日記抄(1月29日~2月4日)

2月4日(木)晴れたり曇ったり

 先週の補遺:
 1月28日のNHKラジオ「実践ビジネス英語」で、Civil Warについて、civil warとすれば「内戦」「内乱」だが、the (American) Civil Warと大文字にすれば、アメリカの「南北戦争」(1851-1865)を意味する。また特に南部史の立場からはWar between the Statesとも呼ぶと解説されていた。Civil Warにはほかに、the English Civil War (1642-1649)、the Spanish Civil War (1936-1939)が「有名」である。さらに古くローマの優れた軍人・政治家であり、弁論家・文筆家でもあったユリウス・カエサル(前100-44)に、前49年1月のルビコーン渡河に始まり、48年8月のパルサルスの戦いで事実上の幕を下すポンペーイウスとの戦いを記録した『内乱記』Commentarii de bello civili という著作が残されている。

 1月29日から本日までの間に経験したこと:考えたことから:
1月29日
 NHKラジオ「まいにちフランス語応用編」「ファッションをひもとき、時を読む」は2014年10月~12月に放送された分の再放送であるが、その最初の1か月分、1966年にフランスで公開された『ポリー・マグーおまえは誰だ?』(Qui Êtes-Vous, Polly Maggoo?) の内容紹介が終わった。架空のモデルをめぐる様々な情報をドキュメンタリー風に構成しながら、ファッションとは何かというテーマを掘り下げる作品であるが、欧米という閉じられた世界の中に視野を限定していて、より広い世界の動きを考えていないのではないかという気もする。アジア・アフリカ出身のマヌカンたちが活躍しはじめるのはいつ頃からであろうかということも合わせて考えてもよいのではないかと思う。

 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の第20課:”To Tip or Not to Tip"(チップを置くべきか否か)が終わった。1940年代や50年代には、10パーセントの心づけを残すのが普通だったが、最近は20パーセントが最低額になっているようである。その一方で、最近、ニューヨークでは「チップ不要」のレストランもできてきたという。Tipping ins't as ubiquitous a custom in Britain as it is here in the States.(英国ではチップを置くことは、ここアメリカほど一般的な習慣ではありません。)という発言もあったが、留意しておく必要がある事柄である。

1月30日
 田中啓文『鍋奉行犯科帳 お奉行様の土俵入り』(集英社文庫)、飯島周『カレル・チャペック 小さな国の大きな作家』(平凡社新書)を読み終える。前者は昨日の当ブログで取り上げた。チャペックの作品は『山椒魚戦争』と旅行記のほか、童話作品を読んでいる(中野好夫による英訳からの重訳である)。郵便局に小人が住んでいたりするように、身近な場所にファンタジーを生み出す一方で、妖精がハリウッドのスターになったり、ヤカマシ小僧という化け物が政治家になったりという展開に、一種の皮肉を感じたものである。このチェコの作家は、一筋縄ではいかない創造性をもっていて、それが魅力になっている。

1月31日
 金子勝 児玉龍彦『日本病 長期衰退のダイナミクス』(岩波新書)を読み終える。生命科学の知見を経済の分析に活用して、現代の日本経済の複雑な問題に取り組み、その危機の本質を明らかにして、解決策を探ろうとする書物である。このところの日本経済はますます複雑怪奇な様相を示しており、「データ化しにくいものに価値がある」(217ページ)、「すぐれて人文科学・社会科学的な人間は悪が求められる」(220ページ)というような著者の主張がますますその意義を増しているように思われる。

2月1日
 病院に出かける。その後、とくに見たい映画もなかったのだが、せっかく東京に出てきたのだからとシネマヴェーラ渋谷で「映画作家 田中登」の特集上映から、『女教師 私生活』と『官能教室 愛のテクニック」の2本を見る。日活ロマンポルノ、それも比較的初期の作品を見るのは久しぶりである。後の作品で高校の体育教師を演じている田中真理の元気のよい演技が印象に残った。それも時代の勢いであったのかなぁと思う。

2月2日
 NHK「ラジオ英会話」で
I lost my wallet somewhere. (財布をどこかでなくしてしまいました。)
という表現が出てきた。てもとのLongman Active Study Dicrionary によると
walletは
a small flat case in which you carry paper money, bank cards etc (紙幣やカードをその中に入れて持ち運ぶ小さくて平たいケース)とある。「札入れ」というほうが適切ではないかと思う(『リーダーズ英和辞典』には「札入れ」という訳語が挙げられている)。私が使っているのはロンドンのコヴェント・ガーデンで25ポンドで買ったもので、目下のところ、中身より札入れのほうが価値があるのではないかという状態の時が少なくない。

2月3日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の”Word Watch"のコーナーでscience fictionという語が取り上げられた。日本語ではSFでも通じるが、英語では普通sci-fiと略すそうである(発音はサイ・ファイのようになる)。 
 もう40年以上昔になりが、アメリカから研修旅行にやってきた学校の先生のグループに付き添ったことがあり、その中の1人が、アメリカでは何を教えているかと言われて、SFを教えていると答えていたのを未だに覚えている。アメリカにはそういう運動を展開している学校の先生たちがいたのである(今はどうか知らない)。彼女はキリスト教よりも、仏教のほうが宗教としては優れているというようなことをいっていたが、これはアーサー・C・クラークに影響されたのであろうと、今になって思う。やっぱり、いろいろと勉強しておく必要がある。

2月4日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の”Word Watch"のコーナーで、generic repot(一般的な記事)という語が取り上げられた。スポーツ記事や天気予報など、ある程度定型化されていて、主として数字やファクトなどを入れ替えればロボットでも書くことができると思われる記事のことを指すのだそうである。genericには「(商標登録による保護を受けず)一般名称で販売される」という意味があり、日本語でも「ジェネリック医薬品」という場合はこの意味である。

 同じく”Quote...Unquote"のコーナーで取り上げられた言葉:
There are only two kinds of men: the righteous who think they are sinners and the sinners who think they are righteous.
----Blaise Pascal
(French philosopher, mathematician, physicist and inventor, 1623-62)
人間には2種類しかいない。つまり、自分は罪人だと考える善人と、自分は善人だと考える罪人である。
 自分が悪いことをしたと思うのは、良心が残っている証拠であり、良心を失ってしまうと自分のやっていることは何でも正当化できるということらしい。まあ、しかし、私は自分が罪人だと考える罪人であると思うね。
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