日記抄(3月4日~10日)

3月10日(木)曇り

 3月4日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
3月4日
 横浜駅西口の幸川に沿って並んでいた屋台の最後の1軒が撤去されたと報道された。実は、近くのルノアールでほぼ毎日コーヒーを飲んでいるのだが、屋台街の動静には気づかなかった。西口で特色のある飲み屋街というと、この屋台と、駅の近くの狸小路ということになるのだが、両方とも足を運んだことはない。「酒場詩人」吉田類さんが狸小路を呑み歩いているTV番組を見たことがあるが、屋台に足を運んだことはあったのだろうか。

 NHK「実践ビジネス英語」の”Word Watch"のコーナーでbring home the bacon (生活費を稼ぐ)という表現が取り上げられた。英国人の暮らしとベーコンは切り離せないところがある。英国のB&Bでベーコン&エッグとトースト、紅茶という朝食を詰め込んで、1日に備えたことを思い出す。さらに、スティーヴンソンの『宝島』で、語り手の少年の両親が経営する宿屋に現れた謎の男が”Rum and bacon and egg is what I want." (ラムを飲ませてベーコンと卵を食わせてくれりゃあそれでいい)という個所もなぜか思い浮かぶ。しかし、この男が言うような食生活は、体に悪いだろうね。

 同じ番組の”Quote...Unquote"のコーナーで紹介された言葉:
Be courteous to all, but intimate with few, and let those few be well tried before you give them your confidence.
             ――George Washington (First U.S. president, 1732-99)
(すべての人に礼儀正しくしなさい。ただし、親しくするのはわずかな人だけにし、信頼する前に、そのわずかな人を十分試しなさい。)
 もっと若いときに、この言葉に接していれば、人生も変わったであろうと思う。

3月5日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」の時間では”Caravaggio"を取り上げた。Michelangelo da Caravaggio (1571? -1610)はバロック様式の創始者とされるイタリアの画家である。
There's something about those paintings, the dramatic lighting (the chiaroscuro), the violence, the realism, the intensity of the emotion that grabs me and won't let me go.
(劇的な明暗法《キアロスクーロ》、暴力、リアリズム、感情の激しさ。そういったものが私をわしづかみにして離さないんだよなぁ。)
 3月7日放送の「ワンポイント・ニュースで英会話」でも、カラヴァッジョの真作とみとめられた作品が日本で公開されるというニュースを報じ、3月7日から始まる週の「まいにちイタリア語」にも
Si dice "Chiaroscuro". (それをキアロスクーロっていうんだ。)
という表現が使われている。3月1日~6月12日の間に国立西洋美術館で開かれる『カラヴァッジョ展』が語学番組で大いに宣伝されているというのも興味深い。

3月6日
 最後の職場での仕事の前任者であった方を偲ぶ会が開かれたので、出席した。会場に向かう途中で乗っていた地下鉄の中で見かけた母子が二人とも電車の中で眠り込んでいて、母親の妹らしい女性に停車駅で揺り起こされていたのが印象に残った。こういう風景は日本以外ではあまり見かけないものではないかと思う(眠り込んでしまうほどに、地下鉄の車内は安全ではないのがグローバル・スタンダードではないだろうか)。

3月7日
 NHKラジオ「入門ビジネス英語」は昨年の4月~10月の再放送だが、相撲に関連して
Unlike judo, wrestling, or boxing, there are no weight classes in sumo. (柔道、レスリングやボクシングとは異なり、相撲には体重別階級はありません。)と言われていることが気になった。もともと柔道には体重別階級はなく、西郷四郎のような小柄な柔道家が、大男を投げ飛ばすのが柔道の妙味であったのだが、国際化し、オリンピック種目になる過程で、体重別の階級が設けられたのである。その経緯を改めて考え直す必要があるかもしれない。

3月8日
 「入門ビジネス英語」では、登場人物たちが相撲を観戦できるようにチケットを手配するというところまで話が進んだ。
I'll arrange the tichets as soon as I can. (できるだけ早くチケットを手配しますね。)
別に相撲を見たいとは思わないが、国技館で何かつまみながら、酒を飲んでみたいという気持ちはある。最近、蔵書を整理していて見つけた獅子文六『食味歳時記』(文春文庫)のなかに、「私は、五月場所に角力場に行くのが、好きだが、それは、そら豆の魅力が与かってた」(81ページ)という個所があり、田中啓文の小説の中の「鍋奉行」こと大邉久右衛門のように、簡単な肴(大相撲の五月場所の場合にはその昔は焼鳥とそら豆ぐらいしか出さなかった)で酒を飲むのがいいと、獅子文六も思っていたらしいことが分かって面白かった。(この本を読んでいると、麻生副総理兼財務相の祖父である吉田茂元首相が豆腐が好きだったというような話が、なぜか面白い。)

3月9日
 NHKラジオ「まいにちイタリア語」入門編は、今週、美術館を訪問した父子の対話を取り上げながら、美術・芸術に関する語彙や称賛・感嘆・強調の表現についての学習を進めているが、本日の第66課では
Sono proprio appassionato/a d'arte rinascimentale!
(私は本当にルネサンス美術に夢中なんです!)
という文が出てきた。ルネサンスという文化運動は、イタリアで始まったが、ルネサンスという言葉はフランス語であるというのが、気になるところではある。

3月10日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の”Quote...Unquote"のコーナーで取り上げられた言葉:
Some people will never learn anything, for this reason, because they understand everything too soon.
               ――Alexander Pope (English poet, 1688-1744)
(一部の人は決して何も学ばないが、その理由は、つまり、彼らは何でも理解するのが早すぎるからだ。)
 あまり頭のいい人は、研究者向きではないというのは経験的によくわかることであるが、その一方で、何人かは頭のいい人が研究者のなかにいないと、大学内の行政や対外的な折衝に差しさわりができることがある。私は、自分では研究者としてふさわしい程度に頭が悪いと思っていたが、他人からは頭がいいと思われて雑用ばかりやらされていた。結局、だれの役にも立たず、もちろん自分の役にも立たなかったのではないかと自省している。  
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