日記抄(9月17日~23日)

9月23日(土)雨のち曇り

 9月17日から本日までに経験したこと、考えたこと、並びに前回(以前)の補遺:
9月16日
 ニッパツ三ツ沢球技場で横浜FC対東京ヴェルディの試合を観戦する。J1への昇格圏内のJ2リーグ戦6位と9位の対戦ということニッ加えて、悪天候で、両軍ともに堅さがみられ、少なからず負傷者が出たり、大変な試合であった。後半、横浜が野崎選手のゴールで1点を先制したが、終盤に1点を失い、1-1で引き分けた。選手の起用法など、もう少し大胆さがあってもよいと思ったりもするが、負けなかっただけ良しとしよう。

9月17日
 バスの中で、J3の秋田のサポーターらしい男性の姿を見かけ、今日はニッパツでJ3の試合(YSCC対秋田)があるのだなと思った。昨日に続く悪天候で、観戦・応援も楽ではない。18日が祭日なので、横浜までやってきたのだろうが、試合が終わったら、少しでも横浜をゆっくり楽しんでほしいものだと思ったりした。

9月18日
 連日の雨がやんで、晴れわたる。彼方の白い雲に隠れて富士山が見えた。
 白雲の後ろに黒く富士の山
 空を見る雲を見る若き志
 なぜか青雲の志という言葉を思い出したのである。

 NHKラジオ『まいにちイタリア語』で、イタリア半島南部のカラブリア地方(州)の名物料理の話題が出たのだが、どんな料理であったか、名前を聞き逃したのが残念である。

9月19日
 NHKラジオ『まいにちフランス語』でフランス語の日付の言い方の説明として、こんな文例が出てきた。
Napoléon Bonaparte est né à Ajaccio, le quinze août mille sept cent soixante-neuf.
(ナポレオン・ボナポルトは(コルシカ島の)アジャクシオで、1769年8月15日に生まれました)

 こういう文例も出てきた。
Olympe de Gouges est née le sept mai mille sept cent quarante-huit.
(オランプ・ド・グージュは1748年5月7日に生まれました。)
 彼女は、フランス革命期に女性の権利を主張した人物だそうである。フランス革命がもたらした「人権宣言」の「ひと」に「女性」が含まれていないことに抗議したのである。

 9月20日付のブログでも書いたが、シネマヴェーラ渋谷で川島雄三監督の『深夜の市長』と黒澤明監督の『醜聞』を見る。後者に出演している山口淑子に、上戸彩が似ているなと思った。以前、TVで放送された山口淑子の伝記ドラマで上戸が彼女の役を演じていたのがなるほどと思われた。

9月20日
 NHKラジオ『実践ビジネス英語』の”Quote...Unquote"のコーナーで紹介された言葉:
Love conquers all. (from Eclogues)
                       ――Virgil (Roman poet, 70 - 19 B.C.)
(愛はすべてに打ち勝つ。)
 ウェルギリウス(英語ではヴァージル)は、ローマ黄金時代の大詩人。『神曲』でダンテの地獄と煉獄の旅を導く役割を演じていることはご記憶だろうと思う。
 ウェルギリウス『牧歌・農耕詩』(河津千代訳、未来社、1994)によると、この表現は10歌からなる「牧歌」の最後となる第10歌の、最後の方に見られる。「ガルス」と題されたこの第10歌は、ウェルギリウスの親友である詩人のコルネリウス・ガルスにささげられたものである。ガルスにはキュテーリスという恋人がいたが、ガルスが戦場にいる間に他の男のもとに去っていった。それでひどく嘆いている親友のために、ウェルギリウスはキュテーリスの心をとりもどすべく、この詩を書いたという。
「・・・
おれがどんなに苦しんでも、恋の神は動かせない。
・・・
「愛」はすべてを征服する。だからおれも、屈しよう。」
(河津訳、164ページ)と、ガルスの言葉として、キュテーリスへの愛に勝るものは何もない、自分はそれに従うしかないのだという気持ちを表現しているのである。

