日記抄(4月16日~22日)

4月22日(土)曇りのち雨

 4月16日から本日までの間に経験したこと、考えたこと、前回の補足:
4月14日
 望月麻衣『京都寺町三条のホームズ⑦ 贋作師と声なき依頼』(双葉文庫)を読み終える。作者はこの前に『京都寺町三条のホームズ (6.5) ホームズと歩く京都』というシリーズのガイドブックのような作品を書いているというので、これから探して読んでみることにしよう。

4月15日
 川島真『中国のフロンティア――揺れ動く境界から考える』(岩波新書)を読み終える。中国、台湾とアフリカ諸国との関係、中国とASEAN諸国との関係、金門島から見た中国の対外関係など様々な切り口から中国の対外関係を考察している。1958年に中国から金門島に降りそそいだ無数の砲弾を鋳つぶして材料にしたという包丁業が、島の主要産業の1つになっているというあたり、中華「民族」の一筋縄ではいかない生命力を物語っているように思って読んでいた。

 横浜FCはアウェーで町田ゼルビアに0-1で敗れる。近くでの試合ではあったが、観戦していない。決勝点がオウン・ゴールによるものであったというのが残念である。

4月16日
 望月麻衣『京都寺町三条のホームズ(6.5) ホームズと歩く京都』を読む。登場人物の肖像が描かれているのだが、ホームズこと家頭清貴の祖父「オーナー」の様子が中島誠之助さんにそっくりに描かれているように思われる。

 『太平記』との関連で中西妙子『光厳院』を読み返している。政治的な立場からではなく、和歌と禅の道から光厳院を描こうとしている書物である。日野名子の日記『竹向きが記』を王朝の日記文学の伝統の最後に位置する日記として読み込んでいるのだが、院と名子の関係が今ひとつはっきりしないところがある。この書物では後醍醐天皇の中宮になった西園寺嬉子が『とはずがたり』の著者である後深草院二条の娘ではないかという推測をしているのが気になるところである。最近、二条の生涯を描いた奥山景布子『恋衣 とはずがたり』が文庫本になっていて、読もうかどうか、迷っているのである。

4月17日
 NHK「ラジオ英会話」の”U R the ★!”の会話。
What did Kaguya-hime ask you to bring? (かぐや姫はあなたに何をもってくるように頼みましたか?)
A jewel from around a dragon's neck. (龍が首につけている宝石を)
That's a tall order! (それは難しい注文ですね!)
To put it mildly, yes. (できるだけ控えめにいっても、そのとおりです。)

「彩りの散歩道」では重要文化財の「外交官の家」の写真を紹介している。明治43(1910)年に明治政府の外交官・内田定槌邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により東京都渋谷区南平台に建てられた建物を、平成9(1997)年に横浜・山手に移築したものである。4月10日に「楽しいスケッチ」展を見た後、この建物の中にある喫茶室を利用したことを前回の記事では書き忘れていた。

4月18日
 NHKラジオ「まいにちイタリア語」には
Ci vediamo di fronte alla statua di Hachiko. (ハチ公前で待ち合わせしましょう。)
という文が出てきた。地方から東京に出てきて、ハチ公の銅像を見て、思っていたよりも小さいので驚いたといった知人がいたが、どのくらいの大きさだと思っていたのだろうか。イタリア語ではhは普通発音しないのだが、パートナーのお二人がきちんとhを発音されていたのには感心した。

4月19日
 『朝日』朝刊に島根県の出雲地方でブラジル人が急増しているという記事が出ていた。これも出雲の神様のご縁結びの結果だろうということである。

 NHKラジオ「実践ビジネス英語」は今週から”Job interviews"というビニェットに入る。来月から正式に働き始める社員が事前の手続きのためにやってきたので、日本から派遣されている社員が、社内のことをいろいろと教えるように言われる。
I'd like you to get know each other and for you to tell him about any unwritten rules he should know.  (お互いのことを知って、彼が知っておくべきあらゆる暗黙のルールについて、あなたから教えてあげてほしいのです。) 現実にはあまりありそうもない設定だという気もする。

