日記抄(4月22日~28日)

4月28日(木)雨

 4月22日から本日までの間に経験したこと、考えたことを書き連ねる前に、前回に書き落としたことを1つ紹介する:
 4月21日に西田照子『金太郎の母を探(たず)ねて 母子をめぐる日本のカタリ』(講談社選書メチエ)を読み終えた。金太郎⇒坂田金時(本来は公時)よりもむしろ山姥だとされているその母の方に焦点を当てて、古代・中世における母子神信仰の流れを辿ろうとしている。興味深い主題を取り上げているのだが、取り上げ方と論の展開についてもう少し工夫があってもよかったのではないか。

4月22日
 木村俊一『天才数学者はこう解いた、こう生きた 方程式四千年の歴史』(講談社学術文庫)を読み終える。古代バビロニアから現代に至る数学の歴史を、方程式の解法の探求を軸にしてたどった書物である。言葉や記号が数学にとってどのような意味を持ってきたか、数学の発展に寄与した天才数学者たちの生涯はどのようなものであったのかが、この軸に絡めて語られている。
 プロローグ 大発見と天才伝説
 第1章 古代の方程式――バビロニア、エジプト、ギリシア、アラブ世界
 第2章 伊・仏・英「三国志」――数学のルネッサンス
 第3章 ニュートンとラグランジュと対称性――科学革命からフランス革命まで
 第4章 19世紀の伝説的天才――アーベルとガロア
 エピローグ 未解決問題のフロンティア
 加減乗除の四則計算とn乗根を求めるというやり方で5次方程式の解の公式は作れないことを証明したのがアーベルとガロアであることは(知識として)知っていたが(この本には、その証明が記されているのであるが、情けないことに分からない)、それ以外の方法を使うことで、アイゼンシュタインとエルミートが5次方程式の解の公式を発見し、さらに6次方程式についても解の公式が見出されているが、7次方程式以上は未解決のままである(数学者の関心が別の方向に向かっていることにもよるようである)という。

4月23日
 ニッパツ三ツ沢球技場でなでしこリーグ2部の公式戦:ニッパツ横浜FCシーガルスとスフィーダ世田谷の対戦を観戦する。シーガルスが前半に先取点を挙げたが、後半に追いつかれ、さらに逆転されて、またもや白星を逃した。

4月24日
  NHKラジオ『攻略!英語リスニング』は”Neckties"(ネクタイ)を話題として取り上げた。30年戦争の際にフランス軍に傭兵として参加したクロアチアの兵士たちが首に布切れを巻いていたのが、フランスの貴族たち、とくにルイXⅣ世の目に留まって、彼らの間でネクタイが流行するようになった。
This piece of clothing was called the cravat, which was a corruption of the French word for Croats, Croates.(この布切れがクラヴァットと呼ばれたが、これはクロアチア人を意味するフランス語、「クロアット」がなまってそう発音されたのである。) 貴族たちの間では複雑な結び方をすればするほど格式が高いと考えられていたのだが、産業革命以後、タイを身につけたいという人が増えて、より簡単な結び方のできるものが普及したという。
 それにしても、退職してしまうと、ネクタイとは縁がなくなり、私がネクタイをしたのは、ことしに入ってからまだ1度きりである。

 Eテレの「日本の話芸」で桂米助師匠の「阿武松(おおのまつ)」を視聴する。能登の国から力士になろうと江戸の武隈親方のところに弟子入りした青年が、大飯ぐらいであるために暇を出され、板橋の宿屋の主人の好意で今度は錣山部屋に入門して、めきめきと力をつけ、ついには6人目の横綱:阿武松緑之助になるという噺。米助師匠はスポーツ、とくに野球に詳しいことで知られ、タレント《ヨネスケ》としても活躍しているだけに、それなりに面白い話のタネを仕込んではいるのだが、もう少し落語としてまとめていく努力が必要ではないかと思った。

 山形県の天童市で人間将棋大会が開かれた様子がインターネットで紹介されていた。3月14日のNHKラジオ「まいにちイタリア語」で取り上げられていたが、天童市は人間チェス大会を2年に1度実施しているイタリアのマロスティカの町と姉妹都市になっている。

4月25日
 4月20日の「まいにちロシア語」の時間でクイズとして出題された
Раъота не водк...
 直訳すると「仕事はオオカミではない」というのは、「オオカミとは違って森の中に逃げていかないから、仕事はいつでも間に合う」という意味だそうである。ロシア人の仕事観がよく出ているように思われる。

4月26日 
 『入門ビジネス英語』の時間に「方向性を探る」ための発言の一例として紹介されていたのが、
Perhaps we can meet halfway. (お互い歩み寄ることができるかもしれません。)
「中間地点で会う」、つまりお互いが譲歩して着地点を見つけようとすることであると説明されていた。日本人は(私も含めて)これが苦手のようである。

4月27日
 NHK『ラジオ英会話』では”A Song 4 u (A Song for you)"として、Brothers Four のヒット曲”Greenfields"を聴いた。懐かしかった。

 『実践ビジネス英語』の”Quote...Unquote"のコーナーで取り上げられた言葉:
You are not only responsible for what you say, but also for what you do not say.
     ――Martin Luther (German friar, priest and professor, 1483-1546)
あなたには、自分が言うことについてだけでなく、言わないことについても責任がある。
 この場合のyouは4月28日の「ラジオ英会話」の”Grammar for Better Conversation"で解説された「一般論を語るためのyou」と解することもできる。

 蒼月玉兎さんのブログ「屋根裏の名画劇場」で紹介されていた映画『殺人魚フライングキラー』の製作者の1人チャコ・ヴァン・リューウェンが1950年代から60年代にかけて日活映画で活躍した筑波久子さんのことであることをどれだけの方がご存じだろうか。
 私の小学校時代の同級生の1人が進学した私立中学校で同級になった生徒の1人が慶応の先生の息子で、自分の家に筑波久子が遊びに来た(彼女は慶応の学生であった)という話を聞いたことがある。うーん、同じ年齢でも、経験の違いは大きいね。私は未だに日活時代の筑波久子の映画を見たことがない。見たのは彼女が渡米後に製作・監督した『ヘイ・ベイビー THE SEX LIFE』と製作した『ピラニア』だけである。

4月28日
 『実践ビジネス英語』の”Quote...Unquote"のコーナーで紹介された言葉:
A man can get discouraged many times but he is not a failure until he begins to blame somebody else and stops trying.
     ――John Burroughs (U.S. naturalist and nature essayist, 1837 -1921)
人は何度も挫けることがあるが、他人のせいにしはじめて、努力するのをやめるまでは、落伍者ではない。 
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