9月21日
 秋のお彼岸の墓参りに出かける。

9月22日
 嵐山光三郎『猫のほそ道 ノラ猫俳句旅』(小学館文庫)を読む。この本は、いずれ機会をみて詳しく紹介するつもりである。

9月23日
 シネマヴェーラ渋谷で『名脇役列伝Ⅱ 安部徹生誕百年記念悪い奴ら』の特集上映から『ザ・ゴキブリ』(1973、東宝=石原プロモーション、小谷承靖監督)と『銀座二十四帖』(1957、日活、川島雄三監督)を見る。前者は、封切られた際に見た記憶がある。公害問題を隠蔽するために暴力団を利用している地方都市の有力者や企業の経営者が、警察の一部まで抱きこんでいる中で、渡哲也の刑事が飽くまで戦いつづけようとする。安部徹が暴力団の組長を、その情婦を梢ひとみが演じている。沖雅也が渡の助手のような役割の若い刑事を演じているのだが、途中で負傷するものの、最後まで生きているという設定になっているのが、他の映画の記憶と混戦してしまっていたことに気付く。
 『銀座二十四帖』は、脚本が柳沢類寿、助監督が今村昌平、出演者には三橋達也と、川島映画の常連がそろっている作品。川島は51本の映画を残したが、そのうちこれで23本を見たことになる(うち1本は、成瀬巳喜男と共同演出の『夜の流れに』である)。画廊に飾られた月丘夢路の肖像画の作者をめぐる謎に、その作者が自分の兄ではないかと思う三橋達也の謎が重なり、さらに彼の月丘への思慕がからむ。さらに大阪から上京してきた月丘の従妹の役の北原三枝がボーイッシュな魅力を振りまき、三橋達也の経営する花屋で働く浅丘ルリ子の美少女ぶりも見落とせない。謎の男を演じる大坂志郎、悪役の芦田伸介、バーの女の子たちに「気持ちの悪い客ねぇ」といわれるオカマ口調の怪しげな芸術家を演じる安部徹、物語の謎の一端を担う月丘の夫の役で河津清三郎が登場と見どころが多い。加えて、水の江滝子が特別出演的に姿を見せている。見どころが多い分、やや冗長な感じも否定できないが、月丘夢路がきれいでそれだけでも見る価値がある(あらためて月丘の冥福を祈る!)。

 望月麻衣『京都寺町三条のホームズ⑧ 見習い鑑定士の奮闘』(双葉文庫)を読み終える。シリーズ①~⑦(他に6.5というのがある)では大学院生と女子高生だったホームズこと家頭清貴と真城葵であるが、清貴は大学院を修了、葵は高校を卒業して大学に進学、清貴は寺町三条の骨とう品店「蔵」の店長を継ぐはずだったのが、オーナーである清貴の祖父の計らいで修業の旅に出されることになって… その修業先でも様々な事件に遭遇することになる。どっちかというと<日常の謎>に属する事件が、古美術や京都の伝統にかかわる知識をまぶしながら語られている。2人が新しい世界に足を踏み入れたことで、新しい登場人物が出現するが、今後、レギュラーとして定着するかどうか…。個人的な好みからいうと、八幡市の松花堂庭園・美術館と石清水八幡宮を舞台にして、すでにレギュラーとして活躍してきたイケメン俳優梶原秋人が登場する第1話『一生に一度は』が面白い(このエピソードにも新しい登場人物が加わって入るのであるが…)。 
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日記抄(9月10日~16日)

9月16日(土)曇り、今にも雨が降り出しそうな空模様である。

 9月10日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
9月10日
 『朝日』朝刊に出ていた図書館と江戸時代の人々をめぐる記事が面白かった。江戸時代における情報の収集・分析については、今日の我々が学ぶべき点が少なくないのではないかと思うのである。

