日記抄(9月17日~23日)

9月23日(水)晴れ

 9月17日から本日までの間に経験したこと、考えたことから:
9月17日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」は先週からいじめの問題を取り上げているが、
You may be surprised to learn that it's the most common form of violence among young people in the U.S. Experts estimate that more than 13 million kids are bullied in one way or another each year.
(いじめはアメリカの若者の間では最も一般的な形の暴力だと知れば、みなさんは驚くかもしれません。専門家の推定では、1300万人を超える子どもたちが何らかの形で毎年いじめに遭っているのです。)
という発言が出てきた。ここで<いじめ>が暴力の一つの形formであるといわれているのが注目される。今、続編が上映されている映画『テッド』の最初のところで、クリスマスになると悪ガキたちがユダヤ人の少年をつるし上げるという場面があって、その仲間に入れてもらえない少年もいるという話なのだが、ユダヤ人に暴力を振るうのもいじめであり、ある少年を自分たちの仲間に入れないというのもいじめである。その点はどのように考えられているのか。

 NHKカルチャーラジオ『ボブ・ディランの世界を読む』でディランの「青にもつれて」という歌に出て来る13世紀イタリアの詩人の詩について、講師の飯野友幸さんはダンテの「新生」であろうと論じていたが、あるいはダンテも属していた「清新派」の代表的な詩人であったグイド・カヴァルカンティである可能性も否定できないと思いながら聞いていた。

9月18日
 NHKラジオ「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」の日本の昔話では、「鉢かつぎ」を放送したが、これは実は「鉢かづき」というのが正しい。鉢を担いでいるのではなくて、かづく=被っているのである。

9月19日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」ではピカソの壁画”Guernica"(ゲルニカ)を取り上げた。共和国派とナショナリスト(フランコ)派が戦ったスペイン内戦の際に、ナショナリスト派の軍を率いていたフランコ将軍はドイツとイタリアに支援を要請し、そこで両国の空軍がバスク地方のゲルニカという町を爆撃した。
The attack was the first time a modern air force bombed defenseless civilians.
(近代的な空軍が、無防備な民間人を爆撃したのは、これが最初のことであった。)
 共和国派から壁画制作の依頼を受けていたピカソはこの事件に衝撃を受けて、驚くべき速さでこの作品を完成させたのだという。

 講師の柴原さんはスペイン共和国の支援に各国から義勇兵が参加し、その中にヘミングウェイがいたという話をした(『誰がために鐘は鳴る』はこの経験をもとにした作品)が、ジョージ・オーウェルやジョン・ドス=パソスも参加しており、彼らのその後の文学的な軌跡はそれぞれの個性によって異なる。それから、在米日本人で共和国軍に加わり、戦死した人もいることを忘れてはならない。

9月20日
 NHKEテレ「日本の話芸」で月亭八方師匠の「胴乱の幸助」を視聴する。まじめに働いて財産を築いた幸助という男が主人公で、仕事一筋だったためにこの男は趣味らしいものを何一つ知らずに過ごしてきた。それでもけんかの仲裁をすることに喜びを感じるようになった。喧嘩があると、その仲裁に入って腰にぶら下げた胴乱から金を出して、2人に酒をふるまって仲裁をするのである…この男が義太夫の世界の出来事を現実と取り違えたために、起きる珍騒動を描く落語。もう一つ大阪と京都という2つの都市の間に少しばかり距離があるというのが、この話の眼目である。無難な出来であったが、それよりもタイガースのことばかりさわいでいた八方師匠が今やこれだけの落語家になったのかという感慨のほうが大きかった。(ちなみに、私は八方師匠のそのまた師匠の月亭可朝師匠が好きである。)

 ニッパツ三ツ沢球技場でJ2の横浜FC対ツエーゲン金沢の対戦を観戦した。前半に大久保選手のゴールで先行した横浜が、後半に黒津選手のゴールで引き離し、その後の金沢の猛攻をしのいでリーグ戦では久しぶりの勝利を収めた。2トップがそれぞれゴールを挙げたのはよい兆候である。

9月21日
 墓参りに行くつもりだったが、体調が今一つだったので延期。

 似鳥鶏『さよならの次に来る <卒業式篇>』、『さよならの次に来る <新学期篇>』を読み終える。主人公葉山君の周辺では相変わらず不思議な事件が起き、解決しようと骨を折っても解決に至らず、結局は先輩の伊神さんの登場となる。そして、なぜか演劇部の部長である柳瀬さんがまとわりついてくる。後半になって、思いがけない展開になる――その伏線を作者はいろいろと用意しているのだが、それが煩雑で読みにくいと思うのは、作者が未熟なのか、読者が未熟なのか。伊神さんはあまり好きではない。その分、柳瀬さんが魅力的である。

9月22日
 墓参りに行くつもりだったが、またもや延期。

 夕方、NHKラジオ「まいにちイタリア語」を聞きながら、寝てしまい、目を覚ましたところで、文化講演会の放送になっていて、町田宗鳳さんらしい人がしゃべっているので、そのまま聞いていた。番組が終わったところで確認したが、やはり町田さんだった(直接の面識はないが、知人の元同僚である)。創造性というのは自分の内側から湧き上がってくる声を聞くところから生まれるという意見には賛成なのだが、なかなか湧き上がってくれないのをどうするのかというのが問題なのである。

 書店に出かけて『ラジオ英会話』『攻略!英語リスニング』『実践ビジネス英語』『まいにちフランス語』『まいにちイタリア語』のそれぞれのテキスト10月号を買う。『入門ビジネス英語』は4~9月の番組の再放送だというので、古いテキストを使って聞くつもりである。そういえば、本日をもって『入門ビジネス英語』の4~9月の放送分が終わった。

9月23日
 やっと墓参りを済ませる。
 午後、外出していたために、『まいにちフランス語』入門編の4~9月放送分の最終回を聞きのがす。再放送を聴くことにしよう。『まいにちイタリア語』は帰宅後、最終回を聴いた。

 NHKカルチャーラジオ「芸術その魅力」は「プロテスト・ソングとその時代」を放送してきたが、本日で最終回を迎えた。いろいろと考えさせられる番組であった。 
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