日記抄(11月4日~10日)

11月10日(木)曇り

 木枯らしが吹き、次第に冬が近づいてきていることを感じさせる昨今であるが、表をシャツ姿で歩いている人を見かけることもある。人それぞれである。

 11月4日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、その前に前回書き落としたことなど:
 NHK「ラジオ英会話」は講師の遠山顕さんが体調を崩したとのことで(早期の回復を祈る)、予定していた”Harvey and Shirley Downsize"の放送をやめて、同じHarveyとShirleyの夫婦が登場する2014年7月の”Arizona Adventure"を再放送している。ハーヴィーは妻のシャーリーとともに、アリゾナ州のセドナへと退職記念の旅に出るが、悪天候のため飛行機が予定していたフェニックスではなくトゥーソンに着陸することになるなど、出だしから順調とはいえない。トゥーソンでレンタカーを借りようとしていたハ―ヴィーはRVのレンタル店に1台だけ残っている車を見て興味を持つ。店の主人によると
This luxury sleeper has all the bells and whistles. (この豪華寝台車には付加機能がすべてついてるよ。)
 bells and whistlesは辞書には「(成句)付加機能」とある。whistleには①笛、ホイッスル、②口笛、③(列車・船などの)汽笛、霧笛、④≪通例単数形で≫笛[ホイッスル]の鳴る音、⑤≪通例単数形で≫(風などの)ヒューという音、⑥(鳥の)鋭い鳴き声[さえずり]という多くの意味があると記されている。笛といっても色々あるが、Tin whistle (ティンホイッスル=親指用の穴がなく表面に6つ穴がある笛)という楽器は英国やアイルランドの楽器店でよく見かける。③の意味では、むかしピーター・ポール&マリーが歌っていた『500マイル』という歌を思い出す。
 RVを借りようかとハーヴィーが迷っていると店の主人は
You should. You only live once. (そうしなさいよ。人生1回きりだ。)
という。むかしフリッツ・ラング監督、ヘンリー・フォンダ主演の”You only live once"(1937)という映画があった。日本での公開題名は『暗黒街の弾痕』で全然違う。その後”You only live twice"(1967)という映画がつくられた。日本では『007は二度死ぬ』という題名で公開。映画の大部分が日本で撮影されたことで知られ、ショーン・コネリーのボンドの相手役に浜美枝が起用されていた。

11月4日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の”Quote...Unquote"のコーナーで紹介された言葉:
Hide not your talents, they for use were made. What's a sundial in the shade?
      ---- Benjamin Franklin
(U.S. statesman, diplomat, inventor and scientist, 1706- 90)
(才能を隠してはならない。それは使うためにあるからだ。日陰に日時計を置いていてもしかたがないではないか。)
 日本で「能ある鷹は爪を隠す」というのと逆である。なお、和英辞典によると
Still waters run deep. (流れの静かな川は深い、物静かな人は思慮深い)
というのが、「能ある鷹は爪を隠す」に相当するという。

 同じく「まいにちイタリア語」応用編「古代ローマ幻想散歩」は”L'infanzia e l'istruzione"(幼少期と教育)という題で、ローマ時代の学校教育について取り上げた。ローマ時代の初等教育の場となったのは”ludus litterarius”であるが、Ludus litterarius vuol dire "gioco delle lettere". (ルードゥス・リッテラーリウスとは「文字遊び」という意味である。)
 Alcuni maestri usavano lettere di legno e forse anche dei biscotti (crustula) a forma di lettere, per far apprendere ai bambini l7alfabeto attraverso il tatto e l'osservazione. Quintiliano (Quintilianus) invitò i maestri a utilizzzare le coer più divertenti e piacevoli da toccare, quardare e nominare per quell'età. (教師の中には、子どもたちに触れたり、見たりすることでアルファベットを覚えさせようと、文字の形をした木や、クッキーを使う人たちもいたと思われる。クインティリアーヌスは教師たちに、その年ごろの子どもたちが触ったり、見たり、名前を読んだりするのが楽しくなるようなものを使うよう促した。)
 ラテン語の辞書を見たが、確かにludusは「遊び」という意味であった。

11月5日
 川崎の等々力総合競技場で第95回全国高校サッカー選手権神奈川県大会の準決勝2試合を観戦した。第1試合は相洋高校と法政二高の対戦で、小田原の相洋高校は初めてのベスト4進出である。細かいパスをつないで攻める法政がやや優勢に試合を進めたが、相洋もよく守り、時々左サイドから鋭い攻めを見せて対抗、前半は0-0で折り返した。後半の終了間際に、やはり左からボールを運んだ相洋のMF石橋選手がゴールを決めて均衡を破り、1-0で相洋が勝利した。翌日の新聞で読んだのだが、石橋選手はムラの多い選手で、夏はベンチにも入っていなかったそうである。これをきっかけに大化けしてほしいものである。
 第2試合は昨年度代表の桐光学園と過去に全国大会出場の実績のある県立座間高校の対戦で、昨年も出場していた桐光のタビナス・ジェファーソン選手が今年はキャプテン・マークを付けて登場、1メートル95という長身のGK茂木選手とともにその存在感を見せつけていた。桐光が前半2点、後半1点を奪って、3-0で完勝。後で知ったことであるが、ジェファーソン選手は川崎フロンターレに、茂木選手はセレッソ大阪に入団が内定しているそうである。