9月11日
  神保町シアターで篠田正浩監督の『私たちの結婚』(1962、松竹大船)を見たことについては、この日付のブログでも書いたが、川崎大師の境内に川崎漁協が建てたノリ養殖を記念する石碑があることは、映画の本筋とは関係ないので書き添えなかった。石碑を見たときには気付かなかったのだが、ノリ養殖は戦後かなりたった時期まで続けられていたのである。

9月12日
 『朝日』の朝刊の地方欄に逗子と葉山の境界あたりにある古墳のことが取り上げられていた。古墳時代にこのあたりに有力な豪族が住んでいたことが知られるわけである。実は長いこと、これが古墳だと気づかれずにいたそうだ。東急東横線の多摩川駅付近にも古墳があって、私は子どものころから眺めてきたのだが、それが古墳であると知ったのは、ずいぶん年を取ってからのことである。
 古東海道は三浦半島から東京湾を渡って房総半島に続いていたとされる。『古事記』の倭建命の説話は、その反映であろう。今でも、気候によっては東京湾を渡るフェリーが欠航になることがあるから、東京湾を渡るのはそれほど安全な道のりではなかったのであろう。なぜ、東京湾岸沿いに旅行しなかったのかということであるが、東京湾が今よりも大きく広がっていたからではないかと考えている。その後、『更級日記』の著者は東京湾沿いに都への旅を続けているから、その時代には大分東京湾が縮小したのであろう。

9月13日
 『朝日』の朝刊に高学歴を目指すのではなく、職業教育を充実させるべきだという趣旨の投書が出ていた。職業的な形成というのは、その職業によって内容や方法が異なるので、一般的に「職業教育」といってもあまり意味がないのではないかと思う。それに、たいていの職業は、短期集中型の訓練と現場での経験の積み重ねによってその主な技能を習得できるので、学校教育の外で行われるほうが効果的である。むしろ、最近は企業内教育が盛んに行われなくなって、外注型になっている現状のほうを問題にすべきではないか。また、人生が長くなり、転職の機会が増えるので、ある領域に特化した教育よりも、どんな領域にでも対応できる本人の資質や幅広い教養のほうが重要になるということも視野に入れて議論してほしい。

 NHKラジオ『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』で落語『味噌蔵』の英語ヴァージョンが披露された。ケチな主人が外出したすきをついて、奉公人たちが豪遊を企む。この際、みんなで食べたいものを食べようということになりいろいろと食べたいものをいう中で、八代目三笑亭可楽の口演で「チャーシューワンタンメン…ややこしいな」というくだりが耳に残っている。これも故人になった四代目の春風亭柳好がおそらくは可楽に稽古をつけてもらったのであろう、やはり同じく「チャーシューワンタンメン」と言っていたらしい(残念ながら聞いたことはない)。中華料理店の品書きでチャーシューワンタンメンを見つけると、この落語を思い出すのはそういう因縁からである。

9月14日
 テレビで2024年のオリンピックの開催地がパリに、2028年がロサンジェルスに決まったというニュースを見ていて、パリの市長がイダルゴさんという女性であることを知った。イダルゴ=hidalgoかどうか知らないが、もしそうだとすると、昔のスペインの最下級の地主貴族で、ドン・キホーテがその1人であった社会階層である。社会階層や身分が姓になっている例は、ヨーロッパのほかの国々でも珍しくはないが、イタリアの映画監督であったルキノ・ヴィスコンティのviscontiというのは子爵のはずであるが、家柄は公爵であるというのがどうも奇妙に思えてならないことがあった。

