リンゴとナシの雑学

4月4日(木)晴れ

 NHKの夕方の番組「首都圏ネット」で昨日(4月3日)、「同じバラ科の花なので桜の花に似ています」として、ナシの花が咲いている果樹園の様子を放送していた。関東では千葉県がナシの一大産地であるだけでなく、川崎市から三多摩に走る府中街道沿いにも観光ナシ園を見かけることが多い。かなり身近に見ることのできる果物である。
 
 またナシというと果物のイメージが強いが、楊貴妃が涙ぐんでいる様子を形容した「梨花一枝春帯雨(りかいっしはるあめをおぶ)」という句が白居易の「長恨歌」の中にあって、その花が美人に譬えられる場合があることも忘れてはならない。花も果物も人間の生活とのかかわりの中で様々な文化的な意味を蓄えてきた。逆に言えば、花や果物を通じて文化について知ることも可能である。

 実はリンゴが人間の文化の中で演じてきた役割についてまとめてみようと思っていろいろな話題を集めてきた。しかしどうもリンゴだけでは話題が欧米に偏りそうで面白くないので、ナシに加勢を頼むことにして、「リンゴとナシの雑学」をこれからしばらく展開してみようと思っている。その矢先に、ナシの花の映像を見たので幸先がいいと思っているところである。

 林檎と書いて、本来は「リンキン」と読むべきであるのに「リンゴ」と読み習わしているのは、それだけこの果物が生活の中で親しまれてきたことのためであろう。とはいうもののリンゴがその名称からいって外国起源であるのに対し、ナシは固有種である。ナシは都道府県名にその名を刻んでいる(山梨県)が、リンゴについてはそういう例はない。日本や中国の古い物語に梨は出てくるが、リンゴは出てこない。東アジア世界では伝統的にリンゴよりもナシの方が文化的に重要な役割を演じていたようである。というわけでなしに加勢を頼むのは筋の通らないことではないと思う。また、ナシのなかには日本ナシと西洋ナシの両方を含めることにする。

 これからいろいろと書いてみるつもりで、本日は予告編的に少し書いてみた。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

tangmianlaoren

Author:tangmianlaoren
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR