日記抄(1月1日~7日)

1月7日(土)晴れ

 元日から本日までに経験したこと、考えたことなど:
1月1日
 穏やかな正月を迎える。
 サッカーの天皇杯(全日本選手権)の決勝は鹿島が延長戦の末、2-1で川崎を降す。

1月2日
 ニッパツ三ツ沢球技場で第95回全国高校サッカー選手権の2回戦:鹿島学園(茨城)対東海大仰星(大阪)、富山第一(富山)対那覇西(沖縄)の2試合を観戦する。第1試合は東海大仰星が後半にあげた1点を守って1-0で勝ち、第2試合は富山第一が3-0で那覇西を降した。

1月3日
 全国高校サッカー選手権の3回戦の一番近い会場である川崎の等々力総合競技場に出かけようと思っていたが、午前中ぐずぐずしていて時間が無くなる。

1月4日
 亀田俊和『南朝の真実 忠臣という幻想』(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー)を読み終える。鎌倉幕府と江戸幕府が肯定的に評価されることが多いのに対し、その間に挟まった室町幕府は内紛まみれの貧相でみすぼらしい幕府であるという印象が付きまとっている。一方、この幕府と戦った建武政権やその後身である南朝は、幕府とは正反対に天皇に熱烈一途に忠節を尽くし、一致団結して幕府と戦った忠臣ぞろいであったという印象を持っている人が少なくない。この見解は特に皇国史観を代表する歴史家である平泉澄によって強く主張され、南北朝正閏論争とも結びついて大きな影響力を持ってきた。しかし、この考えを裏付ける歴史的な事実はあまりないと著者は言い、改めて歴史的な事実の掘り下げを試みている。特に南朝内部における皇位継承をめぐる内紛、第三王朝樹立運動や、圧倒的に優勢な室町幕府との講和を望むか、徹底抗戦を貫くかの対立などに焦点が当てられている。さらに「南北朝期の政治史は現代日本の政党政治と類似している点が非常に多いように見受けられる」(10ページ)という感想を著者が述べている点も注目してよい。とにかく、南北朝時代、室町時代をもっと研究しなければならないという意見には私も同感である。

1月5日
 川崎の等々力競技場で全国高校サッカー選手権の準々決勝2試合:東福岡(福岡)対東海大仰星(大阪)、正智深谷(埼玉)対青森山田(青森)の2試合を観戦する。昨年度の優勝校であり、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016プレミアリーグ・ウエストで4位になった東福岡が優勢という下馬評であったが、その通り、前半風上に立って攻め立ててくる東福岡に対し、東海大仰星が必死に守るという展開となった。しかし後半になると東海大が時折攻勢に出る場面も出てきて、66分にコーナーキックのチャンスを得ると、ゴール前でのもみあいからDFの吉田選手がゴールを決めて1点をとり、そのまま東福岡の猛攻をしのいで初の準決勝進出を決めた。この試合で東福岡が5本のシュートを放ったのに対し、東海大のシュートはわずか1本でその1本が決勝ゴールになったということである。また、吉田選手は人生で初めてのゴールが決勝点となったとのことである。こういうのは忘れられないだろうね。東海大は風を計算に入れて、セット・プレーの機会を大事にしたのが勝利に結びついたように思われる。東福岡はバーに当たったシュートがあったのは不運であったが、全体としてプレーの精度が欠けていたようである。
 第2試合は、高円宮杯のチャンピオン・チームである青森山田が深谷正智を圧倒し、3-1で勝利をつかんだ。しかし深谷正智もこれまで無失点であった青森山田から終盤1点をもぎ取るなど、健闘を見せた。
 ところで、これら2試合で5本のゴールが決まったわけであるが、あとでスポーツ新聞で確認したところ、私が正確に記録していたのはそのうちの2本だけであったことが判明した。右足で蹴っていたと思っていたのが、左足だったというようなことである。目撃証言というのが、案外当てにならないことが自分の経験でもわかった。
 昨年だったか、横浜FCの試合のハーフ・タイムの解説で奥寺さんが風上の方が有利だとは言えないといっていたが、それはレベルの高いゲームの場合で、高校や女子のサッカーでは風上の方が有利ではないかと思う。もちろん、それを生かすことができればの話ではあるが…。

 椎名誠『あやしい探検隊 焚火酔虎伝』(ヤマケイ文庫)を読み終える。昨年12月24日付の「野菜を食べやさい」に「イモガラ木刀と日向かぼちゃ」という記事が出ていたが、この書物の第2章「南九州ばか湯ばか酒ばか唄旅」の中に、「貰(もろ)たもろたよいもがらぼくと/日向かぼちゃのよか嫁女」という宮崎県の民謡の話が出てくる。椎名さんは父親が宮崎の人だったそうで、この歌には改めて愛着を感じたそうである。

1月6日
 『朝日』朝刊のコラム「経済気象台」に「守破離の構造化」という文章が出ていて、いろいろと考えさせられた。「テレビ番組でフランス人女性が、日本のパンはフランスよりおいしいと話していたのを見たことがある。おいしいのはパンだけではない。フランス料理さえ現地で食べるより明らかにおいしい。外国の文化に学び、やがてそれを超え、独自の境地を切り開く「守破離」の精神をもって、日本のプロフェッショナルたちが創意工夫を重ねてきた結果であろう。その守破離の構造化である」という。そのパンや、フランス料理を、日本の庶民が日常的に食べているわけではない…という点にも目を向けるべきであろう。

 サッカーの前日本高校女子選手権の準決勝は東京の十文字学園が1-1(PK9-8)で同じ東京の修徳を、大阪の大商学園が0-0(PK3-2)で鹿児島の上村学園を破って決勝に進出した。2試合ともにPK戦にまでもつれ込む接戦であった。4チームの選手の健闘をたたえる拍手を送りたい。

1月7日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」は”Lichen"(地衣類)を話題として取り上げた。
A lichen is a collaboration. (地衣類は共生体である。)
Lichens are formed of a type of algae that lives inside a fungus. (地衣類は菌類とその中にいる藻類でできている。)
藻類は光合成で養分を作り、菌類は水や養分を集めて、藻類を周りの環境から守っているという。このため、地衣類は過酷な環境でも生き延びることができるということだそうである。なかなか面白いが、見慣れない、聞きなれない単語が多く出てくるので手ごわい話題でもある。

 全国高校サッカー選手権の準決勝は青森山田が東海大仰星を2-1で、前橋育英が1-0で佐野日大を破って決勝に進出した。東日本の代表校同士の決勝戦となった。
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