日記抄(10月1日~7日)

10月7日(水)晴れ後曇り

 10月1日から本日にかけての間に、経験したこと、考えたことから:

10月1日
 NHKカルチャーラジオ「文学の世界」では新たに『弥次さん喜多さんの膝栗毛~十返舎一九生誕250年』が始まった。『膝栗毛』の作者である十返舎一九は、江戸の町人だと思われがちであるが、静岡生まれで、奉行所の同心の跡取り息子だったということなど、あまりよく知られていない彼の生涯を掘り起こすことから話が始まる。

10月2日
 貝塚爽平『富士山の自然史』(講談社学術文庫)を読み終える。1月~3月に聞いたNHKカルチャーラジオ「富士山はどうしてそこにあるのか」と重なる部分が少なくなかったが、紹介されている研究成果という点では少し古いようである。富士山が極めて特異な場所にできた火山であるということはわかったが、まだどうしてこの火山ができたかはわからないと論じている。

 この日見た映画のうちの1本:『挽歌』についての補足。ヒロインの怜子は地方都市の劇団に参加して、美術を担当している。しかし、そこでの活動に満足していないから、桂木家の生活にかかわるようになる。彼女が周囲の芸術青年たちに感じている違和感・疎外感は原作者である原田康子自身のものであったかもしれないと思う一方で、地方で(予算不足のため)ガリ版刷りで刊行されていた同人誌から、ベストセラーが生まれるという時代の活力に驚嘆させられる。

10月3日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」では”Paper"(紙)をトピックとして取り上げている。製紙法は中国で発見され、中東を経てヨーロッパに伝わったと考えられている。
We all know that it's old --that the papermaking process was invented in China in the vicinity of 2,000 years of age. We can all guess that knowledge of that process traveled through the Middle East and into Europe, where the first water-powered paper mills were created.
(昔からあるのは知っての通りで、紙の製法は中国で2,000年ほど前に開発された。想像がつくと思うが、その製法は中東からヨーロッパへと伝わり、そこで初めて水力を作った製紙工場が生まれることになった。)
 これだけでは、和紙と洋紙の違いがどうして生まれたのかは説明できない。そこを説明してくれた方がありがたかった。

10月4日
 NHKEテレ「日本の話芸」で三遊亭金馬師匠の『死神』を視聴する。演技の悪いことばかり言って、客をしくじり続けていた幇間が死神から秘密を打ち明けられたことで運命が変わる。2種類ある結末の、これは明るい方の口演。師匠が小金馬といって、二代目の江戸屋猫八(物まね)、一竜斎貞鳳(講談)と「お笑い三人組」として活動していたころから、かれこれ60年くらいその高座に接している。あまりうまいとは思わないが、それなりの風格を感じさせるのが年功というものであろう。

10月5日
 都内の病院に診察を受けに出かける。診察を受けている間、医師が使っているのボールペンが、机の上にあった他の文具とは違って私物らしい高級品であるのが気になった。その後、薬局で観た銅版画がマントヴァの町の様子を描いているとか、その後昼食をとった中華料理店が食器に店の名前を入れているとか、細かいことばかりが気になった。

10月6日
 NHKラジオ「ワンポイント・ニュースで英会話」は”Actor Fukuyama takes a knot"(福山雅治さん吹石一恵さんと結婚)という話題を取り上げた。結婚は何にしてもおめでたいことではあるが、わざわざ英語で報道するほどのニュースかなと思った。

10月7日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」で登場人物の1人が
When I was a kid, binging on cereal while watching cartoons was a Saturday-morning ritual.
(私が子どものころには、アニメーション映画を見ながらシリアルを食べたいだけ食べるのが、土曜の朝の習慣でした。)
という。”Word Watch"の説明によると、「アメリカでは1960年代から1990年代くらいまで土曜日の朝はHanna-Barberaのanimated cartoonが次々にテレビで放送されていた』という。1999年に私は英国のリヴァプールで半年ばかり過ごしたのだが、BBCテレビも土曜日の朝はハンナ=バーベラのアニメ、確かThe Flintstonesを放映していて、それが終わってから朝食をとっていたと記憶する。

 シャーロット・マクラウド『納骨堂の奥に』(創元推理文庫)を読み終える。なかなか読み応えがあった。 
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