9月15日
 『朝日』の朝刊に映画『三度目の殺人』について異なる立場からの3人の短評が紹介されていた中で、篠田正浩監督が名を連ねていた。

9月16日
 『朝日』の朝刊に掲載されていた『週刊ダイヤモンド』9月16日号と『週刊東洋経済』9月16日号の広告によると、双方ともに教育問題を特集していて、その内容を比べながら、興味深く読んだ。つまり、『ダイヤモンド』のほうは大学の序列が変化している様相を主として取り上げ、『東洋経済』のほうは初等・中等教育の危機的な様相を取り上げている。双方ともに注目すべき内容ではあるが、大学教育の問題を、序列ではなく、その財政や教育と研究、社会的貢献の現状に即して取り上げてほしかったと思う。国際的な大学ランキングで日本の大学がなかなか上位に進出できないことを、高等教育政策の問題としてもっと議論すべきではないかと考えているのである。 

日記抄(9月3日~9日)

9月9日(土)晴れたり曇ったり

 9月3日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、前回書き洩らしたことなど:
9月2日
 NHKラジオ『高校生からはじめる現代英語』は”UN Calls for More Women Presence in Politics" (国連は政治におけるより多くの女性の存在感を求める⇒国連が女性の政治参加促進を求める)という話題を取り上げた。女性の権利のための国連機関であるUN Womenが国連に加盟している193か国の議会における女性議員の割合についての調査結果を発表したところ、アフリカのルワンダが1位、アメリカの下院が104位で、日本の下院(衆議院)は163位という結果になったという。このような数字で女性の政治参加についての啓蒙活動を行うことにはそれなりの意味があるだろうが、女性といってもひとくくりにできないほど、その中での利害関係は多様であるし、女性の政治に対する関わり方も多様である(国会議員になることで自分の意見を反映させることも一つの可能性であるが、政治家の妻になったり母親になったりすることも別の可能性である)。それに女性の政治家が大衆の中の女性の意見を吸い上げて、それを政治に反映するという保障はまったくないのである。雑誌『選択』の9月号に「無理やり増やすな『女性議員』」という記事があるらしいが、男性議員をそっくり猿真似しているような女性議員が多い現状では、女性議員を増やすことよりも、国会議員そのものの質を改善することの方が先決であろう。

 司馬遼太郎『街道をゆく3 陸奥のみち、肥薩のみち ほか』を読む。そのうちに、本格的に内容を紹介するつもりである。

 平塚のBMWスタジアムで湘南ベルマーレ対横浜FCの対戦を観戦する。チーム力に勝る湘南が優勢に試合を進め、横浜は後半の途中まで0-2と先行を許していたが、レアンドロドミンゲス選手が2ゴールを決めて追いつき2-2で引き分けた。特に2ゴール目はアディショナル・タイムに入ってからの得点だったので、引き分けでは順位が上がらないにもかかわらず、横浜サポーターの方が勝ったような大騒ぎであった。

9月3日
 この日のブログで金子光晴の『マレーの感傷』について取り上げたが、吉田健一の『東京の昔』の中に、語り手でもある主人公が新たに友人になった帝大の仏文の学生である”古木君”と一緒に銀座に出かけ、古本屋で金子光晴の『こがね蟲』を見付けるという箇所がある。この個所が奇妙に気になるのは、吉田健一が暁星中学(現在の暁星学園中学・高校)で金子光晴の後輩にあたるということを知っているからかもしれない。大酒のみではあったがその他の点ではお行儀がよかった吉田健一と、酒は飲まないけれどもその他の点では放蕩を続けた金子光晴の対照は面白い。2人とも耽美主義、享楽主義的な傾向があったし、カトリックの学校(つまり暁星)を出たものの、カトリック信者にはならなかった点も共通する。あちこちの中学を渡り歩いた(立教中学には2度も編入した)サトー・ハチローが暁星には一度も在籍していないというのも何となく面白い。
 
9月4日
 『朝日』の「語る――人生の贈りもの――」は、今回から社会人類学者の中根千枝さんが登場して、これまでの人生と研究の歩みを語る。90歳になったが、論文は深夜に書く。寝るのは午前3時だという。私は友人から70歳を超えてもなお夜型の生活スタイルを維持しているのは立派だといわれたりすjるが、コンピューターの性能が悪くて夜まで起きていなければならないだけである。中根さんの方は本物の「夜型」で尊敬に値する。

 NHKラジオ『まいにちイタリア語』初級編は日本人の登場人物がイタリアのエルバ島に出かけるという展開になる。エルバ島がトスカーナ州に属しているというのは、この番組を聴いていて初めて知ったことの一つである。
 むかし、大学に勤めていたころ、組合の分会の委員長をしていたことがあって、その時の書記長がある時国際学会でエルバ島に出かけると言い出して慌てたことがあった(まあ何とか頑張って、書記長不在の危機を切り抜けた)。ロシア遠征に失敗して皇帝の位を退いたナポレオンが一時隠棲していた場所であるだけでなく、海岸に加えて、il Monte Capanneという山もあるという。確かに出かけてみたいところではある。

9月5日
 眼科の検査を受ける。目を悪くされているという大学院時代の先生の1人から、どういうふうに体を悪くするかわからないから、早くこれまでの研究をまとめるようにと言われたのだが、確かにその言葉が身に染みる事態が近づいてきているようである。

9月6日
 NHKラジオ『実践ビジネス英語』は”Doctors on Board"(機内の医師)という新しいVignettに入った。登場人物の1人が搭乗した飛行機が離陸しようとしたときに、近くに座っていた人物が急病で意識を失っていることに気付く。こういうときには、乗客の中に医師がいないのかを確かめるのだが…。幸いにして、こういう場面に出会ったことはない。

 同じ番組の”Quote...Unquote"のコーナーで紹介された言葉:
You shall judge a man by his foes as well as by his friends.
                              (from Lord Jim)
---- Joseph Conrad (English novelist, 1857 - 1924)
(人物は、その人の友人のみならず敵によっても判断すべし。)
 敵をよく作る人もいるし、敵があまりいない人もいる。敵に憎まれることは、悪いことではなく、いいことであると毛沢東が言ったと記憶する。敵とか味方とかいうのは、流動的なものであるし、「敵ながらあっぱれ」ということも世の中には少なくないが、少なくとも、卑劣な人間が敵になっていることは、不名誉なことではない。

9月7日
 『実践ビジネス英語』の「機内の医師」の話の続き。おじさんが医師だという登場人物の1人の言葉:
It's also important to remember that fling is a strain on the body. In fact, the whole travel experience can be quit taxing. You may carry heavy luggage over long distances between terminals, and you have to deal with security checks.
(もう1つ覚えておくべきなのは、飛行機に乗ることは体に負担をかけるということです。事実、旅行でのいろいろな体験は、負担がかなり大きい場合がありますよね。重い手荷物を携えて、ターミナルからターミナルまでの長い距離を移動するかもしれませんし、手荷物検査を受ける必要があります。) 確かにそのとおりである。

9月8日
 『実践ビジネス英語』の”Quote...Unquote"のコーナーで紹介された言葉:
It takes something more than intelligence to act intelligently.
(from Crime and Punishment)
---- Fyodor Dostevsky
(Russian novelist, essayist, journalist and philosopher, 1821 - 81)
(知的に振舞うには、知性以上の何かが必要だ。) これはちょっと納得しかねる。どうもドストエフスキーは苦手である。

 木田元『哲学の散歩』(文春文庫)を読む。この本については、機会を見付けて紹介するつもりである。

9月9日
 ニッパツ三ツ沢球技場でJ2第32節、横浜FC対ツエーゲン金沢の試合を観戦する。横浜はなかなか得点できず、逆につまらないところでボールを奪われてカウンターで攻め込まれたりして前半は0-0で終わったが、後半にレアンドロ・ドミンゲス選手がヘディングでゴールを決めると、チーム全体といても動きがよくなり、さらに西河選手のゴールで1点を加え、2-0で勝利した。あと10試合、何とか頑張ってほしいものである。 

日記抄(8月27日~9月2日)

9月2日(土)朝のうちは雨が残っていたが、昼前から晴れ間が広がった。

 8月27日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、前回書き残したことなど:
8月26日
 『朝日』の「あなたへ 往復書簡」のコーナーで渡辺京二さんが酒井若菜さんに対し、異文化に近づきたいのならば、江戸時代の随筆を読むのがいいと助言している。江戸時代の随筆を若いころから愛読したということで思い出されるのは森鷗外で彼はその成果を一方で歴史的な考証に、他方で創作に生かしている。彼が異文化に親しむことになったのは、留学したことが大きいと思われる。私は高校時代に図書館で『鴎外全集』を読み、ずいぶん勉強になったことを思い出す。

 NHKラジオ「朗読の時間」の谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」が終わる。ネコも、庄造も、二人のおんなもこれからどうなるか分からない結末が想像力を刺激する。

 横浜FCはアウェーで名古屋に3-2の逆転勝ち。相手チームに退場者が出たことが有利に働いたようだ。中田監督はDFの川崎選手、MFの前島選手と若手をベンチ入りさせ(試合には出場せず)、今後のことも色々と考えているようである。

8月27日
 「神保町シアター総選挙」の「女優・山田五十鈴」の特集上映から溝口健二『浪華悲歌(エレジー)』を見る。プリントが悪いのが残念だった。ヒロインは知り合いの男性から金を巻き上げたことで、警察に逮捕される。取り調べの担当者は、悪いようにはしないから本当のことを言えといい、警察署長は新聞記者に逮捕されたのはかわいそうな女だからできるだけ記事にしないようにしろといい、ヒロインの父親に向かっては再犯にならないようにしっかり面倒をみろという。ところが、これらすべてが逆の結果になっている。ヒロインは会社の金を使い込んだ父親をかばって本当のことを言わない、新聞記者は彼女の悪行を大々的に書く、父親は彼女一人に罪を着せて、家から追い出してしまう。警察よりも世間の方が厳しく、世間は違反者に対し、警察を利用して制裁を加えるということであろうか。「制度」と「世間」の関係について考えさせられた。

 この映画を見る前に『関ケ原』を見てきたという老人が、映画館のスタッフにいろいろと映画の話をしているのだが、話しかけられるスタッフも迷惑ではないかと思う。映画について話したい人のための談話室みたいなものを設けてもいいのかもしれない。

8月28日
 NHKラジオ「ワンポイント・ニュースで英会話」で、中国に生息するアジアゾウの保護が進んでいるという話が取り上げられた。中学時代だったか、通学の電車の中で同級生と話していて、象という漢字があるのはどうしてかという話になり、殷の遺跡から象の骨が 発掘されたというようなことをしゃべっていたら、近くにいらした担任の先生がたんめん君は最近とみに文科系に強くなってきたが、その分理科系が弱くなってきたといわれたことを思い出す。歴史にも興味があるが、動物も好きなのである。

8月29日
 大竹文雄『競争社会の歩き方』(中公新書)を読み終える。

 フランスの女優ミレイユ・ダルクさんが死去。79歳。1967年から68年ごろにかけて日本でも多少人気があり、その後、アラン・ドロンとの愛人関係(そういう映画があった)で、それ以上に知られるようになった人である。かなり評判の高い出演作『女王陛下のダイナマイト』、『牝猫と現金(げんなま)』を見ていないので、確たることは言えないが、彼女のベスト3を選ぶと:『太陽のサレーヌ』、『恋するガリア』、『枯葉の街』ということになるだろうか。ヌーヴェル・ヴァーグ映画で活躍したマリー・デュボア、そのころ若手だったニコレッタ・マキアヴェリと3人組でカー・レースに挑戦するという『モンテカルロ・ラリー』も面白かった。ニコレッタ・マキアヴェリとは、『愛人関係』でも共演していたね。