11月6日
 三ツ沢グランドの前を通ったところ、J3のYSCC(横浜スポーツ&カルチャークラブ)ののぼりが出ていたので、調べてみると、今日はガンバ大阪U-23との対戦があるということなので、天気もいいことだしと見に出かけた。前半2点をリードされたが、後半に2点を返して同点に追いつき、引き分けた。J2の横浜FCの試合は高齢者優待で500円で見ているが、こちらは1800円を払った。前半の試合ぶりでは、金返せと叫びたくなるところであったが、後半に追いついたので、よしとするか。それに入り口でシャンプーをもらったのである。

 一方、岐阜でFC岐阜と対戦した横浜FCは0-2で敗戦。プレイ・オフ進出にまだ一縷の希望を残してはいるが、厳しい状況となった。それにしても、自分よりも下位のチームによく負けるのは、どういうことであろうか。

11月7日
 『朝日』朝刊にセンター試験の後継の試験で、国語に論述式の問題を導入することについて、現場から懐疑的な意見が上がっていることが報じられていた。論述式の導入そのものについては悪いことではないと思うのだが、その導入の仕方に問題があるということであろうか。

11月8日
 NHKラジオ「ワンポイント・ニュースで英会話」で安倍首相がアウンサンスーチーさんと会談したことが報じられていたが、その中で新政権が発足してから初めてということが強調されていたのに違和感を持った。彼女は1985-86年に日本に滞在しているし、2013年にも来日しているのである。1985年に彼女が京都大学東南アジア研究センター(当時、現在は研究所)の客員研究員として来日した際の受け入れ口となったのはタイを中心として東南アジアの研究家として活動した石井米雄(1929-2010)で、その活躍ぶりの一端は梅棹忠夫の『東南アジア紀行』に活写されている。知る人ぞ知る存在であった彼女が国際政治の前面に出るようになってから手のひらを返したように厚遇を始めたどこかの国の政治家のあさましい根性の方が、ニュースの表現よりも問題であるかもしれない。

11月9日
 アメリカの大統領選挙で共和党のトランプ氏が民主党のクリントン氏を抑えて当選した。事前の世論調査ではクリントン氏有利であったのだから、英国のEU離脱問題といい、世論調査がいかにあてにならないかということを示す出来事であった。どうも得票数ではクリントン氏の方が多いのだが、選挙人の数でトランプ氏が勝っている、つまり彼はカリフォルニアのように大敗した州がある一方で、僅差で勝利した州が少なくない。特に事前に激戦区と予想された州のほとんどでトランプ氏が勝利した、ということはトランプ氏の方が有能な選挙参謀を抱えていたことが勝因であったかもしれないと思ったりした。

 サッカーの天皇杯4回戦で、横浜FCは0-1で大宮アルディージャに惜敗。中田監督はリーグ戦を優先させて、主力を温存していたようで、まだまだプレイ・オフ進出をあきらめていない様子である。

 『朝日』の朝刊の漫画「ののちゃん」で菓子屋の親父がモンブランならぬマッキンレーという菓子を作ったという話が出てくるが、この北米の最高峰は最近ではデナリと呼ぶようになっている。

11月10日
 『朝日』の朝刊に小学校での英語必修化の影響で小学生の英検熱が高まっていると報じられている。英語とその学習についてではなくて、資格のようなものに関心が集まるのは、大学の教育よりも入試に関心が集まるのと同根であるかもしれないと思った。

 「まいにちイタリア語」応用編「古代ローマ幻想散歩」では”I mercati romani e gli acquisti" (古代ローマの市場と買い物)では、
Trajano construi a Roma i grandi mercati che ancora oggi si possono percorrere all'interno. (トラヤヌス帝はローマに大きな市場を建設し、今なおその内部を歩くことができる。)
という話題が登場した。五賢帝の1人に数えられるトラヤヌスはイベリア半島の出身で、ローマではよそ者であったために、市民の歓心を買おうとさまざまな工事を行った。市場の建設はその代表的なものである。富裕層はぜいたくな買い物をしたが、
In età imperiale gli orologi ad acqua e meccanici erano molto di moda tra le persone ricche. (帝政期にはからくり式の水時計が富裕層にとても人気があった。)
ということである。

 11月12日(土)は三ツ沢で横浜FC対ツエーゲン金沢の試合を、13日(日)は同じく全国高校サッカー選手権の神奈川県の決勝戦を見に出かけるつもりである。 
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