4月20日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の続き。新たに採用される予定の人物に対し、彼が応募の際に60社ほどに連絡したという話を聞いて、彼の相手をしている人物が思わず質問する:
Did you send your résumé to all of them? (それらすべての会社に履歴書を送ったのですか?)
résuméはもともとフランス語で、「要約」という意味である(日本でも「レジメ」は「要約」という意味で使われている)が、アメリカ英語では「履歴書」というのが普通の意味である。なお、British Englishでは「履歴書」のことをCV = Curriculum Vitae という。biodataという言い方も聞いたが、『ロングマン英和』によると、これはインド英語のようである。

4月21日
 「実践ビジネス英語」の話の続き。就職の面接の際にどのような質問をされるのかということで、
The first question was often, "Tell me about yourself" (最初の質問はたいてい、「自分のことについて話して下さい」でした。) 
I'd find it hard to know where to start if I was asked that. (もし私がそういうことを尋ねられたら、どこから始めたらいいのかがよくわからないと思うでしょうね。) 
 実際のところ、
It's important to keep in mind that the interviewer wants to know is why you've applied for, and why you think you're qualified. (面接担当者が知りたいのは、応募した仕事になぜ関心があるのか、そしてなぜ自分が適任だと思うのかということだけです。それを心に留めておくことが重要ですね。)
 これは業種や、企業の規模によって答え方が違ってくるだろうと思う。

4月22日
 NHKラジオ「高校生からはじめる 「現代英語」」は、”Diet passes Bill to Use Money in Dormant Accounts" (休眠預金)という話題を取り上げた。
A huge number of bank accounts have seen no deposits or withdrawals for 10 years or longer. Government officials say the money from such accounts is going up by about 100 billion yen each year. (10年以上にわたり預け入れも引き出しもない銀行口座がきわめて多くあります。政府の職員によれば、そのような口座の金は毎年およそ1,000億円ずつ積みあがっています。)
 1,000億円という金額が多いか少ないかは、この金額を他のどのような金額と比較するかによって答えが違ってくる問題ではないかと思う。

 ジョン・カスパード『秘密だらけの危険なトリック』(創元推理文庫)を読み終える。この作品については、機会を改めて論評するつもりである。

 ニッパツ三ツ沢球技場でJ2第9節:横浜FC対ジェフユナイテッド千葉市原の試合を観戦する。横浜は今季初めて、ジョンチュングン選手を最前線にあげて試合に臨んだ。前半はこの新しい布陣が機能せず、ロング・パスを多用して攻撃陣を左右に広く展開させるジェフが優位に試合を運んだが、後半になると横浜の動きがよくなり、53分にイバ選手がゴールを決めると、55分には野村選手、61分にはジョンチュングン選手、さらに69分には再び野村選手と立て続けにゴールを決めてジェフを圧倒した。ハーフ・タイムの「世界の奥寺が斬る」のコーナーで奥寺さんが試合のカギを握ると言っていた、第二列の選手が後半になって活躍したことがこの結果に結びついた。それにしても、イバ選手の先制ゴールはすごかった。 
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日記抄(4月9日~15日)

4月15日(土)晴れ、次第に雲が多くなってきている

 4月9日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
4月9日
 『朝日』朝刊の「古典百名山」というコラムに、桜庭一樹さんが「より良い自分を願う旅」としてボームの『オズの魔法使い』について書いていた。ボームはこの作品の続編を、その後も書き続けていて、それらも全体としてみると「より良い自分を願う旅」といえるかもしれない。この物語は何度か映画化されているが、一番有名なのは1939年のジュディ・ガーランドの主演作である。この映画化と原作の間にはかなりの違いがあるが、ネタバレになるので、その点についてはここでは書かない。

 NHKEテレの「日本の話芸」で柳家権太楼師匠の「幾代餅」を放映した。搗き米屋の若い衆が全盛の遊女である幾代に思いを寄せ、3年間働いて会いに出かけるが…というお噺。5代目の古今亭志ん生が得意にしていて、昔ラジオで口演を聞いた記憶がある。権太楼師匠の口演は無難な感じではあったが、若い衆を遊郭に連れていく医者の名前を籔井竹庵にしていたのは工夫が足りないという気がした。

4月10日
 中区山手町のブラフ18番館ギャラリーで開かれたハドソン・テラスさんの第2回「楽しいスケッチ展」を見に行く。桜木町から神奈川中央交通の保土ヶ谷駅東口行き(11番)のバスに乗って出かけたのだが、山手の他の洋館も車中から見ることができてなかなか良かった。東京や横浜の街角の情景をとらえた作品が多く、写実的ではあるが、実物よりもきれいに描かれているのではないかと思うことが結構あった(もっとも絵画とはそういうものである)。
 大学院時代からの友人が長く神戸に住んでいたのが、首都圏に出てきて、久しぶりに会おうということで、この会場で待ち合わせて、その後、市内を散策した。ハドソン・テラスさんも描いている日本大通りに面した建物の中にある店で酒杯を傾けながら、よもやま話にふけった。

4月11日
 NHKラジオ「まいにちフランス語」入門編に出てきた会話:
カフェでハーブティーを運んできたウェイターが、客の女性に対して注意を促す。
Attention, c'est chaud. (気をつけて、熱いですよ。)
Ah, non. Ce n'est pa chaud. (あ、いいえ。熱くないです。)
Vraiment? C'est bizarre. (本当? おかしいですね。)
Mais c'est pas grave. C'est très bon quand même. (でも、大したことないです。それでもとてもおいしいです。)
 フランス語の否定文について、neとpasの両方で作るのが正しいのだが、口語ではneがない文を聞くことがよくあるという。TVなどでフランス人のインタビューを聞いていても、確かにneを使わずに否定文を話す人が少なくないことがわかる。私が学生の頃はそんなことはなかったと思う。言語は時の流れに連れて変化するので、学び続ける、あるいは、少なくとも何年かおきに学びなおすことが必要なのである。

4月12日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」は”First impressions"の4回目。Conservative, understated clothes are your best choice when you meet someone important for the first time. (重要な人物に初めて会うときには、地味で落ち着いた服装が最良の選択です。)とか、The firmness your handshake can be a crucial part of making a good first imprssion.(固い握手は、よい第一印象を与えるのに不可欠な要素である場合があります。)とか、In a job interview, you'll also be juged by the way you handle questions, especially the tough ones. (就職の面接では、質問への対応の仕方、特に難しい質問への対応の仕方によっても評価されます。)など、もっと若い時代に知っておけば役に立ったであろう事柄が少なからず語られた。

 同じ番組の”Quote...Unquote"の時間で紹介された言葉:
Every man alone is sincere. At the entrance of a second person, hypocrisy begins.
---- Ralph Waldo Emerson (U.S. philosopher, poet and essayist, 1803- 82)
(人は皆、一人でいるときには誠実である。2人目が登場すると、偽善が始まる。)
偽善が悪いとも言えないのだけれどもね…。

 歌手のペギー葉山さん死去。息の長い歌手で、ヒット曲も少なくないだけでなく、それが多くの人に歌われる親しみやすい曲であったことも特徴的である。ご冥福を祈る。

4月13日
 「実践ビジネス英語」では、Onething that creates a por impression when I meet someone for the forst time is an unprofessional-sounding email adress. (私にとって、初めての人に会った時に悪い印象を受けるものの1つは、プロフェッショナルらしくないと思わせるメールアドレスです)という発言があり、その例としてsugarpie1212というのが挙げられていた。この日の「ラジオ英会話」でIt's easy as pie.という表現が出てきたので、今日はpieの話がよく出るなと思った。
 If you want to stand out among the candidates, the least you can do is write a thank-you not to a potential employer. (求職者の中で際立ちたいのなら、少なくとも、雇い主になる可能性のある所に礼状を送らなくては。)というのは、もっと若い時に聞いておきたかった助言である。礼状は手書きのものの方がよいということである。

4月14日
 4月12日に映像作家の松本俊夫さんが亡くなられていたことを知る。むかし、映像作品作りの手伝いをしていたころに、仕事の責任者だった人が『薔薇の葬列』の製作にも携わっていたというようなかすかなつながりがあった。ご冥福を祈る。

4月15日
 NHKラジオ「高校生からはじめる『現代英語』」は”John Lennon's Angry Letter sold for $30,000."という話題であった。むかし、リヴァプールに滞在していたことがあり、レノンをはじめThe Beatlesのメンバーの足跡にはよく出会ったことを思い出す。

 ニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCシーガルズと大阪高槻の試合を観戦する。時間を間違えて、終盤だけの観戦になったが、後半に佐藤渚選手がゴールを決めてあげた1点を守って、1-0で勝利する。試合後、「勝利の舞」を披露し、2度目はスタンドのサポーターにも踊るように呼び掛けた。アウェーで岡山湯郷に勝ったのに続き2連勝だそうである。これからも勝ちを重ねてほしい。
 

日記抄(4月2日~8日)

4月8日(土)小雨が降ったりやんだり、風が強かった

 4月2日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
4月2日
 日産フィールド小机でプレナスなでしこリーグ2部ニッパツ横浜FCシーガルズと愛媛FCレディーズの対戦を観戦する。愛媛が17分に先制したが、後半88分に途中出場した柴田選手のゴールで横浜が追いつき、1-1で引き分けた。今年から横浜の指揮をとる能代谷監督は、補強に頼らず現在のメンバーでの底上げを目指すという方針で、どこまで底上げができるかが今後の戦績に現れてくるだろうと思う。

 小机への往復に横浜市営バス39番を利用した。小机駅前に近づくと、4月8日・9日の小机城址祭の宣伝が目立った。以前にも書いたことだが、この城が誰の城だったかということよりも、太田道灌がこの城を包囲し、「小机はまず手習いの始めにていろはにほへと散り散りとなる」という歌を詠んで部下を励ましたという話の方が有名である。

 横浜FCはアウェーでアビスパ福岡と対戦し、0-0で引き分けた。

4月3日
 NHKの語学番組はこの日から新年度に入った。昨年に引き続き、「ラジオ英会話」、「入門ビジネス英語」、「実践ビジネス英語」、「まいにちフランス語」、「まいにちイタリア語」、さらに「レベルアップ中国語」のほかに、今年度から始まる「高校生から始める「現代英語」」をテキストを買って聴き、「英会話タイムトライアル」、「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」、「短期集中! 3か月英会話」、「ワンポイント・ニュースで英会話」、「まいにちスペイン語」はを買わずに、聴くだけにしようと思っている。
 「まいにちフランス語」は「入門編」でまったくの初心者を対象とした放送であるが、「まいにちイタリア語」は「初級編」で基礎的な知識が一応身についている聴取者を対象にしているようである。

4月4日
 NHKラジオ「入門ビジネス英語」は「会ったことのない相手に面会を申し込む〔電話でのアポの取り方〕」の2回目。この番組の講師が柴田真一さんに代わって、これで3年目の放送になるが、年度ごとにパートナーが変わっている。15年度のハンナ・グレースさんは俳優・声優・シンガー、16年度のリンジー・ウェルズさんは学校の先生であったが、今年度のケリー・エリザベス・ホールウェイさんはディズニーやブロードウェイのパフォーマーを経験し、その後日本ではESL英語講師だったというから、これまでのお二人の持っていた要素を兼ね備えているということであろうか。

4月5日
 NHKラジオ「実践ビジネス英語」は”First Impression"(第一印象)というビニェットが始まった。舞台になっている会社のスタッフの1人が、スカウトされて退社することになる。どうやら先方は、彼がとても断れない条件を提示したようである。
But it seems they made him an offer he just couldn't refuse.
 その会社はある管理職が急逝したので、その空いたポストを埋めるために、2週間以内にすぐ全力で仕事にかかれる人を必要としていた。
The company needed someone who could hit the ground running in two weeks to fill a position vacated by an executive who suddenly passed away.
 彼が採用にいたった大きな理由の一つは、元の職場での業績がずば抜けていたことであるが、もう一つ重要なことは彼が初対面のほとんどすべての人に、非常に良い第一印象を与えることであった。
It' also important to remember that he creates a very posiitive first impression with just about everyone he meets.
 就職に際して好条件が提示される裏には必ず、それなりの事情があるというのはよくわかる話である。前任者が急逝したとか、急に辞職したとかいうのであれば納得できる話だが、誰もがすぐ逃げ出すお化け屋敷のような職場である可能性もないわけではない。

4月6日
 NHKラジオ「まいにちフランス語」応用編は昨年の10~12月に放送された「インタビューで広がるフランス語の世界」の再放送だが、昨年の10~12月の初級編が再放送だったために、テキストを買わずに放送だけ聞いていた。あらためてテキストを買って放送を聞くと、気づかされる点が少なくない。
 放送されたトピックの中では東京国際フランス学園(le Lycée français international de Tokyo : le LFIT)の話題が印象に残った:
 Il y a des enfants d'origines très différentes, Des Français bien sûr ; mais aussi des enfants de pays francophones : Belgique, Suisse, Tunisie, Canada, Maroc... (個々には、様々な国籍の子どもたちがいます。フランス人はもちろんのこと、ベルギー、スイス、チュニジア、カナダ、モロッコなどフランス語圏の国々の子どもがいるのです。)
 日本国内の「外国人学校」には多かれ少なかれ、同じ傾向がみられるようである(国外についても同様なことがいえるのかもしれない)。

4月7日
 京唄子さんの訃報を聞く。夫婦漫才で活躍する一方で、女優でもあった。吉川潮『突飛な芸人伝』(新潮文庫)に「私生活のスキャンダルをネタにするのは上方芸人の得意とするところであり、離婚後も漫才コンビを続けた例としてはミヤコ蝶々・南都雄二、京唄子・鳳啓助」(219ページ、そして正司敏江・玲児)とある。もう50年くらい昔になるが、「てなもんや三度笠」などのお笑い番組に、その大口を前面に出して、悪役で出てくる。息を吸うと、舞台にいた役者たちがみんな彼女の近くに吸い寄せられ、吐き出すと急に散らばっていくというシュールなギャグでお客を笑わせていた。あるいは、前田武彦にいじられて怒っている女性タレントがキスマークで連判状を作成したが、2人分だけいやに巨大である→天知総子と京唄子であったというようなギャグを思い出すのである。映画では加藤泰監督の『緋牡丹博徒・お竜参上』だったと記憶するが、元夫婦が同じ屋根の下で一階と二階に分れて商売しているという場面があった。89歳といえば、まず天寿を全うされたわけで、そういう場面を思い出しながら、極楽往生を祈るのが一番の見送り方ではないかと思う。

4月8日
 花まつりであるが、あいにくの雨となった。
 NHKラジオの新番組「高校生から始める「現代英語」」の第1回を聴く。講師はこれまで「ワンポイント・ニュースで英会話」を担当されてきた伊藤サムさんで、パートナーが一昨年「入門ビジネス英語」に出演していたハンナ・グレースさんという組み合わせである。今回は”Artificial Intelligence Saves Life" (人工知能が命を救う)という話題を取り上げている。これまでの「攻略!英語リスニング」がB2レベルという設定であったのに対し、こちらは1段下がったB1で、ラジオの「入門ビジネス英語」、「ラジオ英会話」、テレビの「しごとの基礎英語」とほぼ同じレベルという設定になっている。この結果、B2レベルの番組がラジオとテレビの「ニュースで英会話」だけになってしまったのは、ちょっと寂しい。

 ニッパツ三ツ沢球技場で、J2第7節の横浜FC対京都サンガの対戦を観戦する。雨が降ったりやんだり、風が強いという悪条件で、観客が3千人に満たなかった。前半、風上の横浜と、風下の京都が一進一退の攻防を続け、双方無得点に終わったが、後半になると風下になった横浜の動きがよくなり、とくにサイドからMFジョンチュングン選手が駆け上がる場面が目立ち、61分に左から持ち込んだボールをFWのイバ選手が決めて先制、さらに71分にはPKのチャンスを作ってこれもイバ選手が決めて2点をリードした。FWを入れ替えて反撃を試みる京都の猛攻に対し、横浜は最後まで積極的に戦い続け、2-0で勝利を飾った。イバ選手の2得点が目立ったが、そのおぜん立てをしたジョン選手の活躍も見落としてはならない。神戸からレンタル移籍中の増山選手も途中出場し、期待できる動きを見せた。今後、新戦力が既存の戦力とかみ合って、さらに強力なチームができていくことが期待される。 
 

日記抄(3月26日~4月1日)

4月1日(土)雨が降ったりやんだり

 3月26日から本日までの間に経験したこと、考えたことなど:
3月26日
 横浜駅西口のムービル2で『チア・ダン』を見る。福井県の高校のチア・ダンス部が顧問の教師の熱心な指導に戸惑ったり、反発したり、部が解散することになりそうな危機に出会ったりしながら、全米選手権で1位をとるまでを描く。実話に基づく作品だというが、それでかえって遠慮が生まれてしまったのか、教師にしても、生徒にしても、性格や背後の事情についての描写が浅くなっているように思われる。映画の中に登場する川が、福井市内の川に見えないと思っていたら、最後に出てきたタイトルで新潟市内でロケをしたということが分かり、何かがっかりした。

3月27日
 病院に診察を受けに出かける。X線写真と心電図をとる。

 神保町のすずらん通りの檜画廊で山崎優子えほんしごとと絵しごと展『こどものせかいとポンポロッコの森Ⅱ』を見る。神保町シアターで入場券を買って、まだ時間があったのでキッチン南海でカツカレーを食べる。ここは有名な店だが、これまで入ったことはなかった。その後、東方書店を覗いたら、尾崎雄二郎先生の論文集が並んでいたので、そのうち手に入れようと思う。文房堂で白人のカップルが何やら話していたのだが、何語を話していたのか、まったくわからず。

 神保町シアターで『愛の渇き』を見る。三島由紀夫の原作を監督の蔵原惟繕と助監督の藤田繁夫(のちの敏八であろう)が脚色、あとで原作を立ち読みした(三島は苦手なのである)が、比較的原作に忠実な映画化ではないかと思う。戦後、実業界から引退して阪急沿線(原作では豊中市)に隠棲している実業家は死んだ次男の妻(浅丘ルリ子)を愛人として暮らしているが、その妻は使用人の青年に興味をもっている。主人方の女性と使用人の間に愛情が芽生えるということになると、ロレンスの『チャタレー卿夫人の恋人』が思い浮かぶのだが、ここでは愛情らしいものは生まれないまま、物語はすれ違いで進む。あるいは三島は、ロレンスに対する批判としてこの作品を書いたのかと考えたりした。
 さらに渋谷まで出て、映画のはしごをしようかとも思ったが、体力が続かず。

 NHK「ラジオ英会話」は月末恒例のSpecial WeekでO.Henryの”The Last Leaf"をラジオドラマ化して放送している。この作品は子どものころから知っているのだが、一度も本格的に読んだことがなく、今回の放送を聞いて初めて気づいたことが少なくない。
In a little district west of Washington Square the treets have run crazy and broken themselves into small strips called "places".
(ワシントン広場の西にある小さな区域では通りがでたらめに走りつつ自らを分断しては”プレイス”と呼ばれる細長いエリアをいくつも作っていた。)
 Washington Squareというヘンリー・ジェイムズの小説があって、オリヴィア・デ・ハヴィランド主演で映画化され、オリヴィアがアカデミー主演女優賞をとった。日本では『女相続人』という題名で公開されている。大学の英語の授業で原作小説を読まされた記憶がある。その時の先生は、貴志哲雄さんであった。
 ワシントン広場の西の地域は、グリニッジ・ビレッジと呼ばれ、貧乏な芸術家たちのコロニーができていたのだが、画家を目指すスーとジョンジーという2人の若い女性が意気投合して、共同生活を送っていた。ところがジョンジーが肺炎にかかり、回復の見込みは10に1つしかないと医師に言われる。

3月28日
 「最後の一葉」の第2回。ベッドに横たわっているジョンジーは、窓の外の庭の先の煉瓦の建物を這い上がっている古いツタの葉の数を数えていた。数えきれないほどあった葉が、どんどん落ちてゆく。彼女は
Leaves. On the ivy vine. When the last one falls I must go, too.I've known that for three days. Didn't the doctor tell you?
(葉よ。ツタの。最後のが落ちた時に私も行く。もう3日前からわかってた。先生、そう言ってなかった?)
という。スーはジョンジーを励まそうとするが、ジョンジーは生きる意欲をなくしている。スーはやっとのことでジョンジーを寝かしつけ、世捨て人の鉱夫のモデルをやってもらっている階下のバーマン老人のところに出かける。