8月30日
 『朝日』朝刊に「国立大付属校 脱エリートを」という有識者会議の提言が紹介されていたが、国立大付属校にはいろいろな種類があって、ひとくくりにできないのではないかと思う。教育学部付属校には、教育実習の実施や、その地域での実験的な教育の試みという基本的な任務があるし、東京大学教育学部付属のように双生児を入学させて(タレントの大竹まことさんはその1人であった)教育によるその後の経過を観察するという実験をしている学校もある。さらに言わせてもらえば、日本の教育ではエリート教育がしっかりしていないというのが一番の問題の一つである。いまの政治家や経営者の質を考えたら、わかりそうなものではないか(同じ朝刊の「経済気象台」というコラムの「現実に目をつぶり、願望のみ表に出す」「無責任な政策対応」という記事をあわせよむといい。というよりもこのような提言を行っている「有識者」ご自身の水準の低さも問題である)。

8月31日
 哲学者で明治大学名誉教授の中村雄二郎さんが死去された。91歳。岩波新書の『術語集』など何冊かの著書を読んだ記憶がある。ご冥福をお祈りする。

 金子光晴『マレーの感傷 金子光晴初期紀行拾遺』(中公文庫)を読み終える。詩人らしい文章が印象に残る。この本については、機会を見付けて紹介するつもりである。

9月1日
 ルーテル市ヶ谷ホールで「別府葉子シャンソントリオ2017Summer Tour Last Day Special in Tokyo」を聴く。
 シャルル・アズナヴールの「世界の果てに」という歌を聴いていて、アズナヴールがアルメニア人だということを思い出した。オスマン・トルコによるアルメニア人大虐殺の歴史を現在のトルコ政府が否定しているというのと、同じような話が身近にあるような…
アズナヴールはアンドレ・カイヤット監督の『ラインの仮橋』などの映画にも出演していて、わりに好きなのは、マイケル・ウィナー監督の『栄光への賭け』のマラソン選手の演技である。そのほか『冒険者』という映画ではオナシスをモデルにする海運王の役などを演じていた。

9月2日
 午後になって天気が良くなってきたので、これから平塚までサッカーの試合(横浜FC対湘南ベルマーレ)を見に行く予定である。帰ってきて、このブログを書き足すかどうかはその時の気分次第ということにさせていただく。
 

2017年の2017を目指して(8)

8月31日(木)午前中は雨が振ったりやんだり、午後になって晴れ間が広がる

 8月は特にどこかに出かけることもなく過ごしたが、小さな動きはあった。
 足跡をしるしたのは2都県(神奈川、東京)、2市6特別区(千代田、港、品川、渋谷、新宿、豊島)というのは変化なし。
 利用した鉄道は5社(東急、東京メトロ、JR東日本、横浜市営、東京都営)、10路線(東急東横線、目黒線;東京メトロ半蔵門線、南北線、副都心線、丸の内線;JR東日本山手線;横浜市営地下鉄ブルーライン;東京都永地下鉄三田線、新宿線)、利用した駅が17駅『横浜、武蔵小杉、神保町、渋谷、白金台、目黒、新宿、新宿3丁目、新大塚、伊勢佐木長者町、上大岡、阪東橋、新横浜、反町、御成門、桜木町、関内)と変わらず。
 しかし、京急のバスを利用したので、バスについては1社増えて6社(横浜市営、川崎市営、東急、神奈中、相鉄、京急)、神奈川中央交通の《横43》、《5》、相鉄の《浜13》、京急の《110》の4路線が増えて23路線、停留所も新たに3箇所で乗り降りして24箇所となった。〔87+8=95〕

