日記抄(3月11日~17日)

3月17日(木)晴れ

 3月11日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、前回までの当ブログの補遺など:
3月11日
 東日本大震災から5年が経過。その一方で、横浜駅西口JOINUSではホワイト・デーのプレゼントのための菓子類を売るワゴンが並んでいる。

 オヴィディア・ユウ『アジアン・カフェ事件簿② 南国ビュッフェの危ない招待』を紹介する際に書き落としたのだが、事件の被害者の秘書で、重要な手掛かりを握っていた女性がおそらくは国外に逃亡している(372ページ)と書いた後で、予審で証言した(444ページ)と書いていて、この矛盾のつじつまを合わせていない。シリーズ3作では、こういう個所がなくなっていることを望む。

3月12日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」では”The Birth of Mobies"(映画の誕生)という話題を取り上げた。エドワード・マイブリッジのzoopraxiscopeに始まり、ウィリアム・ディクソンがエジソンの指導の下に考案したKinetographが映画撮影用カメラの原型となり、その後フランスのリュミエール兄弟によってそれが改良されてcinematographとなったこと、ジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』やエドウィン・ポーターの『大列車強盗』の製作に至る映画の最初期の歴史が概観されていた。

3月13日
 Eテレの『日本の話芸』では桂春若さんの「鹿政談」が放送された。どうも前置きや脱線が多かったような気がする。

 京都大学名誉教授の日本古代史研究家・上田正昭さんが亡くなられた。教養部でドイツ語の単位を落として2度目の2回生であったころに、着任されたのではないかと思う。直接授業を聴講したことはなかったが、著書を通じて多くのことを学ばせていただいた。謹んでご冥福をお祈りする。

3月14日
 NHKラジオ「まいにちイタリア語」では、ヴェネト州のマロスティカ(Marostica)という町で2年に1回行われるla "Partita di scacchi a personaggi viventi" (人間チェス⇒生きている人間によるチェスの対局)について取り上げた。
Il luogo dove si tiene la partita i chiama Piazza degli Scacchi. C'è tanta gente che indossa costumi d'epoca. (対戦が行われる場所はチェス広場という名前です。時代衣装を身にまとった人たちが大勢いるんです。)
A proposito, sapete che Marostica è gemellata con la città giapponese di Tendô? Qui si tiene la "Partita i shôgi a personaggi viventi"(ところで、マロスティカは天童という日本の町と姉妹都市なのを知っていますか? ここは「人間将棋」が開催されるんです。). 天童は将棋の駒の生産地として有名であるが、マロスティカではチェスの駒を作っているのだろうか? なお、江戸時代の天童の殿様は織田信長の次男信雄の末裔であったことも付け加えておこう。

3月15日
 やっと、所得税の確定申告を済ませる。どうもこういう作業は苦手である。新横浜の税務署に出かけると、予想したほどではないとはいうものの、やはりかなり長い列ができている。窓口を間違えて、時間を浪費しているのではないかという老人がいたり、税金のことはどこ吹く風で、アメリカの大統領選挙の話、ヒラリー・クリントン候補の悪口ばかり言っている初老の女性がいたりする。他人のことはともかくとして、私についていうと、どうやら、書類を書き終えて、提出。正直、ほっとした。

 Versoさんのブログ「フランス語をともに楽しく学びましょう」に『枕草子』の最初の部分のフランス語訳が掲載されていたので、Ivan Morrisによる英語訳を紹介してみる:
  In spring it is the dawn that is most beautiful. As the light creeps over the hills, their outlines are dyed a faint red and wisps of purplish cloud trail over them.

3月16日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の”Quote...Unquote"のコーナーで取り上げられた言葉:
Men are happy to be laughed at for their humor, but not for their folly.
---- Jonathan swift (Anglo-Irish satirist and churchman, 1667 - 1745)
人が笑われてうれしいのは、その人のユーモアであって、愚かさではない。
ごもっとも、ごもっとも。(スウィフトは、アイルランドの聖パトリック大聖堂で説教している時に、聞きながら居眠りしている信徒たちを意識して、居眠りしている人の魂はどこに行くのかというようなことを話題にしていたという。笑われるよりも、居眠りされることの方が悲惨かもしれない・・・)

3月17日
 アイルランドの守護聖人聖パトリックの日。1996年に英国のコヴェントリーを訪問した際に、アイルランド系の人たちが前夜祭をしているのに紛れ込んだことを思い出す。(英国の国旗ユニオン・ジャックは、イングランドの守護聖人聖ジョージ、スコットランドの守護聖人聖アンドルー、アイルランドの守護聖人聖パトリックの3人の聖人の十字架を組み合わせたものであることは御存じかと思う。ウェールズが抜けているところが問題で、国際的なスポーツ大会でウェールズの選手が優勝したりすると、ユニオン・ジャックとウェールズのドラゴンの旗の両方をもってウィニング・ランをしたりする。)

 「実践ビジネス英語」でfragranceという語をめぐり、パートナーのヘザー・ハワードさんはfragranceとかaromaはいい匂いであり、smellは匂い全般、odo(u)rは悪い匂いだと自分は理解しているが、辞書によってはodo(u)rがいい匂いだとしているものもあると話していた。手元のLongmanの辞書でodo(u)rをひくと、a smell, especially an unpleasant oneとあり、Collins(こちらはodourとなっている)にはparticular smellとある。このあたり、英米(その他の地域)の違い、人それぞれの好みの問題が絡んで、簡単には分けられないのであろう。日本語の「におい」と「かおり」でも同じようなことが言えるかもしれない。

 『枕草子』か『徒然草』の英訳を原文と照らし合わせながら読み進んでみたいと思っているのですが、もし、一緒に読んでみたいという方がいらっしゃれば、非公開(公開でも結構ですが)コメントで連絡してください。どちらかというと、『徒然草』の方に(『太平記』がらみで)興味があるのですが、『枕草子』でも結構です。『太平記』については、横浜駅東口ルミネのカルチャーセンターで、『太平記』を取り上げるらしいので、できたら聴講してみようかと思っています。
 
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