 NHKラジオ「まいにちフランス語」の時間の「話してみましょう!」のコーナーで、英語の歌My Wayのもとの歌がフランス語の であるという話題が出てきた。
C'est-à-dire que la chanson anglaise est une adaptation dela chanson francaise. C'est ça?
(つまり英語の歌はフランス語の歌の翻案だということですね。そうですね?)
 My Wayではプレスリーが歌ったものが印象的だったという話だったが、私が思い出すのは江川卓氏と交換でタイガースに移籍した小林繁投手のファンが開いた励ます会で、小林投手が歌ったものである。

3月29日
 「最後の一葉」の第3回。スーとジョンジーの階下に住むバーマン老人は、40年の間ほとんど絵を描いたことがない芸術の失敗者で、プロのモデルに払う金がないような画家たちのモデルになってわずかな金を稼いでいたが、2人に対しては優しかった。スーからジョンジーの話を聞いたバーマンは、軽蔑と揶揄の言葉でわめきたてた。
Some day I vill baint a masterpiece, and ve shall all go away.
(いつか俺が傑作を描いて、そしたら皆でここを出よう!)
 willをvill、paintをbaint,weをveと発音しているのは、ドイツなまりだと説明されていたが、バーマンというのはユダヤ系の名前なので、イディッシュ語に引きずられているのかもしれない。
 昨年7月のこの番組で放送された同じO.Henryの”Witches' Loaves"(魔女のパン)に登場する建築製図士もドイツなまりの英語を話していた。19世紀のアメリカ大陸には、貧困から脱出しようと、あるいは圧政から逃れようと多くのドイツ人が渡来、ドイツ系のコロニーがたくさんあり、ドイツ語で教育する学校も開かれていた。ところが第一次世界大戦でドイツが敵国になると、それらの学校は閉鎖されたという歴史的な経緯がある。

 黒田龍之助『その他の外国語 エトセトラ』(ちくま文庫)を読み終える。

3月30日
 「最後の一葉」の第4回。壁のツタの葉は1枚だけになってしまったが、嵐と北風にもかかわらず、その1枚がそのまま残っていたので、ジョンジーは生きる希望をとりもどす。そしてどんどん回復していくが、逆にバーマンの方が肺炎で入院したという。起き上がることができるようになったジョンジーに、スーはバーマンが死んだこと、あらしの夜に雨に打たれながら最後のツタの葉を描いていたことを知らせる。
Ah, darling, it's Behrman's masterpiece -- he painted it there the night that the last leaf fell.
(ああ、あれこそ、バーマンさんの傑作なの――最後の葉が落ちた夜に、あの人が描いたものなの」

 NHKラジオ「実践ビジネス英語」の”Quote ... Unquote"のコーナーで紹介された言葉は:
Great things are done when men and mountains meet.
        ――William Blake (English poet and painter, 1757 -1827)
(人と山が出会うとき、偉大なことがなされる。)
意味不明な言葉で、そこがブレイクらしいと言えばいえる。壽岳文章訳のダンテ『神曲』にはブレイクの挿絵が使われているので、関心のある方はご覧ください。

 NHKラジオ「まいにちフランス語」応用編は”Fromage ou dessert? (1)  Comment terminer un repas en beauté"(チーズ、それともデザート? (1)食事における有終の美)というテーマを取り上げた。食事の最後に
《Fromage ou dessert?》 Pour une grande partie des convives, on ne fera pas de choix. Ce sera fromage ET dessert.
(「チーズ、それともデザート?」。ほとんどの人にとって、それは選択するものではない。チーズ、それと、デザートになるからだ。)
 私は甘いものをとらないので、チーズだけでいい。

3月31日
 NHKラジオ「まいにちフランス語」応用編の続き(最終回)。
Quant au dessert, tout le monde aime la petite touche sucrée qui vient conclure le repas.
デザートといえば、だれもが、食事の結論となるちょっとした甘いものが好きだ。
 ということは私は例外になるかもしれない。健康上の理由もあるが、甘いものはとらないのである。