 この項を入れて、31件のブログ原稿を投稿した。1月からの合計は245件である。内訳(通算内訳)は、未分類2(16)、日記5(43)、読書11(81)、『太平記』5(34)、『神曲』5(35)、映画1(4)、詩2(15)、その他0(17)ということである。1件のコメント、425の拍手をいただいた。1月からの通算ではコメントが39件、拍手が4670、拍手コメントが3件ということである。〔243+32=275〕

 16冊の本を買って、10冊を読み終えた。1月からの通算では97冊の本を買って77冊を読んだことになる。本を購入した書店は2軒である。読んだ本は:亀田俊和『観応の擾乱』、東海林さだお『猫大好き』、フローベール『感情教育 上』、椎名誠『カツ丼わしづかみ食いの法則 ナマコのからえばり』、下川裕治『シニアひとり旅 バックパッカーのすすめ アジア編』、芦辺拓『名探偵 森江俊策』、トルストイ『コサック 1852年のコーカサス物語』、大竹文雄『競争社会の歩き方』、阿藤玲『お人よしの放課後』、金子光晴『マレーの感傷――金子光晴初期紀行拾遺』〔69+10=79〕

 NHK『ラジオ英会話』を18回、『入門ビジネス英語』を7回、『高校生からはじめる現代英語』を6回、『実践ビジネス英語』を12回聴いた。1月からの通算では『ラジオ英会話』が158回、『入門ビジネス英語』が41回、『高校生から始める現代英語』は38回、『実践ビジネス英語』が96回ということになる。このほか、3月まで放送されていた『攻略!英語リスニング』を26回聴いた。
 『まいにちフランス語」の入門編を10回(応用編は1~3月放送分の再放送なので数に入れていない)、『まいにちイタリア語』の初級編を11回、応用編を7回、『レベルアップ中国語』を9回聴いている。1月からの通算では『まいにちフランス語』入門編が62回、初級編を24回、応用編を52回、『まいにちイタリア語』の入門編を35回、初級編を73回、応用編を69回、『レベルアップ中国語』を84回聴いていることになる。〔613+80=693〕

 神保町シアターとシネマヴェーラ渋谷で13本の映画を見た。1月からの通算では4館の映画館で、38本の映画を見ていることになる。今月見た映画を列挙すると:『女が階段を上る時』、『驟雨』、『麦秋』、『学生ロマンス 若き日』、『白痴』、『安城家の舞踏会』、『秋津温泉』、『白い崖』、『喜劇”夫”売ります!』、『芸者小夏 ひとり寝る夜の小夏』、『悪女の季節』、『下町』、『浪華悲歌』である。
 38本の映画を監督別で見ると、①成瀬巳喜男5本(『噂の娘』、『夜の流れ』、『放浪記』、『女が階段を上る時』、『驟雨』、②小津安二郎4本(『非常線の女』、『東京暮色』、『麦秋』、『学生ロマンス 若き日』、③川島雄三3本(『貸間あり』、『夜の流れ』、『女であること』;鈴木清順3本(『野獣の青春』、『百万弗を叩き出せ』、『東京流れ者』)、⑤千葉泰樹2本(『東京の恋人』、『下町』ということになる。小津の無声時代の作品が2本、成瀬の無声時代の映画が1本あるのが特徴になるかもしれない。〔29+13=42〕

 すずらん通りの檜画廊で「七夕会26」の展覧会を見て、1月~見た展覧会の合計は6となった。また横浜での別府葉子シャンソントリオのライヴに足を運んでいる。〔8+2=10〕

 ニッパツ三ツ沢球技場でJ2の横浜FC対大分トリニータ、横浜FC対水戸ホーリーホックの対戦を観戦している。
 ミニトトをAとBそれぞれ1回ずつ当てた。[30+4=34]

 A4のノートを3冊、A5のノートを3冊、0.5ミリ(黒)のボールペン芯を5本、0.4ミリのボールペン芯を2本、修正液を1本使い切った。

 アルコール類を摂取しなかったのは、7月と同じく5日間にとどまった。
 
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