではないかと思う。

1月16日
 新聞に掲載された広告の見出しを見ただけであるが、政府寄りの『週刊ポスト』の1月27日号と、批判的な『週刊現代』の1月28日号とが、ともにトランプ氏のアメリカ大統領就任により株価が上がるという予測を立てている。『週刊東洋経済』1月16日号も「トランプ相場に乗れ!」と同じような見通しを述べているが、『週刊エコノミスト』1月24日号は「米国の衰退が始まる」との見通しを述べている。それぞれどの程度の期間を見通しての予測であろうか。『週刊ダイヤモンド』1月21日号が、「お受験・英才教育の真実」と全く我が道を行く編集をしているのも気になるところではある。

1月17日
 NHKラジオ「英会話タイムトライアル」で「日本からたくさん報道陣が来ています」に対応する英語として、
There's a lot of media from Japan.
という言い方が紹介され、There're...といってもいいと付け加えられていた。mediaというのは本来ラテン語の名詞mediumの複数形であるから、ラテン語を知っている人間の目で見ると、単数の言い方には抵抗がある。data, triviaなどの語についても同じことがいえる。

1月18日
 NHKラジオ「まいにちスペイン語」の時間で、スペインでは誕生日を迎えると、家族や友人から年の数だけ耳を引っ張られるという話を聞いた。これは若い人だけの話で、大人の世界ではやらないそうである。また、誕生日には、学校にキャンディーをもっていって配る→そのお返しにプレゼントをもらうということだそうである。なかなか大変だ。

 NHKラジオ「まいにちロシア語」の時間で、初めて人工衛星で地球の周りを回り、「地球は青かった」といったユーリ・ガガーリンの話題が取り上げられていた。私の学生時代に、京大の西部構内に普段は空いているが、全学自治会である同学会の選挙の時期になると選挙管理委員会、大学祭である十一月祭の時には実行委員会など、その時々の行事の際に使われている部屋があって、ガガーリン・ボックスと呼ばれていた。これはガガーリンが来日して、京大を訪問した際に、学生有志が歓迎のための準備に使ったことによるものである。ある年代の、その中でも一部の京大出身者しか、そんなことは記憶していないだろうと思う

1月19日
 NHKラジオ「まいにちフランス語」は”Café ou thé ? (1) Deux façons d'apprécier la vie"(コーヒー? お茶?(1) 人生を楽しむための2つの方法)は、Regardez-les bien, les gens qui boivent du café, et vous saurez tout d'eux. (コーヒーを飲む人たち、彼らをよく見てみれば、彼らのすべてがわかる。) Le café, ce n'est pas qu'une boisson, c'est un geste qui acccompagne chaque moment de la journée. (コーヒーは、飲み物であるだけではない。一日のいろいろな瞬間に伴われる動作だ。) といって、朝、昼、夜にコーヒー飲みがコーヒーとどのように付き合うかを描写している。
 
1月20日
 『日刊スポーツ』によると、日本サッカー協会はU-18日本代表監督に影山雅永さん、U-15日本代表監督に有馬賢二さんを選んだということである。横浜FCの初期のFWとして大活躍した有馬さんの今後の指導者としての活躍に大いに期待したい。また、U-15のGKコーチには、これも横浜FCの初期のGKとして活躍した水原大樹さんが就任した。こちらも活躍を期待したい。

 「NHKまいにちフランス語」の「コーヒー? お茶?」の2回目。今回はお茶の方を取り上げている。
Les buveurs de thé, eux, ont copris qu'il était important de prendre son temps. Ils aiment la vie. (お茶を飲む人たちは、ゆっくり時間をかけることの大切さをわかっている。人生を愛する人たちだ。)
 どちらかというと、フランス人はコーヒーを飲み、紅茶を愛するのは英国人だという印象を持っていたが、必ずしもそうではないことを今回の放送は教えてくれた。

 瀬川至朗『科学報道の真相――ジャーナリズムとマスメディア共同体』(ちくま新書)を読み終える。STAP細胞問題、福島第一原発事故、地球温暖化問題をめぐる報道の経緯と問題点を取り上げ、報道体制だけでなく、一般市民や政策にかかわる技術官僚が抱いている「『固い』科学観」にも問題があることを指摘して、今後の方向性を探っている。

1月21日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」は”Bath"(風呂)を話題として取り上げた。
For most of human civilization, having a private bath would have been an unimaginable luxury.(人間の歴史のほとんどの時期、個人でお風呂を持っているなどということは、思いもよらないほどの贅沢だった。)
The Greeks had a tradition of bathing in public pools. They were often part of gymnasia, or gyms. (ギリシャ人は公共のプールで水浴びをする伝統があった。それらはしばしばギュムナシオンに併設されていた。) 「ギュムナシオン」というのは、古代ギリシャの公共の訓練(運動)施設で、英語で体育館のことをgymnasiumというのはここからきている。ギュムナシオンを利用して学校を開く例もあったようである。ラテン語のludusには<競技場>という意味と<学校>という意味とがあるのも同じような背景からであろう。

 シネマヴェーラ渋谷で「名脇役列伝Ⅰ浪花千栄子でございます」の特集上映から、マキノ雅弘監督の『江戸の悪太郎』(東映、1959)と川島雄三監督の『貸間あり』(宝塚映画、1959)を見る。
 『江戸の悪太郎』は貧乏長屋で寺子屋を開く浪人(大友柳太朗)が、長屋のある土地の乗っ取りを狙う旗本の悪だくみを叩き潰す。それに、親たちの進めてきた結婚話が嫌で、逃げ出してきた娘(大川恵子)が男と偽って、浪人のもとに身を寄せてくる。時代劇が盛んにつくられていた時代の作品で、長屋のセットなど大掛かりで見ごたえがある。長屋の住人で普段は渋ちんだが、情に篤い金貸しばあさんを演じている浪花千栄子の演技が光る。
 『貸間あり』を見るのは2度目。この作品については、また機会をみて詳しく論じるつもりであるが、予備校生の小沢昭一が何でも屋のフランキー堺に代理受験を頼む、この2人が旧制中学の同期生だったというのと、乙羽信子が淡島千景に女中奉公先のお嬢様になってくれと頼むが、この2人が同じ年の生まれで、宝塚では乙羽の方が先輩だというのと、知っていると余計に映画が面白くなる楽屋裏の話が2つある。それはそうと、乙羽も淡島もまだ若くてきれいだったな、と思った。そう思われてくる程度に、私も年をとり、映画鑑賞歴を重ねたということであろうか。すでに故人になったこの2人の女優とほぼ同年代の作家の佐藤愛子さんが「90歳、何がめでたい!」と叫んでいるようであるが(実際には93歳)、やっぱりめでたいのではないかと思う。

 お礼を申し述べるのが遅れてしまいましたが、このブログをはじめてから、皆様より頂いた拍手の数が21,000に達しました。ありがとうございます。今後ともよろしくご愛読・ご支援をお願いいたします。
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