4月1日
 NHKラジオ「攻略!英語リスニング」は”Bravery"(勇敢さ)を話題として取り上げた。ある人間が勇敢な行動をするとき、脳でどんなことが起きているか、そしてホルモンにどんなことが起きているかが科学的に解明されてきたという。
Faced with a sudden desperate situation, the brain stimulates production of adrenalin.
(絶体絶命の状況に直面すると、脳はアドレナリンの分泌につながる刺激を出す。)
アドレナリンは行動に備えて、心拍数を挙げたり血糖値を上げたりして体に準備をさせるホルモンで、扁桃体と影響しあっているが、この扁桃体は脳の中にある器官で、決定を下したり、恐怖や不安といった感情を処理したりしている。人によっては恐怖で行動ができなくなるが、恐怖を克服できる人もいる。訓練によって勇敢さを身に着けることもできる、その例としては消防士や飛行機の客室乗務員が挙げられるという。
 4月から英語の番組編成が変わって、この番組がなくなるのは残念である。あと1回残されている放送をしっかり聴くことにしよう。

 森茂暁『足利尊氏』(角川選書)を読み終える。 

2017年の2017を目指して(3)

3月31日(金)曇り、昼頃から雨

 3月の行動範囲は神奈川県内と東京都内に留まった。市区町村レベルでも新しく足跡を記したところはない。
 新たに都営地下鉄・三田線を利用した。また上大岡、坂東橋、新横浜、反町、御成門の各駅を今年になって初めて利用した。
 バスの路線では神奈川中央交通の<横44>を今年になって初めて利用し、新たに2つの停留所を利用した。〔59+10=69〕

 このブログを含めて31件のブログ記事を投稿した。内訳は未分類1(7)、日記5(16)、読書11(29)、『太平記』4(12)、ダンテ・アリギエリ『神曲』5(13)、歴史・地理1(3)、外国語2(2)、映画0(2)、詩1(3)、推理小説1(3)ということである。10(18)件のコメント、622(1923)拍の拍手、1(3)件の拍手コメントを頂いた。〔69+42=111〕

 8冊の本を買い、6冊を読み終えた。読み終えた本は:アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの休日』、ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか?(下) 権力・繁栄・貧困の起源』、神田千里『シリーズ<本と日本史>④ 宣教師と太平記』、天野郁夫『帝国大学――近代日本のエリート育成装置』、今野真二『北原白秋 言葉の魔術師』、黒田龍之助『その他の害古国語エトセトラ』
 読んだ本が6冊に留まったというのは例になく少ない。4月からもっと頑張ることにしよう。〔22+6=28〕

 NHKラジオ英会話の時間を23回分、「攻略!英語リスニング」の時間を8回分、『実践ビジネス英語』を15回分聴いている。1月からの通算はそれぞれ、60回、24回、36回である。「入門ビジネス英語」と「ワンポイント・ニュースで英会話」の時間も聴いているが、前者は再放送であるため、後者は同じニュースが再放送されることがあるため、計算に入れていない。またNHKラジオ「まいにちフランス語」初級編を13回分、応用編を10回分、「まいにちイタリア語」入門編を13回分、応用編を10回分聴いている。1月からの通算は、36回、24回、35回、24回である。〔147+92=239〕

 見た映画は2本である。3月26日に横浜駅西口ムービルで『チア・ダン』を、27日に神保町シアターで『愛の渇き』を見た。1月からの通算では3館で7本の映画を見たことになる。2月、3月と映画を見るのがおろそかになったので、4月からは数を増やしていこうと思う。
〔8+2=10〕

 J2第3節の横浜FC1-0ザスパ草津群馬戦と、第5節の横浜FC0-2徳島ヴォルティス戦の2試合を観戦している。1月からの通算では2競技場で7試合を観戦していることになる。4月からはシーガルズの試合、あるいはYSCCの試合もできるだけ見るようにして、数を伸ばしていこうと考えている。〔7+2=9〕

 A4のノートを3冊、A5のノートを2冊、0.5ミリのボールペン芯を1本、0.4ミリのボールペン芯を1本、テキストサーファー(黄)を1本使いきった。

 3月に入ってからは、富士山が見えなくなった(1月からの通算で、見えたのは11日である)。アルコール類を口にしなかったのは9日で1月からの通算では18日ということになる。
 月の初めには、花粉症に加えて風邪を引き、かなり苦しめられた。また、税務署に確定申告、お寺に墓参りに出かけた。グリーンジャンボの4等が1枚当たった。510回からずっとミニtotoを買っているのだが、一向に当たらない。
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